TOWER RECORDSに行ったら、お勧めコーナーに「81歳の現役ジャズ・ピアニスト」みたいなキャッチコピーがあった。それだけならまだしも、さらに推薦文の中には「BEN FOLDS を彷彿とさせる」みたいなことも書いてあった。81歳がBEN FOLDS(ピアノパンク)?! ちょっと興味をそそられ、早速試聴してみた。そしたら、すんげーカッコいい。でも、その時は買いませんでした(おい)。後日、TOWER RECORDSに行った時に買ってきたのですが、これやっぱすごいいい! おじいさん、超カッコいい! これ81かよマジかよ。すんげー。81歳ってのが逆にカッコよさ引き立つ。この81のスーパージャズピアニストはBENT FABRIC というお方で、実はグラミー賞も取ったことがあるかなりご高名な方らしい。
しかし、81歳でこの勢いはすごい! 何つーか、ソロとかでもリフのセンスが若い! 全然年よりじみたプレイじゃない! すんげーパワーあるっつーか、むしろちょっと乱暴なくらい(^^;; 確かにこりゃBENだわ。ジャズでも、お年を召した方が引く味のある感じじゃない。今でも現役バリバリって感じ。ジャズというよりはロックの魂を感じたりもする。これはすごいわ。
アルバム全体で見ると、実は残念ながらピアノを引き倒す曲は少なくて、ピアノの印象の強いのは1曲目とインストの7曲目。やっぱりこの2曲がダントツに好き。全体的によく出来てるとは思うけど、そこはやっぱり残念。もっと引き倒して欲しかった。でも、Matt Bianco 風の曲もあったりと、バラエティには富んでいて、流しっぱなしでも楽しめると思う。
この人が実際にピアノを弾く姿を見てみたいな。ライヴとかで日本に来ないのかな。ピアノ好きの人には超お勧めです。