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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第7~9話ネタバレ有り感想。


メイドインアビス 烈日の黄金郷」第7~9話を観ましたよ! いよいよ大詰めを迎える、その前段階といったところでしょうか!

前回、第4~6話の感想の時は、過去と現在が邂逅した、と書いたのですが、今回はまたしても過去の話となります。

この「烈日の黄金郷」はそういった意味で、時系列が行ったり来たりしますね。でも、あんまりわかりにくい感じはしません。過去に行くことでテンポが停滞する、ということもないと思います。そこらへんも作りが上手いというか。

やはりこのエピソードは、過去が直接現在に作用してるし、何より現在が過去に直結している、時間的距離を感じない、もっと言ってしまうと、この村の住人たちは百五十年の過去から何も変わっていない、言ってみれば、時間に置いてけぼりにされてる、ということが言えるのかもしれません。過去に捕らわれてるというか。

そして、その「過去」が暴かれ、「過去」がいよいよ牙をむいてきた、そんな感じになっていると思います。

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第7話

今回は全編過去の話。ヴエコの昔語りですね。どうやってこの村ができたのか、その謎が解き明かされる感じです。

決死隊が第六層に着いてからしばらくの話。基本的には見知らぬ、それまでの常識が全く通用しない世界でどうやって生きていくか、が見かけ上の主だった話、だと思います。

あのエレベーターみたいなもので隊員が再び第五層まで上昇すると、成り果てになってしまい、早々にもう戻ることはできないことが判明します。

ちなみに、あのエレベーターに乗って、第六層に来れた(来れてしまった?)のは、決死隊の前に成り果てが第五層にいたのですが、その「彼」のおかげだったらしいです。そしてその成り果ては白笛を持っていました。「何か」はあったのだろうことが示唆されますが、「彼」がなぜ成り果てになったのか、それは当然のことながら分からずじまいでした。

決死隊はそこらにいたであろう緩衝機を捕え、案内役に仕立てあげます。緩衝機曰く、自分たちは物事を観察するためにいる、みたいなことを言ってました。そのあからさまなオーバーテクノロジーさから察するに、やはり宇宙的な何かなのでしょうか。

そして生きるためには先ず水が必要です。第六層に水を手に入れられる場所は幾つかあるのですが、そのほとんどは危険を伴います。そりゃそうです。あらゆる生物にとって水は必要ですから、どうしたって強いものから優先的に独占していきます。

その結果、決死隊が確保できる水がある場所は消去法で一つに絞られてしまいます。しかし、なんとか水を確保することには成功。しかし、その水が後々大問題となります。

そして、今回はサバイバルが横軸だとすると、縦軸はヴエコと現地の女の子・イルミューイの絆だと思います。そして、このイルミューイが子供を産めない体というのがキーワードだと思います。

イルミューイは子どもが産めない身体のため、家族から見放されていました。実はヴエコも同じく子供が産めないらしいんですね。そういったこともあって、ヴエコのイルミューイに対する情も更に強くなっていきます。

また、イルミューイがヴエコを慕う理由が、母親と同じ匂いがする、ということにありました。曰く、色んな男と寝たことのある人特有の匂いがあるのだとか。なんとなく、ヴエコがどうやって生き延びてきたのか、そういうものも仄めかされています。

これはヴエコとイルミューイだけの話ではなく、決死隊というものが、なぜ決死隊にならなくてはいけなかったのか、ということにも関わってきます。他に居場所がなかったんですね。自分の居場所を確保できなかった人たちがヒシッと寄り添うように集まった、おそらくそれがこの決死隊なのでしょう。

ある日緩衝機が、願いが叶うという金の卵みたいなものを拾ってきます。その卵みたいなものはイルミューイに託されます。なんせ願いが叶うというのですから、決死隊の存亡をかけ、渡します。なんでも、大人よりも子ども(緩衝機は「子ども」ではなく「幼体」と呼んでいましたが)の方が都合が良いというのもありましたが、予言者の側面も持つリーダーの提案でもありました。曰く「この子が我々を救ってくれる」と。

イルミューイの願いはやはり、子供を産むことができる、ことだったと思います。

やがて、決死隊に発熱を伴う下痢が蔓延していきます。更には発症した者の体が植物のようなものに変わっていく。

調べてみると、水自体がどうも生物であったようで、下痢の中には卵のようなものが含まれていました。で、下したウンコを調べる描写があったりするのですが、やはり第2期はウンコというか、下(しも)というのがキーワードの一つかもしれないです。

