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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「鬼滅の刃」第十四巻ネタバレ有り感想。時透無一郎と炭治郎は似てる?!


鬼滅の刃」全巻感想もようやく半分を越え、今回は第14巻。全部で23巻なので、遂に残り10冊を切りました!

残りあと一桁と思うと、ゴールが少しだけ見えてきたようにも思いますが、まだあと9冊という思いもあります。

あと少しだな、と感じれるのは、やはり残り5冊を切ってからでしょうかね。

というわけでこの第14巻なんですけど、前巻に引き続いて基本的にはバトル巻です。でも、今回はバトルの合間に結構人のドラマが描かれていて、読み応えはあったと思います。

ただ、今回上弦の鬼を一匹やっつけるのですが、鬼のドラマはなかったですね。そこはちょっとだけ物足りなかったかも。でも今回は柱のドラマがありました。

そういや、鬼と柱、双方のドラマが描かれたことはなかったかも。一バトルについて、描きこむドラマは一つ、ということなのかもしれませんね。

そうそうページ割いてられないということかもしれません。テンポが悪くなるというか。

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引き続きバトルにもギャグ要素

前巻の感想で、バトルの中にもちょいちょいギャグを挟むことが目に付くようになった、と書いたのですが、今回はもっと大胆にギャグを取り入れるようになりました。

先ずはやっぱり無一郎と6位の鬼の口喧嘩ですかねw サブタイトルもそのまま「悪口合戦」!

いや、すごいですね。振り切ってきましたね。で、この悪口合戦、さすが時透先生、常に押し気味に進め、最終的に勝ちます。

悪口合戦の勝利、それは相手をブチ切れさせることです。

こういうのって、先に怒った方が負けですからね。相手の最もプライドを持っているものにケチをつけて、見事クリティカルヒットを与えます。さすが、人をムカつかせたら右に出るもののいない時透先生です。

この悪口の応酬もなかなか面白かったと思います。吾峠呼世晴って、やっぱり口喧嘩強いんでしょうか。時透先生の悪口がなんとなく女性っぽさがあって、そう思ってしまいました。

また、マイLOVE甘露寺さんは、鬼に「あばずれ」と言われ、最初はまさか自分に向けられた言葉であると信じられなかったくらい、気分を害しました。

いや、全く無礼千万ですね。甘露寺さんをあばずれ呼ばわりするとは、やはり鬼です。所詮は鬼です。甘露寺さんの可愛さを理解できないとは、むしろ同情します。

でも、鬼にあばずれ呼ばわりされて怒る甘露寺さんも可愛いよな。

ちなみに甘露寺さんには弟がいるそうです。

炭治郎、説教する

ちょっと今回思ったのは、炭治郎、鬼相手に説教するんですよね。その感じがすごく、良いなぁ、と思って。

先ずは、4位の鬼が血鬼術で出した鬼(?)に向かって。他の鬼を無理矢理取り込んで、むちゃくちゃパワーアップして、むちゃくちゃ怖いんですけど、その鬼がむしろ炭治郎たちを悪人呼ばわりするんです。

それに対して、被害者ヅラするな、と説教するんです。炭治郎強ぇな、と。

次に、その鬼の本体が逃げ倒しているんですけど、その本体に向かって、責任から逃げるな、とこれまた説教するんです。

あんまり少年漫画のヒーローが「説教」するの、って見たことないですよね。理不尽なことを言ったりやったりする敵を叩きのめすことはあっても、説教ってあんまり聞かないと思うんですよ。

こういったところも炭治郎の特色というか、個性的なところで。やはり、真っ直ぐで曲がったことが嫌いだから、一言言わなければ気が済まないし、そんなこと言っても鬼は聞く耳持たないと思うんですけど、言わずにはいられないのでしょう。

そういうところも、炭治郎の魅力だと思うのです。

時透無一郎、自分を思い出す

で、今回の14巻の前半では主役級の活躍をするのが時透無一郎です。

前巻の感想で、俺こいつ嫌いだなぁ、とブチかましたワタクシですが、無一郎にものっぴきならぬ事情があったんですね。

実はこの無一郎、元はむしろ優しくて、純粋な男の子でした。それこそ炭治郎みたいに。木こりの子だったらしく、山で炭を作っていた炭治郎と、そういうところでも共通点があると思います。

そんな無一郎が無機質で杓子定規な人格になってしまったのは、鬼との戦いの後、傷ついた後遺症(だと思う。明言はされていませんでした)で記憶喪失になってしまったようです。だから、過去の記憶がないんですね。

そして、記憶を失った後、性格が真逆になってしまったのは、おそらくは双子の兄・有一郎の性格を引き継いてしまったものと思われます。有一郎は無一郎とは違い、非常に冷たい、無機質な性格だったようです。

なぜ、兄貴の性格を引き継いだのか、詳しいことはわかりませんが、やはり兄を慕ってのものだろうと、僕は思います。兄を守り切れなかった悔恨というのもあったかもしれません。

