azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「GODZILLA 決戦機動増殖都市」ネタバレ有り感想。論理か感情か?人間らしさを問う。

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期待と、そうは言いつつもやっぱり少しの不安を抱いて観に行った「GODZILLA 怪獣惑星」、通称アニゴジの第一作は、期待通り、そしてまた予想を裏切り、大傑作でありました。

そして、今度は100%の期待で迎えたアニゴジ第二弾「GODZILLA 決戦機動増殖都市」だったのですが、これまた予想の斜め45度を行く快作でした!

いやあ、今回も非常に面白かった!

小美人登場!

前作のラストで、主人公たちを助けてくれた謎の種族は「フツア」ということがわかります。

そしてこのフツアが「モスラ」に出てくるインファント島の部族をなぞらえたものだということがわかってテンションがいきなり上がります! そうだよね!と。

もちろん、フツアの双子の女の子は小美人を模したキャラクターでした。キャラデザもとても可愛くて、ナイスです。

しかも、人類が地球を脱出してから2万年が経過した中で、どうもフツアは人類の生き残りではなく、新しい種族なのではないか、という謎が立ち上がります。彼らは鱗粉のようなものを纏っているという…。

これはまさにモスラじゃねえか!と思って更にテンションが爆上がり。こうやって旧作をカリカチュアしつつ、新たな展開に持ち込むという演出は、オールドファンにはとても嬉しいし、上手いですね。

そしてまた、「ビルザルド」という極度に科学技術が発達した宇宙人種族がフツアのことをしきりに「虫けら」と言うのですが、これはえてして文明人が持ちがちな差別意識への批判と、もう一つ、フツアがモスラと関係があることを臭わせるダブルミーニングでもあるのでしょう。

ここがわかるとちょっとニヤリとしてしまいますね。お前らバカにしてるけど、その虫、スゲエ強ぇぞ、ってね。

メカゴジラ登場!?

そして今回はメカゴジラゴジラと対決する、というのがメインなのですが、いわゆる「メカゴジラ」は出てこないんですねぇ。ここを評して文句言ってる人いっぱいいるみたいですが(^^;;

今回はメカゴジラは「ロボット怪獣」としてではなく、かつて起動前にゴジラに破壊されたメカゴジラを元に「メカゴジラシティ」としてゴジラを殲滅するという斬新なアイデアメカゴジラをそのまま出さずに要塞都市として登場させる点がにくい。よく考えたなぁ、と逆に僕は関心してしまいました。だって、ゴジラ対メカゴジラなら、過去何回もやりましたからね。

レアメタルという、ビルザルドが開発した物質が文字通り増殖して都市を作っていくんですけど(そこらへんの原理はさっぱりわからない)、それは、現実にある都市とは、区画整理やビルの高層化を通して増殖していくもので、ある種生き物のようなものであることの比喩のように思えます。

加えて、都市とは「人工」「文明」であるものの最たるものとも言えます。

そんな「都市」を「メカゴジラ」として自然の破壊神たるゴジラと対決させるのはある種「正しい」発想とも思えたんですね。

そもそも西洋の城塞都市は自然の一部を自然から切り離し、対自然への人間の意志の象徴でもあったように見えます。

今回の話は人工(つまり人間)対自然(つまりゴジラ)というテーマがかなりわかりやすく提出されている、と言えるかもしれません。

ロボット登場!

そんな感じで、メカゴジラは出ないものの、メカゴジラを作ったレアメタルを使用して、空飛ぶロボットを三体作ったのは胸熱でしたねぇ。

デザインもカッコいいし、これはもうほとんどロボットアニメと言っていいんじゃないでしょうか。

ゴジラ対ロボット(メカゴジラがありましたが、あれは『ロボット怪獣』。そうではなく、ロボットヒーローアニメに出てくるようなやつ)、という、よく考えたら初の対戦だったわけです。

スピード感溢れる空飛ぶロボットとゴジラ放射能火炎の対決は実に見ごたえがありました。

次はキングギドラ登場?!

