チャットモンチー という素晴らしい女の子バンドがあるんですけど、先日その1st.アルバムが発売されたので買ってきました。その名も「耳鳴り」。
初めてチャットモンチーを見たのは「saku*saku 」のエンディングテーマでした。その時かかっていたのは「ハナノユメ」という曲だったんですけど、まず最初に「いいな」と思ったのは歌詞でした。僕は普段音楽を聴く時、どちらかというと歌詞よりも曲を中心に聴いているのですが、この曲は先ず歌詞に引っかかった感じですね。この歌詞の感じは女の子にしか書けない、と思いました。若い女の子ならではの感覚というか。よく聴くと韻も踏んでて、その韻の踏み方がちゃんと韻を踏んでるというか、駄洒落になっていない感じが良かったですね。韻を踏む、と駄洒落を勘違いしているアーティストは多いと思うし、その違いを説明するとなるとなかなか線引きが難しいのですが、その違いは明確にありますよね。そんな感じで、感覚もいい意味で女の子ならではの感じがあるし、言葉のセンスもいい、それによくよく聴くと音もいい。というわけで、僕の中でかなり気になるアーティストになりました。
そんな中、「saku*saku」のゲストに出演したんです。非常に注目して観たのですが、演奏している姿からはちょっと想像できないくらい素朴でかわいい! 特にボーカルギターのハシエリちゃんが超ラブリー! このギャップはいいですね~。ベースの福岡晃子はスポーツ系でカッコいいし、ドラムの高橋久美子はどーんとしてて頼りになる感じだし、三人それぞれキャラが立っててそれもまたいい。そんなわけで曲もいいし、キャラもいいしですっかりファンになってしまいました。
で、このアルバムを聴いたんですけど、やっぱりすごく良かったです。まぁ、割に似たような曲が多いんですけど、やっぱり詞がいいですね。すっげぇ切ねー。で、意外だったんですけど、詞は全員で書いてました。こういうギターバンドって、大体ボーカルギターの人が全部やっちゃうっていうのが多いんですけど、このバンドは全員で詞を書いてました。あと、音的にはアジカン っぽいです。でも、プロデューサーは元スーパーカー の人らしいんですけど。まぁ最近の日本のギターバンドはホント、いいバンド多いですね。