両親もとても明るく、前向きな人たちだったようなのですが、なぜ兄の有一郎だけが無機質な性格になったのかというと、おそらく、両親の死が悔しかったのだと思います。結局、何もできなかった自分が悔しかったのではないだろうかと。

そして、無一郎に対して無駄に厳しかったのは、無一郎を守ろうとしての所業であったそうです。

神様も仏様も結局は守ってくれない、ということを両親の死から学んだのでしょう、そういった信念の元、自分が無一郎を守らなくては、と思い、それゆえ気が張り詰め、余裕がなかった、ということだったようです。

ひょっとしたら、真面目すぎて、優しすぎたのかもしれません。

そして、前巻では天才と謳われた無一郎ですが、実はとんでもない努力の人だったのです。確かに、鬼殺隊に入る前に、一人で鬼を倒してしまうくらいですので、元々天才ではあったのかもしれません。

しかし、刀鍛冶の人が心配になるくらい、日々鍛錬を怠らず、常にギリギリに張り詰めた状態だったようです。

そこまで無一郎を追い込んでいたのは、兄を奪われた鬼に対する怒りでした。鬼に対する復讐で動いているという点でも炭治郎と似ていると思います。

一見真逆に見える二人ですが、意外にも共通点が多く、また、無一郎曰く、炭治郎の目は父親と同じ赤い目だと言います。日の呼吸の使い手であるところも共通していますよね。

無一郎の過去の記憶を呼び起こしたのは、やはり炭治郎だったと思うのですが、それはやはり、無一郎にとって、炭治郎が自分とよく似た男の子だったからでしょう。炭治郎が無一郎の記憶を思い出させるトリガーとなったのは必然だったのかもしれません。

そして、ここでも煉獄さんが良い味出しました。わずか一コマの登場なのですが、柱になったばかりの無一郎を激励し、そのことを無一郎は覚えていたんですね。そして煉獄さんを思い出して涙するくらい、無一郎にとっても思い入れの強い人だったのでしょう。

甘露寺さんはやっぱりナチュラルパワー

前巻の感想で、甘露寺さんはスタン・ハンセンのようだ、と書いたのですが、ホントにフィジカルエリートでした!

もう、生まれながらのパワーファイターで、しかもよく食べる。子供の頃から、お相撲さんよりも食べてたらしいです。

おそらく、フィジカル的には柱でも随一なのではないでしょうか。

見た目は可愛い女の子なのですが、その細腕にはハルク・ホーガンばりの筋肉が内包されているそうです。質の良い筋肉にも程がありますよね。さすが甘露寺さんです。

しかし、それ故に悩みもあるそうです。

嫁の貰い手がない。

まー、大正時代ですからね。これほどのパワーファイターを嫁に貰うのはなかなか難しかったかもしれません。

今ならね、その素養を生かして、むしろ国民的アイドルになれるかもしれないですが(柔道とかプロレスとかTVチャンピオンとか)、生まれてくる時代が早すぎたかもしれません。

でも、柱の中では(多分)アイドル的存在っぽいし、俺は好きです。好き。

そう、そんな感じで鬼殺隊の中では(多分)アイドル的ポジションにいる甘露寺さんですが、彼女にとっても鬼殺隊は大事な場所であるらしいです。

上記の理由で、嫁に行けるよう(この時代では多分嫁に行けるということが女性にとっては最重要事項だったのでしょう)、自分を殺して生きてきたのですが、鬼殺隊に入って初めて、ありのままの自分が認められたのです。

だから、彼女にとっては鬼殺隊とはアイデンティティそのものの場所であると言える思います。

多くの鬼殺隊メンバーにとっては、鬼殺隊とは鬼を退治するための手段だと思うのです。それは炭治郎でさえもそうでしょう。しかし、甘露寺さんにとっては鬼殺隊そのものが、自分の存在理由なのでしょう。

逆に言うと、甘露寺さんほど鬼殺隊を大事に思っているメンバーはいないかもしれません。

そこら辺、甘露寺さんと他のメンバーとでは鬼殺隊に対するスタンスは結構違うように思います。

様々な謎

そして今回、一つの謎が明かされ、新たな謎が出てきました。

解き明かされたのは、玄弥の鬼疑惑。

これは、やはりどうも玄弥は鬼ではないようです。じゃあ、なぜ玄弥は鬼みたいなのか? それは、玄弥は鬼を食うことによって、一時、鬼の力を得ることができるのだそうです。

鬼を喰う。

すごいな! 玄弥!

そんな人間いないだろう、と思ったら、やはりそんな人間はいなく、玄弥は特異体質なのだそうです。

すごいな! 玄弥!