で、今回そんな風にして主にストーリーに絡んでくるビルザルドという種族の他にもう一つ「エクシフ」という宇宙種族がいるんですけど、彼らは地球人と同じように怪獣に文明を滅ぼされた、というバックボーンがあります。

そして今作の最後に、そのエクシフの文明を滅ぼしたのが、「ギドラ」ということがわかります。

キター! キングギドラ! わかっていたけど、やっぱり嬉しい!

基本、エクシフは宇宙人なので、英語である「キング」を冠さないところが自然ですねw ここら辺の言葉のチョイスって大事ですよね。

ちなみに、初代メカゴジラの腕にはブラックホール第三惑星人が作ったにも関わらず「MG」と英語での意匠が施されています。地球人に対するメッセージですかね? メカゴジラという名前を付けたのは宮島博士という地球人なので、盗聴されていた可能性もなくはないです。ちなみに「メカゴジラの逆襲」では腕の意匠が「MG2」となっているあたり細かい仕事しますね、ブラックホール第三惑星人。

話を戻すと、このエクシフはキングギドラ初登場時の金星人をなぞらえたものだったんですねぇ。これで役者は揃いました! まぁ、ハナから揃ってはいたんですけど、揃っていたことが判明しました!

これぞアニメならでは!

それにしても、今回もアニメなのに、凄まじいまでのゴジラの巨大感をうまく演出していたと思います。

大迫力のゴジラを描き切っているし、アニメ最大の武器である、「あり得ないほどの大きなスケール」を如何なく発揮しています。

ゴジラをアニメ化するに当たって、「アニメならでは」という要素で存分にゴジラを表現しているなぁ、と今回もまた思わせてくれました。

ここだけでも、ゴジラをアニメ化する意義はあったと思います。かつてないほどのスケールのデカいゴジラ

人間らしさとは、論理か、感情か?

そして今回もまた、人間論にまで言及している点も見ごたえがありました。

人間らしさとは、論理か、それとも感情か。優れた文明を持つものはどちらをより強く持つものなのか。そんな問いかけがなされたように思います。

そしてこの映画では、論理よりも感情を持つ者こそがより上位の文明を作るのではないか、という答えを出した、と僕は見ました。

論理だけを突き詰めてそれらを捨ててしまうと、それは怪獣、つまりは自己破滅へと至り、人ではなくなってしまう、という結論であったように思います。

そういえば、岡田斗司夫チャンネルのブレードランナー特集で、原作のブレランのテーマは「人ではない、人らしきものを破壊すると、人間性を失う」ということだ、という言及があったことを思い出しました。

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論理的に考えれば「人でないもの」をいくら破壊したところで、特に困ることはないと思います。しかし、人ではなくても、それに似たものを壊してしまうと、その人はもう人ではなくなってしまう、というのはそれは感情であるように思います。

ここらへんも論理である言葉を使って説明するのは難しいけれど、感情で、言葉を使わずに「思う」と、なんとなく理解できるような気がしてくるのです。

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ディズニーリゾートのお土産は缶入りお菓子で決まり!

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ディズニーリゾート行きてェー!

いやー、もう一年以上行ってないですからね。かつての年パス持ちとしましては、やはり郷愁感というか、過去写真とか、家にあるグッズを見ると、また行きたいナァ、と思うのは人情というものです。

もう今は年パス持ってないですけどね。さすがに高いし、その上除外日なんつーものまで設定されてしまいました。「おいおいおい。年パサーは来るなってことか?」と被害妄想気味に(妄想じゃない可能性も低くないけど)勘ぐってしまいますが、ちょっとやっぱ不便ですよね。

だったら、スターライトパスポートとかアフター6パスポートでいいんじゃないか、と思いまして、年パスを買うのはやめにしたのです。

まー、そうなると、かつての年パス貴族のような楽しみ方は難しいかもしれないですけどねー(^^;;

と、いうわけでグッズなんですけど、今回紹介したい「俺のお気に入りディズニー懐かしグッズ」は、お菓子の缶カラです。

 

