ワタクシは子供の頃から未確認巨大生物が好きで、尚且つ怪獣とか恐竜が大好物だったんですねー(ちなみに子供の頃は怪獣と恐竜の区別がついていなかった)。そんなわけでネッシーなんつったらもうホント好きで、ある意味アイドル。居て欲しいなーなんて思っていましたねー。まぁ、ネッシーね、残念ながら恐竜という線はほとんどないらしいですけど、何がしかはいる、もしくは「ある」んじゃないですかねー。
そんな「ネッシーいて欲しい」願望をちょっと叶えてくれる映画が登場しましたー! Yeah!! 「ウォーター・ホース 」という映画なんですけどね。まぁ、ちょっと残念だったのはタイトルにもある通り、「水の馬」ということで、恐竜ではないんですねー。当然のごとく顔も爬虫類顔というよりは馬ヅラで、そこはちょっと微妙でした。でも、首も長いし、ヒレも付いてるし、尻尾がイルカとかクジラみたいなのもそれはそれでアリな気がするし、まぁ、いいっちゃいいかな。今思ったんだけど、この映画のネッシーの造形はワンピースの水の都編に出てくる「ブル」に似てるな。
先ず映画観て思ったのは、ネス湖ってなかなか風光明媚で、綺麗なところだなーっということです。とても美しく撮ってましたね。ネッシーも見れて(?)あんないいとこなら一度は行ってみたい気もしますねー。あと、CGがすごかったですね。地味なんですけど、実はネッシーが小さい時に風呂桶で泳ぐシーンがすごいと思いました。水の飛沫とかめちゃくちゃ自然です。そして何つっても素晴らしいのが大きくなったクルーソー(ネッシー)がネス湖を泳ぐシーン! これを観にいったようなものでしたからねー。この映画最大のクライマックスでした。何つーか、ちょっと夢が叶った感じ。「ジュラシック・パーク」を観た時と近いノリがありました。衝撃度はあっちの方がすごかったですが、こっちはネッシー好きの誰もが見たかった具体的な映像をCG使ってリアルに、そしてファンタスティックに描いてくれたのが素晴らしい。まぁー、ただ、背中の子どもはちょっと邪魔だったかな?(^^;;
そんでまた、かなり「ドラえもん」入ってましたね(^^;; ネッシーだし、子どもと巨大生物の心の交流だし。さっき言った「ブル」といい、この映画作った人って日本の漫画読んでませんかね? ただ、途中、クルーソーが子どもを襲おうとしたのは違うと思いました。つーか、引いた。やはり子どもと巨大生物は最後まで信頼し合ってないとダメです。或いは逆ですね。子どもが巨大生物に不信感を持っても巨大生物の方は一途に子どもを好きっていう方がいいと思います。そっちの方が巨大生物に感情移入できるような気がします。
映画自体の作りとしてはそつなく作ってるようで、甘いようで、っていう印象でした。「のび太の恐竜」みたいに完全な悪人を登場させた方がメリハリ効いたかもしれませんねー。基本的にはかなり子ども用に作ってある感じですかね。子どもの頃のクルーソーと犬の追いかけっこなんかはまさに子ども用です。老人の子どもの頃の回想という構成も、いい気もするけど、ちょっと微妙。
とはいえ、やはりこの映画の魅力はネッシーがネス湖を悠然と泳ぐ、という点にあると思うので、そこはすごく良かったと思います。