実は鬼殺隊にとって玄弥はものすごい逸材だったりするのです。

そして、新たな謎とは、痣です。

今回の戦いの中で、無一郎の顔に、炭治郎のような痣が浮かび上がってきました。

また、甘露寺さんにも胸のところに(エロい)痣が浮かび上がりました。

そして、甘露寺さんの痣は鬼曰く「鬼の紋様に似てる」のだとか。

鬼との戦いの中で浮かび上がる痣とは一体何なのか?

炭治郎が夢によく見る、あの侍の顔にも痣がありました。

その侍の遺伝子を持つ者の証なのでしょうか?

次巻、明かされるそうですなので、期待大です。

 

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「鬼滅の刃」第十三巻ネタバレ有り感想。バトルの中にもギャグを混ぜてきた?!


鬼滅の刃」全巻感想、今回は第十三巻ですねー。全23巻なので、まだ残り10冊切っていません。長いです。

前回の第十二巻は戦いと戦いの合間の、体を癒す巻、そして更に強くなるための修行の巻だったのですが、今回は一冊丸々バトル巻です。

そして、そのバトルを通じて新キャラ(登場自体は皆随分前に済ませていますが、本格的に描かれたのは前巻から)の人となり、歴史みたいなのも描かれてきました。

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久々、鬼のキモバトル

いやー、キモッ! キモい!

ひっさびさですかねぇ、これだけのキモバトル。バトルがキモいというよりは敵がキモいですね。しかも、上弦の鬼の第5位の方。4位の方はそんなでもなく、むしろちょっとカッコ良くすらあるのですが、第5位がキモい。

鬼滅のバトルはキモいのがデフォなので今更感はあるのですが、そのキモさはスプラッター的なキモさなんですよね。猟奇的というか。

でも、この第5位のキモさは、何て言うんでしょうねー、生物的なキモさというんでしょうかねー。生理的に無理というか、まぁ、正確に言うとそれすらも軽く越えるキモさなんですよね。

「久々」と言うからには以前もあったんですけど、それは第四巻の蜘蛛の回でしたね。あれはキモかった。それ以来ですね、こういうキモさは。

先ず、この第5位の武器、と言っていいんでしょうかね、それがキモい。鯉みたいな魚に手足が生えた化け物を壺から出すのですが、こいつが人を喰ったりするわけです。それがねー、キモい。

そして、人を殺した後、その殺した人たち同士をくっつけて、更には刀まで突き刺すんです。おまけに断末魔の声とかも再現させたりして。

いやー、まぁ、本当に悪趣味で、これは非常に猟奇的ですね。マジでヘドが出るし、あの時透無一郎すらも「クソ野郎」呼ばわりしてしまいます。

ここらへん、何というか、吾峠呼世晴の残酷性が如実に出てるところなのかもしれませんね。

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バトル場面でもギャグ要素

これまでの鬼滅って、ギャグ要素は結構多目だったりしたのですが、それは戦いと戦いの合間のエピソードに限られていたように思います。

でも、今回のバトルでは、ちょいちょい、まぁそんなに数は多くはないのですが、ギャグ要素を挟んできています。

ここら辺、ちょっと作者としての余裕を感じました。なんというか、こなれてきたというか。作品世界を掴んだというか。

血生臭い描写やシリアスな展開が続く中、こうした息抜き的な描写があると、ちょっとホッとしますよね。そこら辺の出し入れが上手いというか。

しかも、それがすごく小さく、手書きのセリフとかなんですよね。そのさりげなさがいいですよね。

また、バトルで言うと、ちょっと炭治郎が怖くなってきました。バトル中、鬼の弱点を見つけた時、笑うんです。

これ、ちょっと怖いですよね。あんなに優しくて純粋な炭治郎が、殺しあってる最中、笑うんです。また、その笑いの絵が、なんか怖いんですよね。

戦いを重ねていく中、炭治郎も「染まってきた」な、っていう風に感じました。

時透無一郎は生まれたて?

で、今回、新キャラの過去が少しずつ語られているのですが、先ずはこの男、時透無一郎。

前巻の感想で、俺こいつ大っ嫌いって書いたばっかなんですけど、彼にもなかなかの過去がありまして。

どうも、記憶がないらしいんですよね。しかも、かなりの大怪我が原因らしくて。その大怪我がどうしてなのかは語られていないのですが。

彼の、なんか紋切り型というか、無機質な思考は、そういうところから来てるのかもしれません。

ひょっとしたら、時透無一郎は意識的には「生まれたて」なのかもしれません。人と相対しても、どういう風に感じていいかわからない、というか。

そんな彼も、早くも炭治郎との出会いに影響を受けたようです。

彼の無機質な優先順位の思考が変わるんですね。それも、炭治郎を思い出して。

鯉の化け物にやられそうになっている小鉄少年を見ても、最初は素通りしようとするんです。優先順位が下、ってんで。でも、その時、炭治郎の顔が頭をよぎるんですね。それで、助けるんです。

また、別のシーンでは、身を呈して毒針から刀鍛冶たちを守ります。

多分、生まれたてなもんだから、影響も受けやすいのかもしれません。

しかも、さっき書いたように、鬼に対して「クソ野郎」と感情を露わにします。

これは、炭治郎との出会いだけではなく、戦いを通して記憶が徐々に戻ってきたからなのかもしれません。

ただ、この巻では鬼に水の中に閉じ込められた(しかも毒針を刺された状態で)ままで終わっています。次巻、どうなるか。

不死川玄弥は鬼?