物的証拠が欲しい

これ買ったのは、2014年ですね。その時のイースターイベントが開催されていた時のものとなります。ちなみに年パスはその年の9月に初めて作ったので、まだワンデーだった時ですね。

ワンデーだもんだから、当然の如くすっげえ気合い入れて、入魂でインパ(In the Parkの略。ディズニー用語です)したんですよねぇ。

そんなわけで、当然のことながら記念品が欲しい。お土産ですね。もちろん、写真も動画も撮りまくりなわけですが、なんというか、こう、手で触れる物質的な「証拠品」、エビデンスが欲しいじゃないですか。リヴィング・イン・ザ・マテリアルワールドっていうくらいのものですからね。

というわけで、あれは帰りだったですかねー。仲見世通りにある土産屋だったと思います。なんか良いのねぇかなー、って物色していました。

そして、会社の同僚へのお土産がてら、お菓子を買うことにしました。それも、紙の箱ではなく、缶が良い。ここがポイントです。

まん丸のフォルム!

色々選んでいたら、もう、これしかない!ってのがありました。それが冒頭の写真にあるお菓子の缶カラだったのです。

買う決め手となったのは、何と言ってもこの丸いフォルムの缶です。

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どーですー? 可愛いじゃあないですか。

ちなみに裏はこんな感じ。ピンクのタータンチェック! 可愛い!

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多分これ、イースターエッグをシミュレートしたものだと思うんですよね。そもそも、こういう感じで全体的に丸みを帯びた缶の入れ物、ってほぼ見たことがありません。こういう珍しさもポイント高いです。

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そして、よーく見てみると、細かく木目調のデザインが施されています。こういう芸の細かいところにも非常にこだわりを感じてナイスです。

それに、丸の形としては真円、いわゆるまん丸ってやつで、変に卵型になっていないのが更に好感度アップ。この、「実は卵を模したんじゃないのォ?」という含みを持たせているところが重要なのです。

イラストはもちろんレトロミッキー&ミニー

しかも、レトロミッキーというのが男気満載です。

最近の白目の入ったミッキーもつぶらで確かにかわいいですよ。でも、僕はやはり古き良き、このレトロな黒目のミッキーが大好きなのです。

なんというか、歴史を感じられるようなところがあるし、まぁ、こういうこと言うと少々問題あるかもしれないけど、言います、媚びてる感がない。硬派です。

やはりキャラクターデザインは必要以上に可愛くしない方が可愛いのです。

だから、僕の中でのミッキーグッズはレトロミッキーが基本なのです。

その点、この缶カラのミッキー、そしてミニーちゃんはレトロ! しかもイースターバニーの「コスプレ」をしているじゃあありませんか。可愛い! 間違いない! ちょっとイースターで浮かれてコスしちゃってる感がたまらなく可愛いですよね。

この、ミッキーとミニーの何を着せても似合う、ベストドレッサー的なところも、僕がディズニーキャラの中で特に好きな点なのかもしれません。

実用的である

そして、このお菓子の入れ物が缶である点が最重要で、これオブジェにもなるんですよね。

紙と違って、固くて安定しているもんだから、部屋に飾っておける。

しかもしかも、小物入れにもなるんです。僕は今、紅茶とかのティーバッグ入れに使っています。こうして実用性も兼ね備えているんですよねー。

そして、何より記念になる。なんせ季節モノですから、もう二度と手に入らない、という希少性も俺の物欲を満たしてもくれるのです。フフ。

もちろん、美味しい!

ちなみに、この缶の中身、チョコレートが入っていました。しかも、一個一個、ビニールの袋に包んである気の使いよう。素晴らしい!

味の方はですねー、随分昔のことなので忘れてしまいましたが(^^;; それはもう間違いなく美味しかったと思います。

なぜ、間違いなく、と断言できるのかと申しますと、僕、ディズニーリゾートのお菓子はめちゃくちゃ食いまくってるんです。そして、そのどれもがマジで美味い!