こう言うとアレですが、実はそれが殊の外重要で、避けては通れないテーマであるようにも思うのです。

それは「生きる」ということを如実に表現しているのではないか、と。

生きるためには栄養の摂取が必要で、それには必ず排泄が伴います。よくよく考えれば、食べるだけでは生きてることを全て表現していることにはなりえません。

やはりこのアニメは「生きる」ということがこの作品の最大のテーマのように思います。

しかも、それは「原始的な生」というか「生きるということの根幹」みたいなものであるように思うのです。出産なんかはまさにそうですよね。

そして金の卵を託されたイルミューイは、願いが叶って出産します(無精卵のようなものでしょうか)。

しかし、生まれてきた子どもは何の動物なのかもよくわからない。でも、イルミューイは生まれてきた子をとても可愛がる、愛情を注ぐんですね。

でも、生まれた子には食料を摂取する機能がないんです。だから、生まれてすぐ死んでしまいます。

イルミューイは何度も何度も子どもを生むのですが、その度にそれを繰り返します。繰り返させられるというか。宿主に希望と絶望を繰り返させる金の卵とは一体何なのでしょうか。

そして遂にヴエコも発症し、苦しみの中、誰かに食料を与えられます。そしてその食料とは、現地の女の子の変わり果てた姿だった…のか? まだこの回では食料の正体はわかっていないので何とも言えないですが、そうなのかな、と思ってしまいました。

ただ、ここに至るまでの流れが、ヴエコと女の子の絆を丁寧に描いたものだったので、それ(食人)を匂わせる演出は非常に衝撃的でした。

また、リーダーが言った「この子が我々を救ってくれる」という意味合いが一気に怖いものになる。言葉というものには、時に凄みがある。

第8話

レグが野性味のありすぎる女の子の元に戻ったシーンからのスタートとなります。前回との繋がりがないので意表を突いたスタートと言えるかもしれません。

女の子はレグに、約束を守ってくれたら何でも協力する、と言われるがレグはその約束を覚えてません。そりゃ約束どころか、過去の記憶がスコーンと抜けてるわけですからね、覚えてるわけはない。

困ったレグは約束を教えてくれと正直に告白します。すると、どういうわけか女の子はウサギのような巨大な片耳と右腕を一本(左右二本ずつ、腕が生えています)を引き千切るという衝撃の展開。このアニメは本当にキャラクターにグロい行動を取らせたがりますね…。

そして、ヴエコの昔語り、つまり過去のシーンに戻ります。前回、衝撃のラストシーンからの続きとなります。ヴエコが食べたのはイルミューイではなく、その子供だったことが明かされます。若干、そっちも予測はしていましたが、それはそれで衝撃的です。いずれにしろ衝撃的です。もはやこのアニメには衝撃しかありません。

ヴエコ、そしてイケメンの男・ベラフは、そのイルミューイが生んだ子どもの肉を食べることに抗いながらも抗い切れず、本能に従い、食べ続けます。

イルミューイは巨大化し、最早原型をとどめていないほどですが、尚も子供を産み続けます。そして人格はほとんど失っているように見えますが、ヴエコには反応します。ヴエコへの愛情は変わっていないような、そんな感じに見えます。おそらく、それが更にヴエコを苦しめていたようにも思います。

そして、ある意味ヴエコ以上にダメージを追っていたのがベラフでしょう。おそらくべラフは、すごく真面目で良い人で、言ってしまえば「まともな人」なのでしょう。彼はずっと正気であったと思います。それ故、誰よりも辛かったかもしれません。

対して、周りの人間は、どうもイルミューイを神のように扱い、宗教のようになってしまっていたように見えました。そうなる気持ちもわからんではないですが…。飢えた彼らを救ってくれるイルミューイは、まさに神にも等しい存在であるとも思います。

しかし、変わり果ててしまったとはいえ基本的には人であり、彼らが食ってるのはその「人の子」です。まともな神経ではもたなかったのかもしれません。人は時に、自分を守るために本能的に自らを狂わせることがあるのかもしれません。そういった意味で、ベラフは非常に強い精神力の持ち主だったと言えるかもしれません。

ヴエコとベラフの二人に共通しているのは、狂えず、それでいて自らを罰する勇気もないことでしょう。というより、生きる、という気持ちが勝っていたのでしょう。そういった意味では、弱くもあり、強くもある。強さと弱さが同居しているというか。そもそも、強さ弱さとは何だろう?とも思わされます。

そして更に怪獣みたいに巨大化したイルミューイは、アビスの中心の方に移動していきます。そこでイルミューイの体に、透明な緑の膜ができます。それはリコたちが訪れた時に通った膜でした。

ここで「烈日の黄金郷」の舞台の秘密が明らかになるのです。あの街、あの塔はイルミューイ、つまり人間の体の中だったのです。どうりで地面が所々、血のように赤く染まっていたはずだ。あれはおそらく血管か何かの名残なのでしょう。

そしてその状況を作り出したのは、決死隊のリーダー・ワズキャンであったらしい。しかも、金の卵を自らも使用したらしい。おそらく彼の願いは、自分たちの「故郷」を作ることであったのだと思います。

決死隊はなぜ危険を冒してまでアビスに来たのか。それは彼らが、どこにも居場所がなく、流浪の民となった者たちだったからであることが、これまでの物語から容易に想像できます。彼らの願いは自分たちの国、自分たちの居場所を見つけることであったはずです。