そして今回過去が語られた新キャラのもう一人、不死川玄弥。

前巻では炭治郎には、大して仲良くもないのに「玄弥」とファーストネームで呼ばれ、苦言を呈していましたね。炭治郎って、割と距離の詰め方がおかしいところがあるかもしれません。

で、この不死川玄弥なんですけど、彼は柱であるお兄さんに対して、後ろめたい気持ちがあったんですねぇ。

状況もわかりもせずに、自分よりももっと辛かったであろう兄貴をなじってしまったんですね。そのことを謝りたい一心で鬼殺隊として頑張っているようで。

彼ら兄弟の母親は鬼になってしまったんです。鬼になったわけだから、間違いなく鬼舞辻が絡んでいるのでしょう。あいつ、どこにでも出てくるな。

それで、この不死川玄弥なんですけど、その名の通り、死にません。どんなに鬼から致命傷を食らっても死なないんです。

なぜなら、不死川玄弥が鬼だから。

そのように言明はされていないのですが、これもう鬼でしょ! 目とか完全に鬼じゃん。

実は鬼殺隊には、禰豆子よりも先に鬼がいたんですねー(禰豆子は正式には鬼殺隊じゃないけど)。

でも、不死川玄弥、鬼ではあるのですが、会話ができます。人を食いたがりません。だから、ちょっと怖いけど会話ができる禰豆子、といった感じです。

甘露寺蜜璃はビッチ?

そして、今回は甘露寺蜜璃が初参戦です。

いや、強い。なんか、鞭のようにしなる刀であのキモい鯉みたいな化け物を一刀の元斬り捨てます。

里の人たち曰く、可愛いから忘れてたけど強い。

なんせ、自分より強い殿方を求めて鬼殺隊に入隊しただけあって、ナチュラルな強さがあるのでしょう。ちょっとスタン・ハンセン的なところがありますね。

ところで、どうでもいいですけど(よくないけど)、甘露寺さんの隊服って一人だけやたらとエロくないですか?

胸めちゃくちゃ開いてるし、そもそも超ミニスカートだし。

誘ってるんですかね? ビッチなんですかね? 好き。

 

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「鬼滅の刃」第十二巻ネタバレ有り感想。第2回パワハラ会議開催されるも、ほのぼのギャグ巻!?


全巻感想、今回は第12巻。全23巻なので、ようやく半分を越えました!

そしてですねー、今巻では一つのマイルストーンに辿り着きました。それは第100話に到達したことです。

100話。

これはなかなかのマイルストーンなのではないでしょうか。100ってやっぱりデカいですよね。それまでとは桁が変わるわけですから。次に桁が変わる時は1000ですからね。話数としてはひょっとしたら一番のマイルストーンかもしれません。

そんな100話に到達した第12巻ですか、戦いと戦いの合間の小休止、といったところでした。
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第2回パワハラ会議

第12巻、先ずは初っ端、鬼舞辻無惨先生のパワハラ会議から始まりますw

いや、いきなりの緊張感w 戦闘とはまた随分様子の違った緊張感となりますが、緊張感は緊張感です。嫌な汗をかきます。

今回は第2回ということなんですが、1回目はいつでしたか、あ、そうそう6巻でしたね(←調べた)。

第1回は下弦の鬼に対してのパワハラ会議だったのですが、今回は上弦の鬼に対しての会議でした。

1回目の時はですね、下弦ということで、あんまり大事にしていないんでしょうか、バッサバッサと殺していってですね、一人を残して全員ブッ殺してしまったというとんでもない拷問会議。拷問というよりは、死刑ですね。

ただ、この生き残った鬼が、あの爆裂大ヒット映画の原作となった「無限列車編」のキーパーソンならぬキーデーモンとなります。

まぁ、とにかく、いくら敵方の会合といっても、そのあまりの無慈悲不条理ぶりに結構話題になっていたみたいですね。

しかし鬼舞辻無惨というのは、本当にわからない鬼ですね。まぁ、そもそも鬼だから、わかれって方が無理ではあるのですが、それにしてもですよ。てめぇで下弦に選んでるんだから、先ずはそれを選抜した上司の責任だと思うんですけどね。

しかも、よくよく考えたら集められた下弦の五人の鬼は特にミスを犯したわけではありません。一人やられたから連帯責任で殺されたようなものです。むちゃくちゃですよ、これ。

まー、何と言うか、鬼の不条理さを表すにはこれ以上はない演出ではありました。

しかし、1回目では猛威を振るった鬼舞辻先生のパワハラも、2回目の今回は相手が上弦ということで、いささか鳴りを潜めます。

やっぱ上弦は贔屓されてんですかね?w

というより、むしろ興味がなさそう…。

それもまたどうかと思うのですが。

今回も招集の理由は上弦が一人倒されたから。なんか、一人いなくなる毎に連帯責任っていうか、呼び出されて怒られて…。そういった意味では非常に日本的ではありますが…。鬼としてもたまったものではないですよね。

しかも、今回の戦闘に関して、鬼舞辻先生は大体のことは把握していた模様。

…見てたんですかね?

