azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

HUMAN AUDIO SPONGEのライヴDVDは東京の方が良かった!!

TOWER RECORDSで買ってきました


HUMAN AUDIO SPONGEのライヴDVDを買いました。HUMAN AUDIO SPONGEとはsketch show坂本龍一 のユニットのことです。sketch showとは高橋幸宏細野晴臣の二人で組んでいるバンドのことです。そう、HUMAN AUDIO SPONGE(略してHAS)とは元YMOの御三方のことなのです。


坂本龍一がskethc showに楽曲を提供したり、skethc showが坂本龍一のアルバムに参加したりと一昨年くらいは頻繁に交流があった三人ですが、このライヴはその流れの中で行われました。ライヴは二回、東京とバルセロナで行われたのですが、両方共sonar というエレクトロニカ系の音楽フェスで行われました。僕は東京で行われたsonarを観に行ったのですが、今回のDVDではバルセロナでのライヴも収録されているということで、楽しみでした。しかし、バルセロナでのライヴは、会場の規模は東京のものよりも大きかったのですが、演奏自体は楽器を演奏することはほとんどなく、パソコンに向かってカチカチやってることが多く、今一つパッとしないというのが正直な感想でした。


YMOの頃は「コンピュータで音楽」というのが主な売りだったのですが、その実、すごく生っぽい人間の演奏でした。コンピュータのジャストなビートに人間の弾く楽器が乗っかるという、言わば「人間とコンピュータとの音楽的格闘」が昔のYMOだったのですが、今回のHASはそこに格闘はなく、人間が機械を操る、という感じでした。いわゆる「楽器」すらない場合も多かったです。今やコンピュータそのものが「楽器」となる時代です。YMO結成から30年近く経って21世紀になり、本当に「コンピュータミュージック」の時代が来たのかもしれません。「コンピュータミュージック」という言葉が古臭い響きを持つくらい、コンピュータと音楽の繋がりは普通のものになってしまったのでしょう。


そして、東京でのライヴを観たら、今度は三人がそれぞれ楽器を弾く場面が多く、ちょっと驚きました。こんなに弾いてたかなーと。でも、やっぱり三人の演奏はいい! 幸宏なんてドラム叩いてたし、細野さんもベースを持ってる割合が多かった。特に「Wonderful to Me」は教授のキーボードが冴えを見せてすごくカッコ良かった。しかも、東京でのライヴはコーネリアス も参加! ラップトップだけじゃなく、キーボード、ドラム、ベースという楽器編成のバンドでの競演ということで、ファンにはたまらないライヴでした。バルセロナよりも東京でのライヴの方が全然良かったです(^^) しかし、よく考えてみると、YMO小山田圭吾がギターで参加してたわけだから、むちゃくちゃ豪華な顔合わせだったなぁ。


あと、三人のインタビューも収録されていたのですが、三人共、余裕を持って楽しくできれば、この先も三人でのユニットはやっていきたいみたいです。


特典のステッカーです