だから、このチョコレートも美味しかったことは間違いないんです。

こういうところに、力入れまくってるディズニーリゾートって、やっぱすげえよな。

というわけで、オブジェにもなる、小物入れにもなる、しかも美味しい、ディズニーリゾートでのお土産は、圧倒的に缶入りお菓子をお勧めさせていただく次第であります!

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「ジュラシック・ワールド/炎の王国」ネタバレ有り感想。恐竜は「可愛く」ねぇー!!


ジュラシック・ワールド/炎の王国」がですね、世間的には非常に人気があるみたいなんですけど、僕すごく嫌いでw

前作がひどかったので、観に行く時も全然期待していなかったんですけど、今回は前作以上に変な方向へ進んでいたと思います。

期待すらしてなかったんなら、観に行かなきゃいいじゃん、と思われるかもしれませんが、そこはそれ、恐竜好きとしては行かなきゃいけないのがジュラシックパークシリーズなのです。

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良かったところは、少しあった

良い点としては、冒頭がすごく良かった。これぞジュラシックパークという感じ。そういった意味ではすごく期待させたんですけどね。

あとは、暗闇にいる恐竜を徐々に出していく感じはすごく上手かったと思います。何よりカッコ良かったし。こういったところは、さすがハリウッド映画という感じですかね。しかし、そこまででしたねー(^^;;

恐竜を愛玩動物にすんじゃねぇ

全体としては、まぁやっぱりダメで、やはりシリーズ物はどんどんダメになっていく宿命にあるのかなぁ、と思わざるを得ません。

まぁ、今シリーズはマイクル・クライトン原作じゃないですからね、仕方がない面もあると思います。やっぱりマイクル・クライトンはすごかったのです。

じゃあ、今シリーズの何が嫌かって、恐竜をペットに貶めてるところです。今作も前作同様でした。

全体を流れていたのは「恐竜可愛い」という非常に軟弱なコンセプトだったんです。

違っげーんだよ! そーじゃねーんだよ恐竜は!

あのな、デカくて強くて怖くて、それでカッコいいのが恐竜だろ?! 可愛さの欠片もないし、そんなもん、あっちゃいけねーんだよ! うらあ!

恐竜ってのはな、音楽で言うとメタルなんだよ!

もう、全然わかってねぇ。

そんな感じで、少し取り乱してしまいましたけどもね、恐竜を愛玩動物にしようという意図が明らかでした。

その一方、パニック映画としても描かなくてはならないので、その両方で引き裂かれているような感じでしたね。

今作の動物愛護は違う気がする

そんな「可愛い」恐竜ですから、動物愛護的な視点で物語が進行してしまっているんです。

動物愛護、いいですよ。僕だって、ペットを捨てたり、虐待したりするニュースを聞く度に、ホントに気分悪くなるくらい怒りが湧き出るし、絶滅危惧種の話を聞くと暗澹たる気分になってしまいます。

でも、今作の恐竜に関してはそれは全然違うんです。

なぜなら、ジュラシックパークの恐竜は人間が遺伝子操作で強引に生み出してしまったものだからです。謂わば、特定外来種を自ら生み出してしまった感じ。つまり、人間の過ちなんです。だから本来なら駆除しなくてはいけないのに、あたかも良いことをしたかのように保護している。

まぁ、これもね、人間の都合で生み出された生物を人間の都合で排除するってどーよ?的な視点もあり、だからこそ大事にしなくちゃー、みたいな論も成り立ちはすると思います。

でも、僕はそうは思えなかった。

本来存在するはずのないものを生み出したのなら、やはり駆除しなくてはいけないし、そうして駆除してしまった罪を永遠に背負って、二度とそんなことをしないようにしなくちゃいけない、と思います。