だったら、手伝いに来いや、って感じしません?

俺、思ったんですけど…鬼舞辻って、鬼殺隊怖いんですかね?

思えば、鬼舞辻って鬼には滅法強いけど、まだ一度も鬼殺隊には手を挙げておりません。

ここらへん、なんかおかしいですよね? 妙ですよね?

何か秘密があるんでしょうか…。あるような気がしてきました。

要注目ですね。

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様子のおかしい柱

そして今回、上限の鬼との激闘をなんとか制し、傷ついた体を癒し、また刃こぼれしてしまった刀を作ってもらいに刀鍛冶の里へ行きます。そして、そこに柱が二人いました。

先ずは一人目、恋柱・甘露寺蜜璃。

恋柱。

恋柱、って何だァ?

炎とか音ならわかるんですよ。恋って何スか? 恋でどうやって戦うの? すごくない? しかも、鬼殺隊に入った動機が、平たく言えば婚活だという。

……。

すごいですね、甘露寺蜜璃。

また、めちゃめちゃ食いしん坊で、めちゃめちゃ食う。炭治郎の軽く10倍は食ってました。ギャル曽根入ってますね。そう言えば、煉獄さんもめちゃめちゃ食いしん坊でした。

こんな話を聞いたことがあります。プロ野球の世界では「食える」ということが必要だそうです。人よりも練習するためには、そうするための体力が必要だそうです。そして体力をつけるにはエネルギーの補給が肝要です。だから、たくさん食べることができなければ、プロに必要な練習ができないのだそうです。

そう言えば、王さんはその食欲は群を抜いていたそうです。やはり、フィジカルなもので超一流になるためには食欲というのも、一つの才能なのかもしれません。あ、そうそう。川藤幸三の食欲もすごかったらしいですね。

だから、煉獄さんにしろ、甘露寺さんにしろ、食いしん坊で大食いなのは柱になるための必要な能力なのかもしれません。炭治郎もいっぱい食えよ。

ちなみに甘露寺さん、めちゃめちゃ優しくて、めちゃめちゃ可愛いです。好き。

そして、もう一人。霞柱・時透無一郎。

俺、こいつ嫌いだなぁ。何て言うんでしょうね、天然で嫌な奴ですね。それでいて天才。好きになれる要素は皆無です。

天然で嫌な奴、でもダメな奴、だったら好きになってたかもしれません。

天才、で良い人、だったら好きになってたかもしれません。

嫌な奴(しかも天然)+天才。これほど嫌な組み合わせはあるでしょうか? ないですね。

まぁ、ぶっちゃけキャラ的には悪役ですよ。ホント、柱って悪役要素ある奴ばっかですね。

今のところ、話が通じそうなのは、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎、宇髄天元甘露寺蜜璃くらいですかね(段々増えてる気はしますが、気のせいでしょう)。

ギャグ要素多め

それで、今回は戦いと戦いの合間に、炭治郎が成長するための修行の巻、といったところなんですけど、その修行の感じが、なんか、笑えるw

今回、炭治郎は小鉄くんという10歳の少年と修行をし、また一つ開眼するのですが、小鉄くんのスパルタっぷりが、なんかこう、笑えます。

最初小鉄くん登場した時、まだ10歳だし、頼りない子、って感じだったんですけど、いざ修行になると卓越した分析力で炭治郎をしごきます。

そういった意味で、意外にも炭治郎にとって非常な力になるのですが、いかんせん、つーか、めちゃめちゃ口悪いですw

その口の悪さが時透に向けられた時は非常に痛快だったんですけど、炭治郎にも向けられます。

そんでできなければメシを与えないという拷問のごとき無茶なトレーニングをするから、むしろ炭治郎あやうしになります。

なんか、以前もそうだったんですけど、修行の回はちょいちょいギャグ要素を入れてきますね。欲しがってる感満載。

戦闘の時はエグすぎるほどにシリアスですが、反面、修行する時はちょっとゆるめに楽しくって感じです。辛い練習の時こそ、明るく楽しくってことなのかもしれません。

今回はそんな感じで全体的に楽しい巻だったのですが、善逸が全然出てきませんでした。善逸推しとしては、ちょっと寂しい。


 

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「鬼滅の刃」第十一巻ネタバレ有り感想。鬼のドラマは感情のグレーゾーン!!

