azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「AKIRA」ネタバレ有り感想。2020東京五輪を色んな意味で当ててしまった。

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いやー、東京オリンピック延期になりましたねー。予想されたこととはいえ、それでも驚きはありましたよね。

致し方がないことですが、できれば、こんな状況ですから、せめてそれが逆にうまい具合に働いて、10月頃の涼しい時期にずれ込んで開催、となれば良いかなぁ、とか漠然と考えていたのですが、一年ということになりましたね。

選手を中心に、様々な人、五輪に関係ある人ない人、みんなに大きな影響あると思いますが、なんとか、悪い影響は最小限にとどめたいですね。これは僕も含めて、みんな無関係ではいられないことなんだと思います。それくら大きな問題だと思います。

というわけで、東京五輪と言えば、映画的にはやはりこれを外せません。

はい、「AKIRA」です!

一応、当てましたからねぇ、大友克洋、2020年の東京開催。まぁ、結局は外れてしまった形とはなりましたが。

でも、映画の中では東京五輪の開催は、多分されていないんですよね。映画の中ではアポカリプスな状況だし、鉄雄、スタジアムぶっ壊したし(^^;;

で、現在の世界の状況を見てみると、もう、それはアポカリプス的だし、そういった面でも、ある意味この映画は未来を当ててしまったことになるとも思います。

で、この作品を観たのは、昨年のクリスマス・イブの日でした。ようやく『AKIRA』を観ました! いや長かった…、「観よう!」と思ってから(^^;;

この作品もですねぇ、「ブレード・ランナー」同様2019年が舞台の話なので、やはり2019年中に観たかったですからねぇ。だから、まぁ、ギリギリ(^^;;

えぇ、僕は夏休みの宿題はギリギリまでやらない派でしたよ、えぇ。何か?

あと、名作として定番化した作品は、販売とかレンタルとかでも消えることはほぼないですからね。それもあって安心してしまうというか、「また今度でいっか」となってしまいがちというのもあると思います。名作あるあるというか。

ま、そんな感じでようやく観た「AKIRA」でしたが、さすがに名作の誉れ高い作品だけのことはありました。めちゃカッコ良かった!

手描きの迫力!

作画は今のCG主体のものに比べちゃうと、ま、たしかに荒いかもしれませんが、逆にですね、今観ると却ってすごいと思います。

やっぱり手描きの絵は迫力あるし、独特の生々しさがあります。「ポニョ」とかそうでしたよね。あれもすごかったなぁ。

それに、手描きで細部の細かいところまで描きこまれててですね、もう職人技を通り越して芸術でしたね。同時代の宮崎駿を彷彿とさせました。

あと氷が降ってくるシーンでは、オネアミスの翼を思い出しました。あの、庵野秀明が担当したというロケット打ち上げの伝説のシーン。これも同時代ですね。やっぱ80年代のアニメってすごいな。

やっぱり圧倒的な世界観!

また、全体的な雰囲気や世界観はブレードランナーからの影響が濃厚なように思えました。印象としては、ブレードランナーの世界で、それとはまた別の物語が展開されているっていう感じ。

あと、芸能山城組の音楽がすごく良かったですね。当時の、多分デジタルシンセだと思うんですけど、その音色がね、先ずすごく気持ち良い。

そういう、その当時開発されたばかりの楽器と、太鼓とか日本古来の楽器を大胆に使った、その組み合わせの感じがね、近未来民族音楽とでも言うんでしょうか、サイバーパンクの世界を音で構築していて、めちゃめちゃカッコ良かったです。

それからなんと言ってもですね、冒頭でも言いましたが、2020年の東京五輪を当てちゃったのがすごいですよね! 大友克洋エスパーかって話ですけど。ま、それだけじゃなくてもですね、未来の日本の予測図のような本作ですけども。

ただ、この作品の反政府デモは、日本というよりは、むしろ香港のデモを思い出してしまいました。丁度、僕が観た時期にニュースとかでも頻繁に報道されてたというのもあって。

それに、もう日本では、ああいうデモなんて起こらないでしょう。

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実は金田が効いている

金田たち不良少年を見てて、「BANANA FISH」を思い出しました。ここらへんはバナフィの作者である吉田秋生大友克洋に多大な影響を受けている、ってことなんでしょうね、逆に言うと。

あと、金田って結構アホなキャラで、それもまた面白かったんですけど、そんな彼がですね、全体を覆う不気味で重い雰囲気を救ってくれているんですね。

彼のどこか、当時の言葉で言うC調な感じとか。仲間内では喧嘩は強いんだけど、大人にはまだ叶わない感じとか。場を選ばずナンパするところなんかも、なんとなく微笑ましくて良いですね。

そういう金田がいたから、ややもすると重い、救いようのない雰囲気一辺倒になってしまうところを、ちょっと救ってくれているというか、そういう効果があったように思います。

それでいて、鉄雄と互角にやり合う強さも持っていて。とても良い主人公像だと思います。

微妙に気にかかったこと

ただひとつ、ちょっと気になったのはですね、大佐って、まぁ基本的には「正義」の人だと思うんですよ。国の行く末を本気で憂えていると思うし、その思いは多分本気だと思うんですね。

なんですけど、やったことは軍部のクーデターです。ここは「銀河英雄伝説」の思想とは真逆だなぁ、と思いましたねぇ。