ただ、決死隊は透明の緑の膜を潜ると、成り果てのようになったのですが、リコはそうはならなかった(ナナチは元々成り果てでしたから)。そしてヴエコも姿は変わらなかったんですね。これは一体どういうことなのか。その謎も今後解き明かされるのでしょう。

そしてヴエコはイルミューイの頭に相当する場所の中にいたのです。あの竪穴はそういう場所だったんですね。村人が竪穴を訪れると調子が悪くなったのは、イルミューイが拒絶してたからなのだと思います。イルミューイが受け入れたのはヴエコだけなのですから。頭に該当する場所にヴエコだけが入れたのは、そんな理由があったのでしょう。

だから、ヴエコは「ネットワーク」で街の様子を知ることができていたんですね。なぜなら、そこは「脳」に等しい場所だったのですから。

ヴエコの周りにいたスライムのような生物は、イルミューイの生んだ子供達の魂であるらしいです。

そして、イルミューイは自分の子を食った決死隊を許してはいなかったらしい。まぁ、そりゃそうでしょう。あの野性味の溢れる女の子は金の卵から生まれた、イルミューイのもう一つの願い、つまりは復讐であったのです。

最初はイルミューイだと思っていたので、なるほどそうかあ、と思ってしまいました。闇が深い。

第9話

イルミューイの子供がレグに向かって、なんか色々喋りはするんですけど、あまりにも自分の文法で喋るので、正直何言ってるかわからないです。そんなんだから、状況が今ひとつ掴めない。でも、どうやら母親の復讐を果たすつもりらしいことはわかります。

前回、自分の耳と腕を引き千切ったのはそのための布石のようなんです。多分、イルミューイにとって子供は自分の分身、という扱いなんだと思います。つまり、自分を自分の体の中に摂取することはできない、ということなのではないでしょうか。

それならば、と一部ならいけんじゃね?ということで、レグに引き千切った腕(耳はどこかへ行ったらしい)をあの街の中へ入れてもらうという作戦らしい。

しかし、案の定というか、街の管理者的な奴が子供の腕を、多分異物として排除しようと暴れまわります。でまた、この管理者みたいのがややこしくて、ヴエコの思念みたいのから生まれたものらしいです。

多分、イルミューイを思い、イルミューイを守ろうとするヴエコの気持ちみたいなものから生まれたらしく、リーダーの前の現れた時、自ら「三賢人である」と告げたらしいです。化け物じみてはいますが、言語は解するらしい。つまり、知性はあるようです。

で、その暴れまわるそいつをなんとかしなくちゃいけないということで、レグは火葬砲をブッ放します。火葬砲はアビスの法則みたいなものをブッ壊す力があるらしく、火葬砲が塔に、つまりイルミューイの体に風穴を開ければ、イルミューイの子供も街の中に入れる、という仕組みです。

なるほど、イルミューイの子どもが自分の腕をレグに託したのはここまで折り込み済みだったわけですね。

そしてその通り、イルミューイの子どもが攻めてきます。そしてここで一席ぶち上げるのですが、ちゃんとした日本語でした。なんだ、ちゃんと喋れるんじゃん。

そしてこれから復讐が始まるぞ!…という、その前に、久々にナナチが登場。長い夢を見ていたらしく、それはざっくり言うと決死隊のリーダー・ワズキャンに率いられて冒険の旅に出る、というものだったらしいです。大蛇になったイケメン・ベラフはそれを聞くと、これからは夢じゃなくなる、と言います。おそらく、今後の展開は、ワズキャンと共にリコさん隊はアビスの更に奥深くへと行くのでしょう。

そういえば、その前のシーンでリコはワズキャンに向かって、あなたの夢はここに自分たちの居場所を作ることじゃない、私を利用してここから出て、冒険を続けるというものなんでしょ、と看破していました。だから、おそらくそういう展開になっていくんだと思うのですが果たして。

しかし、リコがなぜそんな結論に至ることができたのかは、やはりよくわかりません。リコ曰く、前にも似たようなことがあった、ということです。それはボンドルドのことなのか、不動卿のことなのか。

それにしても、このリーダーもまた自分の欲望に実に忠実です。自分のやりたいことのためにはイルミューイをあんな風に凌辱しても構わないという感じらしい。

ただ、限界的状況では手段を選ぶ余裕はない、ということでしょうか。いずれにしろ、なんとなく、ボンドルド、そしてリコに似てると思います。

とにかく今回は、各登場人物がオリジナルの言語を使ってきたり、言ってることが論理的に飛躍していたりと、ざっくりとは話の流れはわかった気はするものの、ハッキリとはよくわからない回でした。


 

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「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第4~6話ネタバレ有り感想。謎のヒントと新たな謎でテンテコ舞い!!


メイドインアビス 烈日の黄金郷」第4~6話を観ましたぁー!