 

鬼滅の刃」全巻感想、今回は第11巻。遊郭編が遂に決着!ということで、一つのエピソードとしては、今回が現時点での最長エピソードでした。

三巻ブチ抜きの長期エピソードということで、三話を費やしたウルトラマンタロウバードン編を思い出してしまいます。まさかのゾフィの敗北でした…。これが原因で「ゾフィー最弱説」が定着してしまった曰く付きのエピソード。まぁ、それはいいんですけど。

今巻はほとんどのページを戦闘シーンに割いていて、バトル漫画として本格的に覚醒した感があったように思います。ひとつひとつの絵も、それぞれにバトルとしての迫力、勢い、スピード感があって、初期のたどたどしさはすっかり影を潜めた感じです。

また、久々に鬼のドラマが描かれていて、そこも非常に良かったと思います。

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絵、上手くなってない?

今回、非常に迫力のあるバトルが、ほぼ全編に渡って描かれていたのですが、その迫力の要因の一つが絵だと思います。

吾峠呼世晴、絵ェ上手くなってない?

実は、結構前の巻から思い始めていたのですが、絵がかなり上手くなってきたのではないでしょうか。

一巻とかの時は正直、「…下手じゃね?」とか「見にくいなぁ」と思うことが多々あったんですけど、それがこの11巻になると、そう感じることがあんまりなかったと思うんですよね(少しは見にくいと感じるところはあった)。

よく言われることですが、長期連載をすると、最初は下手だった漫画家が瞬く間に上手くなっていくそうです。吾峠呼世晴も例外ではなかったようです。グイグイと上手くなってきています。

やはりバトル漫画はバトルの描写が大事。ということは絵が上手くないとダメ。いくら展開や発想が面白くても、それを表現する技術がないと、その面白さを余すところなく読者に伝えることができません。

バトルは肉体的なものですから、動きを視覚的に表現できるのは小説に比べて漫画の大きな武器であります。しかも現実にはありえないカッコいい描写を、絵なら表現できる。ここは実写映画に比べても漫画(アニメ)の強味であると思います。

だから、バトル漫画描くには絵が下手だとダメなんですね。

それが、吾峠呼世晴はバンバン上手くなっていって、この巻でそれが大きく花開いたように思います。

「もうダメだ」と思わせる

しかも、展開やアイデアも上手い。

読んでいて、「これもアウトだろ」と思うことが多々ありました。というより、その連続でした。やっぱ、上弦の鬼、強い! 上弦の鬼が二人一組のタッグ組んだらダメでしょ。反則だよそれ(こっちは総勢7名だったけど、それは置いときます)。

しかも、やられ方もグロい。炭治郎は下からアゴを貫かれ(ヒー)、天元は左腕を斬り落とされ、左目を潰され、伊之助は心臓を一突き。

これもうアウトでしょ。

しかし、それぞれにウルトラCを駆使して、なんとか這い上がり、最後には上弦の鬼二人の首を斬り落とします。

ついでに、毒攻撃も、禰豆子の血鬼術の炎で飛ばす、というご都合主義的チート能力で無効化します。

でも、解決の仕方や勝ち方なんて、割とどうでもいいんですよね。どうでもいい、っていうと言い過ぎだけど、要は、少々無理があったり、ご都合主義でもいいんです。

要はそこに至るまで、読者に「もうダメだ」と思わせることが大事で。読者に諦めさせる。でも、その状態から主人公が、炭治郎が勝って、そこにカタルシスを感じる。

この「もうダメだ」が非常によく出来ていたと思います。炭治郎がボロッボロになりながらも絶対あきらめない。「炭治郎もあきらめた」と思わせて、それは全く嘘。全然あきらめてなんかいない。

それに、どんなにチートでご都合主義な解決方法でも、それを使って救われて「良かった」と思わせる登場人物の魅力が大事。

鬼滅の刃」は登場人物がみんな魅力的。だから、チートでご都合主義でも無事なら万事OK。天元は引退に追い込まれたけど、生きていたのは、読者的にはせめてもの救いだったように思います。

感情のグレーゾーン

それと、なんと言っても、久々に鬼のドラマが描かれていたのが良かったと思います。ある意味、この「鬼のドラマ」がこの漫画の核のような気がします。

今回の上弦の鬼の兄妹も、鬼になる前の人生がありました。それはもう、本当に悲惨で、それこそ「人に食われて」いたように思います。

そして鬼になって、今度は逆に、文字通り人を喰い倒してきました。

しかし、彼らが鬼になってやったことは、それはもう悪いことです。償う事すらできないでしょう。

じゃあ、彼らが全く悪いだけだったかというと、そう感じることも難しいです。

どう感じていいか、どう話していいか、わからないですね。何かこう、正解がなく、非常にもやもやしたものが残ります。

確か村上春樹が、人の社会にはハッキリとしたものや論理では説明できないものがある、そういった、人の社会からこぼれ落ちたようなものを汲み取るのが小説家の仕事、というようなことを言っていたように思います(ウロ覚え)。

鬼滅の刃」はそんな漫画のように思います。

確かに、ジャンプ漫画特有の「友情、努力、勝利」といった紋切型の勝ち負けは、あるにはあります。でも、炭治郎が勝った後、彼に去来する感情は勝利でしょうか?

