azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「デミアン」ネタバレ有り読書感想。中二的少年成長譚は世界の変革を目指す!

ヘルマン・ヘッセの「デミアン」という本を読んだんですけども、なかなか面白かったですね。本を開いていきなり副題が「エーミール・シンクレールの青春の物語」とあって驚いてしまいました。なぜ驚いたかというと、「エーミールと探偵たち」という、僕が大…

「いぬやしき」ネタバレ有り感想。シリアス演技のノリさん最高!

以前、ノイタミナ枠で「いぬやしき」というアニメが放送されてたんですけども。冴えない老人(と言っても定年退職前)が正義のヒーローで、イケメン高校生が悪役というエキセントリックな内容のSFアニメなのですが、これがまためちゃくちゃ面白かったんです…

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」ネタバレ有り読書感想。人と似ているものを壊すと人間性が失われるか?

劇場で映画を観たり、岡田斗司夫チャンネルの解説を観たりして、改めてまた読みたくなったのが、サイバーパンク映画の金字塔「ブレードランナー」の原作小説である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。そこそこ前に読んだので、やはり結構忘れてま…

「太陽の塔」ネタバレ有り読書感想。ひねくれきった恋愛小説。

森見登美彦がすごく好きです。最初はテレビアニメの「四畳半神話大系」を観たのがきっかけだったと思うんですけど、それ観てすごく面白くて、原作小説も読んでみたい!と思ったのがきっかけで、これまで結構読んでいます。で、この「太陽の塔」で森見登美彦…

「ROMA/ローマ」ネタバレ有り感想。俺わっかんねぇなぁ、この映画。

「ROMA/ローマ」という映画を観たんですけどね。舞台はメキシコなんですけど、なのに何故「ROMA」なのだろうか?と思ったら、メキシコシティのローマ地区ということらしいです。「ローマの休日」のローマ、中田英寿が一頃所属して優勝したローマではないそ…

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」ネタバレ有り読書感想。本としてかわいい。

村上春樹のエッセイ「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」という文庫本があるのですが、村上春樹の本の中では一番好きな本ですね。前回感想を書いた「やがて哀しき外国語」はアメリカでの生活を綴ったエッセイで、それも良かったのですが、こちらは…

「ジュラシック・パーク」原作小説下巻ネタバレ有り読書感想。描いたのは恐竜ではなく科学信仰批判?!

「ジュラシック・パーク」の下巻なんですけど、いよいよパーク内サバイバルが始まった感じです。なんせ恐竜、脱走しちゃいましたからねぇ(^^;; しかもその中には当然の如く、最強との呼び声も高いティラノサウルスも含まれています。これはヤバいです。恐竜…

「ジュラシック・パーク」原作小説上巻ネタバレ有り読書感想。ある意味映画より面白い!

「ジュラシック・パーク」の小説を実に久々に読み直してみました。そしたら、これがまた面白い!読んだ当時も面白いと思ったのですが、改めて読むと更に面白かったような気がします。ある面では、この小説を原作とした、あの名作実写化映画よりも面白いかも…

「火花」ネタバレ有り読書感想。史上初の「笑える純文学」?!

ピース・又吉直樹の「火花」を読んだんですけどね。いやこれ、素晴らしかった! さすが芥川賞獲っただけのことはある!史上初の芸人の受賞は、ひょっとしたら史上初の「笑える純文学」なのかもしれません。ところで、綾部はいつ日本の芸能界に復帰するんでし…

「コップクラフト」第二巻ネタバレ有り読書感想。ボーナストラックも楽しい、いよいよ本編?!

僕の大好きなラノベ、「コップクラフト 2」を読んだのですが、いやー、やはり僕の性癖にザックリ刺さると言いますが、モロ俺好みって感じでした!ストーリー、キャラクター、世界観、そしてキャラクターデザイン!どれをとっても素晴らしく、最高のラノベで…

「やがて哀しき外国語」ネタバレ有り読書感想。30年前のアメリカから今の日本が見える?!

「やがて哀しき外国語」を読み直してみたんですけどね。村上春樹のエッセイは面白い。村上春樹が「精神的ナルシスト」のためか、ややハナにつくところは散見されるけど、それでいて、基本的にはユーモアに溢れていて面白い。全体として、大まかな価値観念が…