前回感想を書いた第1~3話は、過去と現在が入り乱れる構成が多かったと思うのですが、今回は遂に過去と現在が邂逅した!と、いった感じだと思います。

それまでの謎のヒントとなるようなものが出てきたり、また新たな謎が出てきたりと、なかなかにしてテンテコ舞いです。

ただやはり、映画がアクション多めだったと思うのですが、やはりそこはTVシリーズ。アクションというよりは、じっくり場を見せていく感じにして、各キャラクターの心情、ドラマを描いていく、って感じです。

と言いつつも、結構アクションあったりします。

そして、リコの脱糞も健在です(←)。

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第4話

前回、レグが対峙した相手は、昔のシーンの現地の女の子の成り果てた姿なんだと思います。

その子とレグはかつて知り合いだったらしいのですが、レグには記憶がなく、女の子の言葉も、なかなかにしてオリジナルの言語を使ってくるので、これがまた要領を得ないw

で、この女の子、めちゃくちゃ強いです。レグを自分の住処までさらってきてしまうし、レグを押さえつけて体をまさぐったり(!)もします。

最終的にレグはまぁ、帰って(逃げて)しまうんですけど、その際に女の子は「人の子供と同じ時間を生きるのか」という言葉を投げかけます。

確かに、前々から思ってはいたのですが、レグはロボットです。リコもナナチも成長します。ですが、レグは成長しません。当然のことですが。将来的にはどうなるんだろう?と。一人だけ子どもだから、バランス悪いよなー、とw

でもレグは、そのことを気にはしつつも「最後まであの二人のそばにいる」と言います。それからのことはそれから考える、とも。なるほど、確かにそりゃそうです。後のことはその時考える。それに、今はそんな余裕はないだろうし、リコもナナチもレグを必要としています。

またこの女の子は、デカいのと行動を共にしているのですが、それがなんとなくレグに似てるんですよねー。手には火葬砲らしきものもあるし。やはりレグとは「同族」なのでしょうか。

一方、リコの下痢を治すべく、ナナチはカジャと買い物に行きます。その会話の中で、この村の「価値」というものは自己申告制ではない、ということがわかります。どうもこの村の住人は、言うなれば「魂の形」が見えるようで、そこを基準にものの価値が決まるらしい。

例えばリコがペットのことを、何ものにも代えられないくらいの価値がある、と叫んだ時、それはリコの魂の叫びであり、リコにとってのペットの価値はその「リコの魂」から判断されたものらしいんです。

すると、ナナチが、自分でも自分に嘘をついていることがわかっていない場合はどうか、と問います。なるほど、いいこと聞いた。もっともだ。

それに対し、マジカジャはこう答えます。それはいずれ本物になる。なるほど、と思いました。

多く、カリスマと呼ばれる人たちは「なりたい自分」になるよう、自分に暗示をかけ、いつしかそれが本物になる、という話を聞いたことがあります。それを思い出しました。

そして、さらに二人の会話の中から、なんとミーティがこの村にいるらしいことがわかります。当然、ナナチはそこへ連れて行って欲しいと言います。

マジカジャに連れられたナナチは、巨大メカ大蛇(メカマンダと言った方がいいかw)みたいな奴の「巣穴」でミーティを見つけます。しかし、そのミーティには両目がありました。ミーティはボンドルドにやられて片目となってしまったはず。果たして、本当にミーティなのでしょうか。ちょっと疑問です。

そしてリコは、相変わらずホテルでウンコを踏ん張っています。今シリーズで、リコはすっかり脱糞ヒロインのイメージが定着してしまいましたねw しかも、ウンコをする際必ず「音入り」であるところが芸が細かい。本当にこのアニメはいらないところまで徹底して描写が丁寧です。そしてリコはウンコをする時もペットを離さない。

で、その脱糞ヒロインことリコなのですが、レグとナナチがどこにもいないので、探しに出ることにします。しかし途中、物陰にいたヤクザみたいな村人に捕まり、身ぐるみ剥がされそうになってしまいます。大ピンチ! 身ぐるみどころか解剖されそうな勢いです。しかしそこへ、前回ペットを潰そうとしたピンクの住人が登場。助けてくれました。

今度はピンク住人もペットを大事に扱うのですが、やたら肛門を見つめています。なんか今回のシリーズは、何ていうか、アナ*(←検閲のためカット)強めですよね。

そしてリコとピンクは友達になり、レグとナナチを探しに行くのですが、途中飯屋で人語を解する店員と遭遇。この店員の正体は何なのか?!