多分、感情には黒と白だけじゃない、グレーゾーンとでも言うべきものがあるように思います。

鬼滅の刃」は、そんなものがある漫画かな、と今回の11巻でまた強く思いました。

 

 

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「鬼滅の刃」第十巻ネタバレ有り感想。人気投票善逸第2位!!


鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画、今回は第10巻ということで、遂に二桁に乗りましたあ!

いや、長かった。でも、全23巻ですので、まだ半分にも達しておりません。まだまだ先は長いです。

というわけで、今回で遊郭編が終わるかなと思っていたんですけど、次巻に続くと相成りました。今までは、大体2巻で一つのエピソードが終わりだったので、ちょっと意外だったかもわかりません。

そして、二桁巻数に到達した記念ということからか、ジャンプ長期人気連載漫画の証、キャラ人気投票もありました。
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炭治郎、禰豆子、鬼まで覚醒! 煉獄親父も眼を覚ます

今回は色んな人が覚醒しますねー。

最下位とはいえ流石に上弦の鬼、堕鬼に炭治郎は大苦戦します。もう、怪獣みたいな力なんですよ、この花魁が。だって、建物をV字型に切っちゃうんですよ。そんな建物の壊し方、ウルトラ怪獣以来ですよ、多分。

しかし、堕鬼の不用意な一言で炭治郎の怒りの導火線に火がつきます。遂に日の呼吸の覚醒です。と言っても、多分まだ全開ではないのでしょうが。

やはり不用意な一言は鬼も人も気をつけなくてはいけませんね。巨人に3連勝した後4連敗を食らう原因となった近鉄・加藤のヒーローインタビューを思い出させます。

で、この覚醒した時の炭治郎の描写が良いですね。表情がないんですよ。普通、戦う時って、歯を食いしばったり叫んだり、表情豊かになるじゃないですか。それがないんです。能面のような顔で堕鬼と戦うんです。

その描写が、非常に炭治郎の覚醒したというか、達観したというか、ゾーンに入るというやつですかね、そういう状態を表してて、非常に凄みがあり、怖くもあり、説得力があります。ここらへんの描写が非常に上手いですね。

そして、禰豆子も鬼として覚醒します。こちらは日の呼吸を使いすぎたため体力の限界に達した炭治郎を救うための覚醒でした。

右目上から一本角が生えます。蹴って蹴って蹴りまくるというファイトスタイルは変わらないのですが、蹴りの重みと再生スピードが格段に向上します。

しかし、この覚醒は良くもあり悪くもあり。なんせ上弦の堕鬼を圧倒するくらいの戦力ですから、その点では良いのかもしれませんが、炭治郎が最も危惧していた鬼に近づいてしまう、人間から遠のいてしまうという点では、非常に悪い状況です。

その状況は、子守唄を歌うことによって禰豆子を幼児退行させることで乗り切るのですが、鬼って見た目がむちゃくちゃ変わる。戦ってる時の禰豆子は堕鬼に負けず劣らずエロいのに、普通に子供になってしまいますから。

で、その堕鬼なんですが、こちらも覚醒(という言い方は正しくないかもしれませんが)します。なんと、堕鬼の中に堕鬼の兄貴がいたんですね。一体の中に二体の鬼がいるという。

どういう理屈なのかはまだ明らかにはされていないのですが、この兄貴が陰キャのくせにめちゃめちゃ強い。堕鬼の方は天元に「下弦の鬼」と言われてしまう程度の強さなのですが(天元強すぎ)、兄貴の方には現在かなり手こずっています。次巻、どうなるか?!

ついでに言うと、煉獄杏寿郎の父親である槙寿郎も目を覚まします。あれだけ飲んだくれてやさぐれていた槙寿郎が炭治郎に謝罪の手紙を送っていました。炭治郎の覚醒にはその手紙も少なからず一役買っていたようです。

どうした経緯で飲んだくれ親父が更生したのかはわかりませんが、一先ずは良かったです。

天元は理想の上司?!