また、その点に対して、主役側の登場人物がえらい無自覚無反省なんですよね。そこにすげえ苛立ちを覚えてしまいます。

ただ、数学者であるイアン・マルコムが人間の所業について警鐘を鳴らしているのは、製作者側のせめてもの良識を見せた感じでしょうか。

テーマ拡がりすぎ

物語はその後、遺伝子操作で生まれた人間の子供まで登場させてしまうんですね。もう、これ完全な迷走でしょう。

遺伝子操作で作った恐竜ってのは、この物語の根幹を成すテーマ、究極の科学は進化か暴走か、ってのがあると思うのですが、それを人間にまで拡げちゃダメでしょ。

テーマが拡がりすぎちゃって、なんかボヤけるし、何より主役であるはずの恐竜までボヤけてしまいます。だって、恐竜を復活させるのならまだしも、人間を遺伝子で作っちゃうってなったら、恐竜よりも大問題でしょ! そっちで映画一本取れるわ。

しかもですね、その子が遺伝子操作で生まれたっていうことの分かり方も、なんか唐突なんですよね。決してドラマティックではなかったんです。いや、一大事でしょ!

で、更に、ラストにその子が恐竜を野に放ってしまうんですね。おいおいおい!と。何してくれてんだ!と。

映画では「優しさ」の象徴のような演出が成されていたんですけど、冷静に考えてみれば、これ悪の所業でしょ。ここも納得がいかなかったですねー。

もうこれ、恐竜映画じゃねーよ

あと、新恐竜なんですけどね、もう恐竜じゃなくて、単なるホラー映画のクリーチャーですよ、アレ。なんか、カッコ良さよりも不気味さが勝っちゃってるし。こういったところは、西洋人のモンスター観が出てる感じですよね。

モンスターとは人間が対峙すべき対象であるから、不気味であったり、気持ち悪くなければならない。

逆に日本人にとって、怪獣とは畏怖すべき対象なので、神々しかったり、カッコ良くなければならない。

ここらへんの違いですよね。

そんな感じで恐竜がメインのはずの映画なのに恐竜を描けていない、というパラドックスに陥ってしまっていた、まぁ、駄作ですね。

 

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BUMP OF CHICKEN×トランスフォーマーコラボTシャツで同じ轍を踏みそうになる俺奮戦記

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去年、久々にBUMPのライヴに行ってきて、それはもうホント最高だったんですけどね。

その前の段階での出来事です。公演日が迫るさなか、ツイッターである情報が解禁されました。


ドーム用新グッズにトランスフォーマーとのコラボグッズが発売される。


もうね、これホントマジ絶対欲しくて! しかもTシャツとフィギュアの二つ!

正直、僕はトランスフォーマーにはあんまり興味がありません(ちなみに、チャマが興味ありまくりだったみたいで、それで実現したコラボです)。

じゃあ、なんでそんな興味ないお前がトランスフォーマーとのコラボ商品が欲しいのか?と問われれば、そこで使用されるイラストに興味ありまくりなのです。

今回、キャラデザを担当したのが、錦織敦史氏だったのです!

俺にしてみりゃBUMPとグレンラガンのコラボ!

錦織敦史とは誰か? アニメにちょっと詳しい人に対してなら、今更説明の必要のない方なのですが、かの「天元突破グレンラガン」のキャラクターデザインをした方なのです!

僕はグレンラガンが超超超超超大好きで、俺の心に残るアニメベストテンには必ず入る作品なのです。

そのキャラデザを担当された方がBUMPを描く! これはもう、買うしかないでしょ!

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BUMPはイラストと親和性がある

僕は常々、BUMPって漫画の中から飛び出してきたようなルックスだなぁ、と思ってきました。

藤くんは長身ですごく細身でウルフカット気味の長髪で、長い前髪で目が隠れちゃってて表情がよくわからなくてミステリアスだし、その藤くんと双子か、ってくらい似ているヒロは更に細くて長身で、チャマは小っちゃくて、可愛い系のオシャレさんだし、秀ちゃんは質実剛健なドラムでメンバーを根底から支えてる印象。

要は四人集まると、いかにも「俺たちバンド組んでます」ってな風貌なのです。それぞれのキャラのバランスが抜群なんですよね。

それに彼ら、何というかフォトジェニックなんです。ここらへんはビートルズと共通した特徴かなと思ってて。

正直、取り立ててイケメンなわけではない、でも、写真を撮ると、なんというか、すごく収まりが良い。もちろん、カッコいいんだけど、カッコいいだけなら他にもたくさんいる。でも、彼らにしか出せない雰囲気、収まりの良さがあるんです。

そういった、ある種の「ルックスの良さ」がイラストにした時の親和性の高さなのかな、なんて思います。

しかも彼ら、幼稚園の頃からの幼馴染で、普段からいつも一緒にいるらしいのです。まさに漫画にありそうな設定!