第5話

野性味溢れすぎる女の子の元を飛び出したはいいが、レグは道に迷ってしまいます。すると、女の子の横にいたロボットが助けてくれます。このデカいの、やはりロボットでありました。

しかし、善意からではなく、邪魔なのでさっさとどっかに行ってもらいたかったから助けたらしい。ロボット曰く「自分たちは干渉機(緩衝機?)」なのだそうです。レグもその干渉機らしいのですが、干渉機は層を跨がないのだそう。階層を越えていくレグは、やはり特殊な存在ということになるのでしょう。

そしてやはりリコの白笛を盗んだのはあの女の子であったらしいのですが、兎にも角にも、レグは村に戻ります。

一方、リコは飯屋で成れ果てた、あの決死隊のリーダーと出会います。このリーダーが村を作ったらしい。そしてリコは女将に村の言葉を教えてもらいます。リコは言語学の才もあるよう。なんか、ホント、スーパーガールだな。

そしてリコは女将にレグとナナチの居場所を聞くと、村人が行くと体の調子が悪くなるという、いわく付きの暗い縦穴に探検に行ったのではないか、と言われます。観てて、なんとなくそそのかされてる感はあるのかなぁと思いましたが、とにもかくにもリコたちは行ってみることにします。

その竪穴に行ってみると、スライムみたいなキモ生物がいる中、あの決死隊の女の子が囚われていました。この子は村を作ることに反対し、そのせいでここに幽閉されているようです。

あれから何百年も経っているはずですが、決死隊のメンバーはそれぞれ生き続けているようで、第六層は時間の進みが遅いのか、年を取らなくなるのか。それもまた新たな謎です。

女の子はネットワークのようなものを通して村を見続けていたらしいのですが、なんとなく、ハーミットパープルを思い出させます。

そしてこの女の子は、「始まりは、地獄を生むようなものだったが、今は割と良い村になっている」と言います。これまた気になる情報です。おそらくそれが、女の子が村作りを反対した理由なのでしょう。後々、この村の成り立ち、そして現状も詳しく語られるかもしれません。語られないかもしれません。

リコは女の子を助け出し、村に戻って二人を探します。女の子は例のハーミットパープル的な能力でナナチの場所がわかるそうで、案内してくれます。しかし、その家は自分を罰したかつての同僚(あの目の綺麗な男の子だと思う)の家なので自分は入れないと言い(そりゃそうだ)、リコだけで入ることになります。

そこにはミーティを取り戻すべく「自分」を売ったナナチが、ミーティのそばで寝ていました。ナナチを取り戻すにはリコの体を売れ、とメカ蛇は言います。つくづくスプラッターなアニメですね。

ちなみに、なぜミーティが復活したのかは、現段階ではよくわからないです。思うに、それは無理矢理な後付けで、大事なのはミーティをナナチの前に現すことだったのだと思います。

そこでナナチに自分を差し出させるかどうかの選択こそが大事だったのではないか。そしてリコにもナナチを取るか自分を取るかの選択をさせようとしたのだと思います。

しかし、それにしても第2シーズンは、特に第六層の人々の話がよくわからない。核心を外した、その周辺を話しているというのもあるだろうけど、そもそも言葉がよくわかりません。色々と「現地語」を混ぜてきますからね。

その意味で、アクションものになった映画とはまた作風が変わったとも言えるかもしれないですね。より観念的になったというか。

第6話

ナナチを取り戻すため、リコは自分の体の一部を売ろうと決心します。しかし、そんなリコを、マジカジャが強引に連れて帰ります。ピンク成り果てといい、なんとなく、敵か味方かわからない人が味方に回ることが多くなってきてる印象。

そうこうしてるうち、「呼び込み」と呼ばれる、多分狩のようなものが始まります。巨大な、半透明のスライムみたいな外側の中に、本体があるような怪獣が村に侵入してきます。

縦穴の女の子曰く、ここの村は外と隔絶されているから、たまに外の動物を呼び込んで狩をする、のだとか。ただ、狩といっても、どちらかというと一方的に村人が蹂躙されている感じ。

そこでリコが機転を効かせて、なんとか退治に成功。かと思いきや、トドメを刺すに至らず、大ピンチとなってしまいます。

そこへ、プルシカの幻影が現れ、リコは白笛を吹くことを思いつきます。

笛を吹くと、どこからともなくレグが! まさにヒーロー! しかし……、どこか変。ネイビーだったパーツが白へと変化しているのです。そして、いつにも増して強い! そして怪獣をやっつけると、いつものレグに戻りました。

白笛は遺物の本当の力を引き出すらしいのですが、これがおそらくレグの本当の強さなのでしょう。

そして全てが片付くと、元決死隊のリーダーがノコノコやって来て「祭りは終わったの?」と、いかにも呑気らしく訊いてきます。おめぇ、何やってんだよ、と思わずにはいられません。

おそらく、この「呼び込み」は村人の獣性を解放させるためのもののような気がする。なぜなら、リーダーが「祭り」と言ったからです。祭りとは、普段社会生活の中で押さえつけている、人間が根源的に持っている野性、獣性を解放させる側面もあるからです。そうやってガス抜きをしないと、その暴力性は社会に向けられてしまうからだと思います。