前巻の感想でも、実は宇随天元は上司としては理想的なのではないか、と書いたんですが、やはり今巻でもそれは感じました。

天元には妻が3人いて、そのことが善逸のみならず、鬼にまで羨ましがられ、嫉妬されてしまう原因なのですが、その3人の妻はくノ一で、元は天元の部下だったそうなんです。

くノ一は任務のためなら命を投げ出すのは当たり前。しかし、天元は彼女たちに、とりあえず仕事は二の次で、先ずは自分たちの命を第一に考えろ、と言います。

なんというホワイト忍者でしょう。

これは現代の日本の会社とは真逆の態度ですね。日本人って、全体のために自己を犠牲にすることが尊ばれ、求められるじゃないですか。しかも、上の立場になればなるほど、それを求める傾向が強くなるように思います。

今の日本の不幸の要因の一つに、この自己犠牲の教養があると思います。個人よりも全体を重んじる。そしてその全体は、多くの場合実態がわかりません。

更に言ってしまうと、その全体というのは、得てして上の立場に立つ者だったりします。簡単に言えば搾取です。

しかし天元はそういった態度とは真逆です。優先順位をつけるならば、部下のくノ一、普通の人、天元、という順序だそうです。なんと、上司である天元が最下位なんですね。

自己犠牲を強いることなく、先ずは自分を考えろ。そして、尻拭いは俺がする。なんという心意気溢れる上司でしょう。むしろ、自己犠牲とはこういうことを言うんじゃないでしょうか。

強い者が弱い者の盾となる。

天元は「俺は煉獄のようにはなれない」と言っていましたが、この思想は煉獄さんの思想そのもののように思えます。

逆に言うと、そういう思想でないと、柱にはなれないのかもしれません。

鬼のセリフは現代という時代の象徴

炭治郎が覚醒した要因ともなった堕鬼の一言なのですが、それは実は非常に現代の日本の状況を表しているようにも思うんです。

何言ったかっていうと、醜い人間に生きてる価値ない、って言うんです。

醜い人間。

多分この「醜さ」って弱者のことを言ってるんじゃないでしょうか。弱い人や困ってる人。そういう人のことを鬼は「醜い」って言ってるような気がします。

で、炭治郎は、堕鬼がそういった「醜い」人を殺して、理不尽なことやって反省もしない、人の心を持たない、って言ってブチキレるんです。

自分たちにとって都合のいいことばっかりやって、多くの人に迷惑かけて、居直る。現実の社会でも、そういう人たち、いますよね。

また、鬼はこうも言います。人にやられて嫌だったことを誰かにやって取り立てる、自分が不幸な分は誰か幸せな人の足を引っ張ってウサを晴らす。

SNSでの袋叩きなんかは、まさにこの思想のような気がします。

人が人を食う社会。それが現代の日本でしょう。

そういった状況に不気味さ、不穏さを感じている人は少なくないと思います。ハッキリとそう意識していなくても、どこかで感じてはいると思うんです。

炭治郎たち鬼殺隊は、人を食う鬼を倒す。だから、「鬼滅の刃」がここまで受けたのかもしれません。

人気投票善逸第2位!

それでですねー、巻末にキャラ人気投票の結果が掲載されていたんですね。

やはり、どのキャラが人気あるのか、というのは気になるところ。

で、結果から言うと、一位はもちろん炭治郎! これは主役ですからね。一位じゃなければちょっと主人公として問題あるというかw しかし、ここはさすがに盤石でありました。

そして! そしてそして、第二位なんですけども、こちら、我妻善逸となっております! Yeah! パチパチパチッ!

いやー、善逸! まさかの2位だよ! やったよ善逸!

実は、正直申し上げますと、この漫画ではワタクシ、善逸がイチ推しであります!

そんな善逸が2位とはねー。あんなにヘタレで女にだらしなくて金髪で、でも寝ると強い善逸がねー。いやー、普通に嬉しかったですね(笑)

やっぱねー、1位は主人公固定だと思うんですよ。それはどの漫画でもそうあるべきですからね。問題は2位以下。どのキャラが主人公の次に輝いてるか、ってのが重要で。ある意味、実質の第1位。

例えば、ワンピースならゾロ、銀魂なら土方(両方とも中井和哉ですね)。この、第2位の登場人物が魅力的かどうかでその作品の魅力も決まると思うんですよ。

その、重要な第2位が善逸! いやあ、善逸、よく頑張った。

実際、この善逸が「鬼滅の刃」の雰囲気を作っているようにも思うんですよね。家族の復讐譚という割と陰隠滅滅としたテーマの漫画を、時に明るく盛り上げてくれているのが善逸だと思うんです。

まぁ、それに、実際フックの多いキャラですからね。金髪のルックスもさることながら、気が弱くて、そのくせ我が強くて、女好きで、でもすごく優しくて、耳が超人的に良くて、そして本当は物凄く強いという。

いやあー、善逸、好きだ!

あと、あの「300億の男」煉獄さんが、この段階では7位だったのが意外中の意外でした。普通に考えたら、2位は煉獄さんですからね(←)。

しかも、この投票の段階ではあの爆売れ映画のエピソード「無限列車編」は終わっていたと思います。それで7位というのは、今にして思うと、かなり意外ですよね。

次回の人気投票では色々とランキングが上下すると思うので、今後も楽しみですね。


 

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