azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

エリック・クラプトン “AUGUST”は坂本龍一よりポップ?!


意外にポップ


前回、Michael Jacksonの“Thriller”を聴いた っていう話を書いたのですが、今回はその“Thriller ”繋がりでEric Clapton の“AUGUST ”です。何でマイケル とクラプトンか?と疑問に思われた方も多いでしょう。ほぼ共通点がなさそうな二人ですが、実はこの二人を結び付けてるのは何とYMO なんですねぇー。なぜかというと、YMOに“Behind the Mask ”という曲がありまして、マイケルがこの曲をえらい気に入り、マイケル自身が歌詞を付けたし、実際にレコーディングまでしたらしいんです。しかし、諸々事情がありまして、このレコーディングはお蔵入りとなったのですが、巡り巡ってこの「マイケル版Behind the Mask 」をレコーディングしたのがEric Claptonなのです。そんなわけで、この“AUGUST”に入っている“Behind the Mask”は「作曲・坂本龍一高橋幸宏 作詞・クリス・モスデル、マイケル・ジャクソン 歌・エリック・クラプトン」というものすごいことになっています。


余談ですが、クラプトンって結構日本とゆかりがありますね。YMOの曲をカヴァーしたり、貞本義行 にジャケ写描いてもらったり、K-1 観に来たり…。日本好きなんじゃないですかね(^^;;


で、今回クラプトン版を聴いてみたのですが、意外にもYMO版に忠実にカバーしているという印象でした。実はこのマイケル版は本家本元の教授 自身もカバーしていて、一時期はライヴなどでもよく演奏していたので、曲自体は知っていたのですが、そっちの方がよりロック色が強いかも(^^;; このアルバムの“Behind the Mask”もかなりロックなのですが、ポップな印象も強いですね。というよりも、このアルバム自体がクラプトンのイメージからすると、ものすごいポップです。ほとんどの曲でシンセが入っていたりするし、そこらへんはやはりPhil Collins がプロデュースしているからでしょうか。“Take a Chance”っていう曲と“Hold On”っていう曲が特にポップで、かなり好きですねぇ。実はクラプトンのアルバムを聴くのは初めてなのですが、意外にもギター弾き倒すっていうイメージではないですね。曲の主役はギターではなく、あくまでボーカル、メロディラインなんだという考え方のような気がします。あと、やはりクラプトンは声がいいですね。


そんなわけで、このアルバムも結構楽しめたのですが、でもやはりマイケルのヴォーカルの“Behind the Mask”も聴きたかったかな(^^;;