そして一段落してホテルに帰ると、縦穴の女の子によって、この村の成り立ちが語られ始める、というところで次回。いよいよですねー。

今回は「呼び込み」という「災害」を通じて、村人たちにもちゃんと人間性みたいなものがあるよ、ということを描きたかったのかな、とも思いました。

プルシカをちゃんとした笛の形に変えてくれたおっさんの、職人気質で実はやさしいところや、女将さんの商店街への思いと意地、意外とリコのために身を粉にして活躍するマジカジャなどなど、それぞれのキャラクターが立ち上がって来た感じ。身を呈してリコを守ったピンク成り果ても忘れてはいけません。

あと、怪獣退治のため、マジカジャをスーパーカーに改造するため、リコが髪を切ったのも印象的でした。リコの覚悟を表す、という点では非常に効果的且つ印象的且つカッコ良い演出だったと思います。

まぁ、髪はいずれ生えるから、いいっちゃいいのでしょうけど、女の子にとって髪は大事なものですからね。相応の覚悟だったと思います。

 

 

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「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第1~3話ネタバレ有り感想。リコ、脱糞ヒロインになるの巻!!


各所で話題沸騰、物議を醸している名作問題作アニメ「メイドインアビス」、そのTVアニメ版シーズン2が今年の秋に放送されました。

その名も、「烈日の黄金郷」!

TV版シーズン1、映画版を観ての満を持してのシーズン2です。いやぁ、楽しさ半分怖さ半分で楽しみにしていましたw

そしてね、遂に観てみたんですけど、いきなり意表を突きすぎる展開に参った。

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第1話

よォーし! 早速第一話観てみるぞー! リコたちはどーなったかなー?!って観てみたんですけど…。

…誰?

いきなり馴染みのないキャラ(ヴエコ)が出てきたので、少々焦りました。しかも、そこそこの長尺。

で、その人物の一人称でしばらく進んでいくわけですが、この人物、子供の頃、どうも虐待を受けていたようです。しかも性的ですらある。おそらく、焼きごてみたいのを体に押し付けられたようですらあるんです。

なんというか、このアニメは、こういう、幼児に対する扱いが、虐待だったり、孤児だったり、労働だったり、被験体だったり、かなりひどいですね。そこは正直、すごく気になります。

この子はリコの持っていたのと同じ、もしくは同型の羅針盤を持っています。しかも、被っている帽子みたいなのにはレグが被っているのと同じような丸いガラスのようなものが付いていたと思います。しかも新しい感じ。何か繋がりがあるのでしょうか。気になります。

やがて時は流れたらしく、この子は成長し、とある船団(多分冒険家のグループ)に入っていました。目指すは、どうもアビスらしい。例の羅針盤も一役買っているようです。

この冒険グループのリーダーのおっさんの声が、平田広明! こういう、ちょっとくだけたおっさんをやらせたら右に出るものはいないですね。そして。やっぱカッコいい。

そして、ラピュタのような嵐を抜けると、そこには視聴者的には見慣れたアビスの島が。でも、空撮のショットではいつもの町はなく、穴は森に囲まれています。ここから、この時代はやはりリコたちの時代よりもかなり前、下手したら何百年という単位で前だということがわかります。

最初にこの島に辿り着いた時は、おそらく島の存在も不確かなものだったのでしょう。あるのかどうかすらわからない。そんな島だったように思います。

現在(リコの時代)は、普通に船舶が来てる(キウイの病気の回)し、航海術や、安全に行ける航路は確立されているのでしょう。

そしてこの時代の島には原住民がいました。どういうわけか子供を産めないので、捨てられそうになっていた現地人の女の子を案内役にして、一同はアビスを降りていきます。しかも第六層まで辿り着いたようです。

そこからシーンは現代(リコの時代)に戻ります。映画の続き、エレベーターのような潜水艇のようなものに入って第六層を一行は目指します。

が、そこでまさかのリコの脱糞が展開されます。いきなりの意表を突いた展開に焦りました。

脱糞ヒロインは「コップクラフト」以来です。しかもあれはティアナの体と猫の体が入れ替わってしまったので、正確にいうと猫です。ヒロインではありません。

しかしこっちはヒロインの意思で脱糞。しかも仲間の前です。立て板すらありません。直です。

テレビで自らの意思で視聴者に向かって脱糞したのは、自分の知っている範囲では、大泉洋以来です。さすがリコと言うべきか。

しかも、シーズン2とはいえ、第1話です。しかも「あの映画のラストシーン」の流れから、です。まさかボンドルドもあの後、このエレベーターの中でいきなりとんでもないお土産を置いていくとは思わなかったでしょうねー。シーズン1、映画と、長きに渡った両者のこの勝負、リコの完勝です。

そして、リコたちが第六層に辿り着いたラストで、またしても時代は過去へ戻ります。過去の冒険者たちが第六層へ辿り着き、そして二度と戻ることはなかったことが冒頭の女性のモノローグで明らかにされるという、不気味なラスト。