あと、彼らが長編漫画のような世界観を歌ってるから、というのも大きいとも思います。

とにかく俺の中でBUMPって漫画なんですよね。

だから、ファンの方々が描く、愛に溢れるBUMPの絵を観るのも、ものすごく大好きなんです。

そして今回、俺の大好きなアニメのキャラデザをした方がBUMPを描くんですから、そりゃ欲しいというものです。

同じ轍を踏む?の巻

しかしですね、そういった有名イラストレーターとのコラボ商品って、前にも一回あったんです。それは、すしお氏とのコラボTシャツ!

すしお氏も、今更説明の必要のない方で、この方は「キルラキル」のキャラデザインを担当された方です(偶然にも「グレンラガン」「キルラキル」は俺の大好きな脚本家・中島かずき氏の筆によるもの)。

これ後から知ったんですよねー…。ホントもう、文字通り後の祭り…。まぁ、その時はちょっとBUMP離れてた時期だったのもあり、チケットも多分取れなかったってのもありますが…。

しかし! 今回はそんな同じ轍を踏むわけにはいかないのです!

そして当日。勇んで、開場の15時(5分ほど遅れた)にドームに向かったわけですが、そこには既に長蛇の列が…! なんで?

グッズ売り場は開場前に既に開いていたのでした。そして、後で調べたところ、前日からの徹夜組もいたそうで、早朝から既に長蛇の列となっていたのでした…。

当然の如く、その日は両商品とも売り切れ。仕方なく、これも欲しかったマスキングテープを買ったのでした。(それに関しては、購入できて素直に嬉しかった)

ただ、俺の前に並んでた奴ら、アホみたく買い込んでいて、レジで一人の客に対してえらい時間がかかっていた。あれ転売ヤーとかも混じってたんじゃねぇか? そんなんだから、俺が「マスキングテープひとつ」って頼んだら、レジの姉ちゃんが、「それだけで、大丈夫ですか?」と心配そうに聞いてきた。それくらい、みんな買い過ぎだ。Tシャツとか一人何着も買ってたもんな…。

翌日、同じ轍を踏みそうになるの巻

そんなわけで一日目は敗退…。

しかし! ドーム公演は2days! 翌日は買い物だけのために朝10時45分に到着。

当然の如く長蛇の列ですが、レポ通り、徐々に列は短くなって、混雑も緩和されていきます。

なぜ10時45分か、と言うと、前日に物販レポを読んだところ、11時からは列が短くなり(それまでの時間帯は2、3時間待ち)、フィギュアは12時半売り切れ、Tシャツは15時半売り切れだったからです。僕は朝が弱いので、なるべく早起きのダメージを減らしたかったのです。しかし、この気合いのなさが、当然の如く後々響いてくるのですが…。

さて、到着して早速列に並んで待っていると、11時過ぎくらいからホントに列が短くなりました。よしよし、想定内想定内。

ところが、です。いざ物販エリアに入って物販ブースに並んだら、グッズ一覧のポスターにはフィギュアは既に完売の表示。マジかーッ! オゥ、マーイ。

そしてそして、TシャツのLサイズも売り切れ! 昨日よりペース早ぇぢゃねーか! もっと早くに来るべきだったぁー…。

しかし、悲劇はこれだけに留まりません。前の奴がえらい買いまくって時間をかけやがります。

どんどん商品が売れていく。焦りまくる俺。

そして、状況に変化がないまま、遂に俺の順番が来た。まだMサイズは間に合いそうだ。

ところが、です。人間というものは不思議な生き物ですね。こともあろうに、僕はLサイズがまだあるかどうか確認してしまったのです! この緊急時に! Mサイズで着れるだろう、自分! そんなにデカくないだろう、俺!

