今年は酉年、ということで今年最初のアルバムはBUMP OF CHICKENの「RAY」を聴きました! つーても、もう三年くらい前のアルバムですけどね(^^;; まあいいんです。チキンということでw
先ず、アルバムをターンテーブルに乗っけて、ブックレットめくってたんですけど、すごかったですね~。凝ってますね! 専用のアプリをDLして、それでブックレットの漫画見ると3DCGの絵と動画とセリフが見える。これにはびっくりしました。BUMPのCDの仕掛けは作品を重ねる毎にすごくなっていきますね。隠しトラックのクオリティもどんどん高くなってるしw かなり本腰入れてますよねー(^^)
でも、なんつっても楽曲的にも良いアルバムだったと思います。前回は正直地味な印象を持ってしまったんですけど(それでも良いアルバムでしたが)今回は一転して派手な印象の曲が多いと思いました。
前作よりも更にキーボードなどのデジタル楽器を多用していて、そこらへんはここ数年のBUMPの流れかなー、なんて思うんですけど、全体的な印象や、曲の骨組みとしてはロックでカッコいい曲が多い、という印象です。あと藤くんらしい真正面からの良い曲が多いとも思うんですが、今回は特に『ロック的なメロディアス』な曲が多いと感じました。なんとなく以前の藤くんに戻ったような気がしますねー。曲もそうなんですけど、歌い方も曲調も。ロックでエモーショナル(エモくはない)。今回特に藤くんの高い声が切なく響きました。
あ、ちょっと思ったんですけど、『ラストワン』はマイケルの『Man in the Mirror』のオマージュとかインスピレーションを受けたとかそんな風に感じたのですが。鏡の中の人に変わるようメッセージを送るという。
あと、やっぱギターがいい。相変わらずいい。特にバカテクってわけじゃないんだけど、メロディアスですよね。藤くんっぽい。アルペジオが下がっていく感じとか。コンポーザーのギターといった感じでしょうか。やっぱりメロディセンスあるんだよなぁ。もちろん、リズム隊は更にホントアルバムを重ねていく毎に強力になってますねー。
ただ、タイアップが多いのが、俺の中ではちょっと微妙(^^;; 心境の変化でしょうか? 事務所の方針でしょうか?w まぁ、でも随分初期の頃から数は多くなかったけど、ワンピースの主題歌作ったりしてたよなぁ。特に藤くんの場合は売るためのタイアップなんかじゃなくて、ガチに「『主題』歌」作ってたので、そういうところはホント大好き。
で、今回のアルバムの中では『RAY』が特に大好きで(他にも名曲いっぱいあるけど)、最初の頃は『RAY』ばっかり聴いてた。で、この『RAY』なんですけど、『天体観測』の続編でしょうか? 明るく楽しい曲調に反して、よく聴くとかなりディープな内容で、そしてテーマ的に『天体観測』と非常に共通しているように思います。
痛みを忘れずに、そしてその痛みを肯定し、寄り添っていく。痛みを忘れてしまうということは、別れてしまった「その人」を忘れてしまうということに繋がるから。過去の自分を否定した上で、その否定を肯定し、大切なものとする。
藤くんの過去に何があったのだろう?