いずれ、この過去と現代が出会う時が来るのでしょう。まさかこういう展開になるとは思わなかったので、意表を突かれたし、先が気になりますね。

第2話

OPで、画面がリコさん隊と昔の探検家の二つに分かれて、それぞれが同じルートを辿る、という演出。

また、EDの曲がカッコ良かったですね。シーズン1のEDは童謡のようなキャラソンで、そちらは可愛らしい感じの曲調で、しかも良いメロディーだったと思います。思うに、メイドインアビスはEDが良い。

第六層に辿り着いたリコの頭の上には新しくペットとなった鳥みたいな動物が乗っていました。さっき、リコ同様エレベーターの中でウンコをしていた動物です。それを頭に乗っけるということは、高確率でウンコを拭いていない肛門が頭と接着しているはずです。ウンコ仲間ということでしょうか。

第六層は古代の遺跡のようなところでした。そこに植物が繁茂し、危険そうな動物が跋扈する、そんな世界観です。食料になりそうな動物を見つけるのですが、そこは火山帯のような危険な場所でした。弱い動物は危険な場所を住処とする、というのは実にありそうな設定。そういうところもよく作り込まれていると思います。

また、その動物の卵をいくつか拝借し、例によって調理するのですが、煮てもまだ動いているという…。口に入れても動いている…。活け造りのようなものでしょうか。で、それを今度は唐揚げにして、皆で食べます。このアニメ、異世界グルメアニメの要素もあって、そういうところも魅力だと思います。

しかし、寝ている間に何者かが「アジト」に侵入し、リコの白笛が盗まれてしまいます。後を追った三人が辿り着いたのは怪しげな塔のような建物。人工物であるらしい。おそらくは遺跡の類でしょう。

そこに入るには怪しげなバリアー状のものを突破しなければならないのですが、危険物担当のレグ(強いからだろう)は、しかしビビりでありました。目を瞑って恐る恐る手を伸ばすが、なかなか手が触れられません。そこをリコのペットが躊躇なくダイブ。安全であることが確認されます。でも、まだレグはビビってる。レグはいざという時は勇猛に戦うけど、普段は一番ビビりなのが可愛い。また、食に関してはナナチが一番ビビりというのも可愛い。リコはいつでも強い。

そして、塔の中に入ると、そこは異形たちの村、つまり成れ果ての村でした。おそらくは昔の探検隊なのだろうと予測されます。昔の探検隊の、第一話の狂言回し的なポジションの女の子のモノローグで、第六層まで辿り着いた者は人の形を保ったまま戻ることはできない、とありました。おそらくで人は成れ果てとなってしまうのでしょう。だとすると、将来的にはリコもそうなってしまうのかもしれない。

第3話

前回のラストに現れた、成り果て村の案内人みたいな人物に村を案内してもらうリコ一行。しかし、地面がところどころ赤いのが不気味。何かあるのだろうか。

案内された先で、盗まれた白笛が見つかるが、職人みたいな奴に削られていました。しかし、リコ曰く「嫌がっていない」。話を聞くと、要は楽器の形に直しているらしい。それが本来あるべき姿だ、と職人は言います。よく考えれば白笛だから笛なんですよね。確かに今までは加工していなかった。

更に街を案内されますが、この案内人、名をマジカジャというんですが、「公用語」は使えるものの、今ひとつカタコトだし、言葉の概念も「公用語」のそれとも違う感じだし、何よりこの成り果て村の常識が独特なので、何を言ってるのか今ひとつわかりにくい。

しかもこのマジカジャ、実態は「臭い」であるらしく、体は後から色々くっつけたものらしい。臭い…。うーん、ちょっとよくわからないですね(^^;;

また今回のトピックスとしては、この村は「価値」という概念が通貨として使用されているらしいです。でも、その一方で価値に相当する物理的な硬貨もある。ざっくりお金と考えてもいいのかもしれない。またこの硬貨、何もない空中から現れる。よくわからない…。そして、この「価値」というものが、それこそ絶対の価値観念らしいです。

リコのペットが住人の慣れ果てに奪われて、その住人が興味深そうに弄び、腹と背中を強く押して潰してしまいます。片目が飛び出て、内臓も出てしまう。いやしかし、ホント、このアニメ、いちいちグロいですね(^^;; いきなりの展開に観てるこっちもびっくりしたんですけど、当然リコは怒り心頭です。

リコがペットのことを、世界で一番大事なものだ!と叫びます。すると、どこからともなく黒い、影のような触手が現れ、ペットを潰した成れ果てを捕まえ、身ぐるみはがしてしまいます。壊した価値と同等のものを差し出させている、らしいです。平等といえば平等だけど、容赦がないですね。

しかも、この世界の住民がそういうものかもしれないんですけど、ものをバッグとかではなく、体の中に入れているらしいんです。だから、触手はこの住人のケツの穴から色んな、人形とか持ち物を取り出し、ぶっ壊したり、ばら撒いたりする。なんかスゲエ世界観だな…。