店員のおっちゃんは親切にも確認してくれます。しかし、その気遣いが仇となります。どんどん時間は浪費されていきます。確認の結果、Lサイズはなく、じゃあMを、と頼んだらその間に売り切れ。ぐはっ!

仕方がないので、勢いだけでSを買ってしまった。

着れんのか?

と思ったけど色々と後の祭り。後の祭りPart2。

はあ~ぁあ。

欲しいものは一応買えたものの、溜め息混じりです。ためいきロカビリーです。ギター抱いて寝転がりたい気分です。You just wanna dance.

しかしです。傷心気味に物販エリアを後にしようとすると「コラボT、S売り切れましたぁー」の声が。

ギリギリセーフだったんです!

ハァー、買っといてよかったァー。ナイス俺!

そしてそして、家に帰って、去年買ったサマソニのフェスTがSサイズだったことを思い出し、比べてみたらほぼ同サイズ! 同じSでもモノが違うと全然違うから心配だったんですけど、結果丁度良いサイズだったことがわかって大勝利。

だけどこれ、まだ着ていないんですよねー(^^;; 暑い季節はまだだし、着る機会がない。実際着たらどうなるかはわからない、という怖さはまだ残ったままです。

やっぱカッコええなぁ

そして、こうして見ると、やっぱカッコいいですねぇー!

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絵のタッチとしてはかなりデフォルメされていて、「パンティー&ストッキング」を彷彿とさせます。というより、その世界観でデザインされたのでしょう。

Tシャツの地の色はブラックとなっております。やはり黒だとイラストが映えますね。

そしてそして、やはりさすがですね! 四人それぞれの特徴をバッチリ掴んでいると思います。藤くんの前髪から覗く若干目つきの悪い目。その藤くんにヒロは瓜二つ(ホント双子だなw 違いは前髪から目が両方見えるところだけか?)。チャマは最近のトレードマーク・金髪で強気そうな表情。秀ちゃんも最近のトレードマークの髭パーマで後方中央からバンドを支えています。

襟もとにはBUMP OF CHICKENの文字。これは今回のツアーのトレードマークですね。

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そして後ろはこんな感じ。シンプルですね。

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後ろにはトランスフォーマー35周年のマークが。

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いやー、改めて見ると、ホント、買って良かった! もう着れなくてもいい! この絵を俺が所有してるというだけで、ホント嬉しい!(ホントは着たい)

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「斬、」ネタバレ有り感想。謎映画だった…しかし!気になる。


塚本晋也監督出演、池松壮亮主演、蒼井優出演という観る以外ない「斬、」という映画をね、観たんですけど、正直今ひとつよくわからない映画でした。

すごくカッコいい映画ではあったんですけど、何が言いたいのかなー、と思ってしまいまして、観終わった後、かなり謎が残る映画でした。

そして、その謎が「ま、いっかぁー」と捨て置けるようなものではなく、いつまでも頭に残るような、何か気にかかる謎さ加減だったんです。

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出演者は鉄板!

出演者ということでは、先ずは池松壮亮ですよね! もうこの人は色んな監督さんが使いたいとラブコールを送るほどの俳優で、ワタクシもその独特な存在感と演技力にやられてしまった一人であります。

それから本作の監督であり、準主役的な役どころで出演もしている塚本晋也! 「シン・ゴジラ」では癖のありそうな学者役だったりして、どちらかというとインドア派的な役柄を多く演じる印象がありますが、今回は凄腕の剣豪の役。そしてそれをまた如何にも強そうに、触れれば切れるくらいのヤバさ、そして重厚感を持って演じています。ホントにあの役と同じ人か?ってくらいの変貌ぶりで、存在そのものが変化したくらいの振り幅はまさに名優のそれだと思います。

