azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「鬼滅の刃」第二巻ネタバレ有り感想。ズバット的展開かと思いきや、いきなりのマイケル登場?!

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鬼滅の刃」全巻感想というマラソン企画、全23巻なので、まだまだ道のりは長いです。

今回はその第二弾ということですが、これが! 面白くなってきた!

いや前回の第一巻の時にですね、「売れてなかったら次買ってない」ということを言ったのですが、いやいきなり! 第二巻でドカーンと面白くなってきたのでびっくりしました。ここからが本域といったところでしょうか。

しかも……、俺好みの作風になってきた(主に絵)。

やっぱ、大正時代、いいッスね!

丁寧な作り

第一巻ではですね、割と雑な作りだな、って正直思ったんです。台詞とかも紋切型だし、特訓のシーンも「もう終わっちゃうの?」ってくらい、ザッと描いていた感じだったし。

でも、二巻に入っていきなり様子が変わった感じですね。

それは二巻収録の最初の話。いきなり炭治郎が最初の難敵というべき巨大な鬼に勝つシーンから始まるんですけど、その鬼の過去、鬼になってしまった瞬間みたいなものを描いていたんですね。

その鬼は、多分飢餓感のあまり自分のお兄さんを喰ってしまったんです。それで、以来ずーっと一人きりで寂しくて不安で孤独だったんですね。何十年と。

それで、お兄さんを喰ってしまった後に、お兄さんのことを、ひいては人であった頃の記憶がなくなってしまうんです。鬼になってしまいましたから。

これは、すごく悲しいことだと思うんですよね。悔恨の思いすらなくなってしまう、というのは、そのお兄さんとの関係性すらもなくなってしまう、ということですからね。

後悔するっていうことは、その人との関係性が保たれてるってことだと思うんです。関係性がなければ、後悔そのものができません。だから、後悔するっていうことは、その人の中では、まだ関係性は切れていないとも言えると思うんです。

でも、それすらなくなってしまった。お兄さんの記憶をなくしてしまって、その最後の関係性すら断ち切られてしまった。これはつまりどういうことかというと、全くのひとりぼっちになってしまうわけなんです。

そして、自分が汚くなってしまった、蔑まれている、そういうことも、実はこの鬼はわかってるんですね。

でも、炭治郎はその鬼の悲しさがわかってしまうんです。彼は嗅覚が超人的に鋭くて、感情すらもわかってしまうんです。ある種のエスパー的なところがあるんだと思います。

そんな炭治郎は、自分が倒した鬼の手を取ってやるんですよね。

それが、その鬼にしてみれば、お兄さんの手のように感じて、何かこう、一つ救われるというか。

もう、いきなりこのシーンから始まるんですよ。これは、結構やられましたねー。グッと来るというか。

こういう、敵のキャラも掘り下げると、物語にグッと深みが増してきますよね。

また、和巳さんという、鬼に自分の、多分恋人、というか許嫁だと思うんですけど、その人を喰われてしまった人が登場するんですけど、この人が炭治郎の手を掴むシーンがあるんです。で、炭治郎の手に触れてみて、いかに炭治郎が厳しい特訓を積んできたか、わかるんですね。

第一巻では、特訓のシーンが割とあっさりだな、って思ったんですけど、こういう何気ないシーンでその凄まじさを表現している。こういう丁寧な描写が主人公の辿ってきた道を、登場人物にわからせているようで、実は読者に感じさせるというか。

とても丁寧な作りになってきたな、と思いました。

キャラ濃厚の登場人物

あと、二巻では新キャラがたくさん登場してくるのですが、みなさん、かなりキャラ濃いですね。

鬼殺隊試験に合格した子で、刀寄越せっつって試験官の女の子(男の子かもしれない)をブン殴る、首輪つけといた方がいいんじゃねぇか、って野郎が出てきます。

それから、日輪刀を打った鋼鐡塚さんは、齢三十七にして子供に相手に駄々をこねる人で、非常に大人げなくて可愛らしいですね。

あと何と言っても、珠世さんと愈史郎の二人。もう御二方とも非常に美しく、御耽美さんなんですけど、特に愈史郎ぼっちゃんが様子がおかしいw

もう、珠世さんにベッタベタに惚れていて、かなりの美少年キャラなのに頭の中はピンク色。この人はなかなか良いキャラですねぇ。

マイケル?

