azzurriのショッピングレビュー

azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「サヨナラCOLOR」サントラは映画の世界を広げるサントラ!!

ボーカル曲が特に好きです

 

サヨナラCOLOR 」という映画のサントラ盤を買ってきました。その名も「サヨナラCOLOR ~映画のためのうたと音楽~」。

 

もちろんね、映画も観に行ったんですけど、すごい良くて、これは非常にですね、強烈な自己犠牲の映画と言うべきか、かなり照れくさい言い方をすれば無償の愛と言いましょうか、これだけ初恋を貫けられれば、もう、スゲエな、っていう、話だと思います。多分。もう、理由なんかないんですね。ただただ好きっていうか。それだけで貫けちゃうっていう。そういう風に、僕は観ました。映画的には、結構無駄に思えるシーンもあるんですが、全体からすると、映画にとっては無駄じゃないように思える、実際無駄ではないんでしょうけど、そんな不思議なところもある映画だと思いました。あと、竹中直人 という人は綺麗な絵を撮る監督だなぁと、思いましたね。知世がとにかく綺麗なんですよ! 知世 を綺麗に撮ることに全精力を傾けてると言っても過言ではない気もします。そういえば、以前観に行った竹中監督作品の「東京日和 」でも、中山美穂 がすごく綺麗に映ってました。中山美穂が綺麗に見えたのはあれが初めてだったなぁ。綺麗なシーンもいっぱいあったし、竹中直人は映画が「絵」であることをよく知っている監督さんだと思います。

 

あと、この映画は竹中直人曰く「音楽映画」だということで、アーティストがいっぱいエキストラで出てたりするのですが、それにしては音楽のイメージがあまりありませんでした。さすがに最後に流れた「サヨナラCOLOR」はものすごく良かったですけど、劇中の音楽はあまり印象に残ってなかったんですね。でも、だからこそ、この映画のサントラは良かったのではないかと思います。以前坂本龍一 が「映画音楽は印象に残らないくらいがいい」ということを言っていたのですが、それは映画はあくまで監督のものであって、音楽が前に出すぎてはいけない、ということらしいです。この「サヨナラCOLOR」の音楽はまさにそんな感じだと思います。今回、サントラ買ってみて、一曲一曲はすごくいい曲が多く、クオリティが高いということを改めて感じたのですが、映画を観ている時はそんなに音楽の印象がなかった。これは音楽と映像が非常にいい形で融合していたからなのではないでしょうか。

 

で、このサントラもすごくいい曲ばかりで、ハナレグミクラムボンナタリーワイズ という非常に力のあるアーティストが結集して作っています。いい意味で肩の力の抜けた、遊び心にも満ちたアルバムでした。劇中ではインストだった曲に歌がついていたり、映画が完成してからできた曲(!)もあったりと、映画の世界を更に推し進めたサントラと言ってもいいかもしれません。この映画が好きな人にはまさにマストバイなアルバムだと思います。

 

映画もサントラもお勧めです!!

azzurri.hatenablog.com