azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

フジファブリック2ndはキーボードアレンジの決定版!!

すごい良かったです。


フジファブリック のオリジナルフルアルバム第二弾です。その名も「FAB FOX」。やっぱりフジファブリックThe Beatles 好きなのかな? The BeatlesはFAB4とも呼ばれていました。それに引っかけてのアルバムタイトルだとは思いますが、どうでしょう。


前回のアルバムは「21世紀版はっぴいえんど」といったような雰囲気でしたが、今回はちょっと違いました。ファーストにあった郷愁感は希薄になり、色々なタイプの曲に挑戦している、という印象がありました。


最初にフジファブリックを聴いた時は「キーボードがかっこいいなぁ」と思って聴いていたのですが、今回のアルバムもすごくキーボードがかっこいいです。フジファブリックは基本的にはギターバンドだと思うので、その中でキーボードがどのように存在すべきかは実は結構難しいと思うのですが、金澤ダイスケのキーボードアレンジはギターバンドにおけるキーボードアレンジの一つの決定版のようにも思います。ギターの邪魔をせず、もちろんボーカルの邪魔もせず、少ない音数で、効果的で、しかもかっこいいフレーズを弾いています。いやー、これはねー、ホントにすごいですねー。ロックのバンドでキーボードがいるバンドって今までもいたと思いますが、キーボードがかっこいいバンドって実はほとんどなかったんですよね。でも、フジファブリックにおける金澤ダイスケのキーボードはホントにかっこいい。フレーズから音色の選び方まで、ホントに勉強になります。「虹」のキーボードなんて、ホントにかっこいいもんなぁ。全然難しいことなんかやってないんですけどね。


もちろん、志村正彦の書く曲もいいです。曲そのものもいいんですが、この人の場合は詞が面白いと思います。「モノノケハカランダ」とかの言葉遊び的な詞なんか、すごい面白いと思うし、尚且つ、それが曲に乗っかった時の面白さってのはすごい。いい感じで韻も踏んでるし、詞の曲への乗っけ方はうまいと思いますね。僕はBUMP OF CHICKENも好きなんですが、バンプの場合は結構言いたいことを直接的な表現でメロに叩きつけている感じなんですけど、志村正彦の場合は比喩というか、例えば情景、景色とかを歌ってそこに思いを表現するという感じです。これがすごいいいんですね。どちらも好きなんですが、バンプとは好対照ですね。バンプはフォークっぽくてフジファブリックはロック的とも言えるかもわからないですね。


そんなわけで、ギターバンドの新たな形を作り出したとも言えるフジファブリックですが、このセカンドアルバムもかなりの名盤だと思いますので、聴いてみるのも、いいのではないかと思います。


先着で付いてきたステッカーです。