VAN HALEN の「1984」というアルバムを買ってきました。前々からVAN HALEN欲しいなーと思っていたんですが、最近終わってしまった「ロックフジヤマ 」という番組でこのアルバムが紹介されていて、“Jump”と“Panama”という俺の欲しかった曲が両方とも入っているオリジナルアルバムということで買ってきました。
で、聴いてみたんですけど、かなり良かったです。“Jump”と“Panama”以外の曲も良かったですねー。ここしばらくiPodに入れてこればっかり聴いていました。結構このへんの時代の、特にアメリカのロックバンドって、「産業ロック」とか言われて、「ロックの恥」的なニュアンスで語られることが多いらしいのですが、いやいやいや、全然カッコいいよ! ギターはもちろん上手い、つーかすごいし、曲のどっかしらには複雑なリズムパターンがあったりしてアレンジなんかも凝りに凝ってたりするし、それでいてポップ(そこら辺が「産業ロック」とか揶揄される所以だけど、俺はポップさは大事だと思う)だし、すげえいいじゃん! それを考えると、下手にアーティストぶったクソバンドがちらほら見える昨今、産業ロックの方が良かったんだなーと思ってしまいます。
そう、アレンジがね、すごい凝ってて、特にリズムの感じがすごくて。例えば、“Panama”のイントロなんか、ドラムは三拍目から始まっているのに、ギターは一拍目から始まってて、しかも半拍ずれたところから始まってるんですねー。これがどうにもドラムとミスマッチなんだけど、そのミスマッチさが、すんげえ気持ちいい。そういうリズムの面白さがこのアルバムの楽曲の中には随所にちりばめられてて、すごくいいですね。
あとやっぱりエディ・ヴァンヘイレンのギターでしょう。リフが超カッコいい。速ぇし。ギターばっか聴いてたりしますからね(^^;; 思うに、多分このアルバムの楽曲のほとんどがリフから作ったのではないでしょうか。ギターリフの印象の強さに比べて、ボーカルラインはあまりはっきりとしたメロディがないように思えます。やっぱリフから作って、その上にデビッド・リー・ロスが鼻歌を乗っけて作った、ていう気がします(^^;;
そんな感じでですねぇ、“Jump”も“Panama”も入ってるしってことで結構期待して買ったんですけど、やっぱ買ってよかった! 産業ロック最高っ!! Yeah!!