あと、蒼井優はね、ウザかったw これはそういう役なんですけどね。例えば、自分が行くと言った塚本ではなく、池松に仇討ちをさせようとしたり(弟が殺された原因を作った池松を殺そうとしたのだろうか? ここも謎な点でした)、来るなと言った塚本の制止も聞かずに仇討ちについて行って、結果悪侍たちに犯され、助けた塚本を殴ったりと、やることが無茶苦茶。しかし、それ故に物語を動かしてもいるし、女の本質をも描いている、ようにも思いました。

そして、何と言っても悪侍集団のボス格の顔がインパクトありすぎて、良い顔してンなぁー、と顔だけで感心してしまい(もちろん演技もインパクトあった!)、調べてみたら、元 Blanky Jet Cityのドラム・中村達也だった。浅井健一以外顔知らなかったからわからなかったけど、いやー、このバンド自体、学生の頃、ブランキーファンの友達が「怖い」と言っていたくらいだから、そりゃ怖いわなw いやでも良かったですねぇ。さすがと言うべきか。

また、蒼井優の弟役の前田隆成が良かったですねぇ。

物語は…よくわからない

物語の最後は池松演じる若く腕の立つ、でも人を斬ったことがない侍が、老いた凄腕の侍・塚本を斬り殺して、暗闇の中、森の中へと消えていく、という感じ。

でも、正直何を言いたいのかわからなかったんですよねぇ。

塚本は何か病のようで、もう先が長くない感じな上、悪人侍に一太刀浴びせられ、深手を負っている。

だから、腕の立つ若い侍の踏み台になろうとしていた、ということでしょうか。若い侍を育てることにより、忠義(幕末の世、という設定)を果たそうというのでしょうか。今ひとつよくわからなかったんです。

あとは、グロかったですねぇ(^^;; いくら仇討ちとはいえ、塚本の殺し方がエゲツない。とはいえ、意図はわかる気がします。塚本晋也としては、暴力による「痛み」を観客にわかって欲しいのだと思います。

映像はめちゃカッコいい!

ただ、絵作りは極めてカッコ良かったです。

先ず冒頭のタイトル字の演出がカッコいい。「斬」の横線の部分が、こうグーッと長く、画面いっぱいに引かれるのには意表を突かれました。これがすごくカッコ良かったんですよね。掴みはいきなりOKという感じ。

そして、全体的に薄暗く、夕闇だったり、家の中だったり、とにかく暗いんです。でも、それが却って光を際立せていたと思います。

壁越しの池松と蒼井の情事もこの暗闇のシルエットの効果がてきめんで、非常にエロ美しいシーンとなっていました。夜、刀を抜く練習をしている池松の姿など、とにかく役者をカッコよく映している。闇を使った光の演出が見事でした。

またセットも良くて、屋根や外壁に着生植物が生えた小屋とか、洞窟にある悪人侍のアジトの感じとか、作りに趣がありましたねぇ。

また、小屋もそうなんですけど、田んぼや森の中など、自然の緑や雨などの湿潤な湿気の感じが「生」を感じさせます。こういった全体的な背景から察するに「生」というのが一つのテーマなのでしょうか。池松も二回ほどオナニーしてたし。

そして、気になる…

そんな感じでですね、絵作りがカッコいい時代劇ではあったので、楽し目はしたんですが、今ひとつよくわからない。そしてそのわからない感じがどうにもこうにも気になる。

で、ですね、映画.comのレビューを覗きました(^^;; そしたらまー、色々と書いてあったんですが、一つ、腑に落ちる感想がありました。

あれは現在の日本の武力にまつわる状況の比喩なのだ、と。

池松は日本の自衛隊で、塚本がアメリカ、村人が日本の国民で、悪侍が外敵なのだ、というんです。

なるほど!と、ハタと膝を打ちました!

そう解釈すると非ッ常ーに納得がいきます。しかも、塚本晋也はこの映画は反戦映画と言っていたそうです。

これは間違いない。見知らぬ人、ありがとー!(←)

そういう相関関係だと、それまで謎だった映画内での出来事が見事に合致していきます。だから池松は戦いたがらなかったのか、とか、塚本が池松に人斬りをさせようとしたのか、とか。

そして、おっそろしいのは村人が日本国民であることですね。この比喩が実は一番怖い。

 

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