キャラと言えば、いきなり炭治郎の家族の仇である敵が登場したのには焦りました。この展開の早さ! 出し惜しみなしですね。

もちろん、これは「顔見世」ってやつで、まだまだこの仇敵との因縁は続くのでしょうが、物語の序盤も序盤で出すところが、非常にテンポの良さを感じさせます。

で、それはいいのですが、この鬼舞辻無惨(すごい名前だ)、モデルはマイケル・ジャクソンですかね? しかも「Smooth Criminal」のビデオの時(つまりは映画「Moonwalker」の時)の。

なんかすごく似てるんですけど。名前にも「舞」が入ってるし。

マイケルファンの俺としては、ちょっと嬉しい。

ところで、ちょっとマイ…鬼舞辻絡みで気になることがあります。

一巻では「傷口に鬼の血を浴び」ると鬼になり、基本的に「人喰い鬼はそうやって増える」そうだったんですけど、二巻に入ると、このマイ…、鬼舞辻しか鬼を増やすことはできない、ということになっています。

この二巻で、若干の設定変更があったのでしょうか。ちょっと謎です。

異形を連れる主人公

登場人物関係でもう御一方。炭治郎の妹君であらせられる禰豆子です。

第二巻からは遂に本格的に炭治郎を助け、鬼との戦いに参戦するわけですが、この感じがいいですよね。

人間である炭治郎が敵方と同じ鬼を連れている、ってのが矛盾した関係性でありつつ、何とも頼もしい。

この主人公が異形を連れてるってのが、ケレン味がありますよね。ウルトラセブンカプセル怪獣にも通ずるところあるというか。しかも、この異形が血を分けた妹というのもまた、哀しさを背負っている感じで、カタルシスがあります。

また、着物着て、太もも出して戦う姿は、どことなく「ドロロンえん魔くん」の雪子姫を彷彿とさせる感じで、個人的には非常にツボです。

で、この禰豆子を元の人間に戻すヒントは、他ならぬマイ…鬼舞辻なのですが、炭治郎が鬼を倒す時に、「鬼舞辻はどこだ?」って聞くんですけど、この感じがですねー、非常に「快傑ズバット」的で良かったですね。あ、そういう展開かな、と思ったらすぐに鬼舞辻を見つけてびっくりしたんですけど。

でも、復讐のために黒幕を追う、っていう展開はやっぱり似てるかな、と思います。

創意工夫のあるバトル

そしてやはり、二巻に入ってから本格的なバトル漫画になってきた感じですね。

鬼の能力や、それを相手にする炭治郎の戦い方も、一戦一戦それぞれ違っていて、目が離せないですね。特殊な能力に対して、主人公側が持ってる手札をどう使うか。ある種頭脳戦的な要素もあると思います。

なんとなく思い出すのは、やはり「ジョジョ」ですね。ジョジョのスタンド戦なんかも、そういった側面があると思います。

やはり創意工夫のあるバトル物は読んでいて、引き込まれてしまいますね。

ただ、炭治郎。鬼の口を黙らせる時、口を切るのは怖いし、グロすぎる。ジャンプの少年漫画って、たまに残酷すぎる描写が出てきますよね。しかも、主人公がそれをやるのは、ぶっちゃけ、ちょっと疑問ではあります。

大正浪漫は浅草から

そして何と言っても、浅草という都会に行ってからは、一気に大正浪漫味が強くなります。

これこれ! 大正を舞台にした漫画はこうでなくちゃ。

浅草という街の感じがね、やっぱいいですね。去年「いだてん」を見てたんで、それもちょっと思い出してしまいます(「いだてん」は僕の中では圧倒的歴代No.1大河ドラマです)。

特にその大正浪漫で御耽美な感じを強く醸し出しているのは、珠世さんと愈史郎の御二方ですね。珠世さんの「惑血 視覚夢幻の香」の花模様などは、もうホント御耽美。それを背景に佇む御二方は綺麗の一言ですね。

だからまぁ、なんというか、大正御耽美バトル漫画とでも言うべきもので、何と言うか、超俺好み!

 

 

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