そして、その様を見ていることしかできずに泣き始める住人の姿は、自業自得とはいえ、見てて、なんか憐れみを誘います。更には、「価値」が足りなかったからか、腕とか、体の一部を引き千切られ、周りの観衆に与えられます…。なんというか、この作品はとことんグロいですね。

そうして取り立てられた「価値」はリコにも与えられます。しかし、その様を一部始終見ていたリコは、さすがに躊躇します。でも、マジカジャに「それほどの価値はなかった?」と問い詰められると、今更そんなことは言えないし、否定するわけにもいかなくなってしまいます。しかも、大切なペットであったことは間違いない。

なんというか、全てを価値の交換で決めるのは、それこそ大切なものが抜け落ちてしまうように思うんですけど、どうなんでしょう。

また、この村は体の売買もしているらしい(!)。店先でリコの母親の書き残しを見つける場面があるんですね。それで当然、リコはそれを買おうとするんですけど、まだ価値の硬貨を持たないリコは、体の一部を差し出せば何でも買える、とマジカジャに言われます。そしてマジカジャもまた、リコの体を欲しがっているらしい…。

この時のカジャが、それまでの人の良さそうな感じとは一転、極めて不気味な感じになるんです。人には良い面も悪い面もあるけど、その人にとっては良い面でも悪い面でもなく、単なる自分でしかないのかもしれない。

そしてリコは泊まったホテルの食事に当たり、腹を下します。今シリーズのリコはウンコに見舞われている。

 

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映画「メイドインアビス 深き魂の黎明」ネタバレ有り感想。悪は悪としなくちゃいけない!!


メイドインアビス 深き魂の黎明」を観ましたー!

先日アマプラで観たんですけどね、映画公開時に観たいと思っていた作品をようやく観れた感じです。

ただ、完全にテレビシリーズの続きとして作られていたので、あの当時、映画観に行ってもわけがわからなかったと思います。

要は、テレビの(テレビ版第一シリーズの最終回が二話分と換算すると13、14話だから、)15話以降、って感じで制作されたのだと思います。

映画にした理由、映画にせざるを得なかった理由というのも、明確にあると思います。

予告編

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一見さんには超不親切

もう、説明とかほぼナシです。一見さんの人に親切か不親切かで言ったら、完全に不親切ですw

だから、完全にテレビシリーズを観てる前提で作られた映画ですね。

例えばですね、テレビ観ないで映画行ってたら、ナナチの見た目の解釈からして間違えていたと思うんです。

ウサ耳のこの子は獣人なのかー、そういう世界観なのかー、って、そんな風に理解していたと思います。

ナナチのあの可愛らしい見た目は、それだけで異常なことが行われたという、その生き字引みたいなものなので、全然解釈が違ってしまってた可能性大です。

ナナチのあの見た目はl言ってみればゴジラの、あの皮膚のようなものだと思います。ゴジラが立ち上がり、その姿を人類に晒すだけで、人類は罪の意識を持つ、みたいな。

映画にした理由(多分)

映画は全編グロの嵐でしたね。

グロが強すぎて、あんまり内容が入ってこないようなw、それくらいグロでした。

もう、冒頭の虫のエピソードからグロ!

ボンドルド相手に戦う、その戦法がなかなかエグい! リコも可愛い顔して考えることがエゲツないw

これ、絶対に地上波のテレビでは放送できないですね(^^;; これが映画にした理由なんだと思います。映画にせざるを得なかったというか。いやだって、無理だもん。

でも、映画だからか、まー振り切ってましたねw いやー、参ったw

それにしても、レグは強いですねー。なんというか、今回、全体的には冒険モノ、というよりはバトルもの、という色彩が強かったように思います。やはりそこは「やっぱ映画ッスから、派手にバーンとね」って感じだったんでしょうか。まぁ、わかりますが。

また、映画だから、若干いつもより背景が細かかったように思うんですけど、テレビとあんまり変わらなかったかなー。相変わらず細かい描写でw

つまり、それだけ普段からクォリティの高いTVシリーズだったということです。作画崩れも(多分)なかったし。

白笛とは

また今回、物語の流れという点で大きなポイントだったのは、白笛という小道具の正体だと思います。

あれって、実は人間だったんですよね…。

リコが死体だったり、笛が人間だったり…、いやこのアニメ、大概すぎる! 人を供物として笛にするのだそう(多分)。


笛の使い道としては、ラストダイブと呼ばれる深界最下層へ行く際のゲートを通る際にキーとして使うらしいです。白笛がなければそれ以上、下には行けない。

しかも、その白笛が吹けて、ちゃんとラストダイブの効力を得られるのは持ち主だけなのだそう。

ボンドルドの正体

そしてボンドルドの正体(本体と言った方がいいかもしれない)はこの白笛であるらしいんです。ボンドルドについては後述します。ホンット、ちょっと、言いたいことあるんで。

で、このボンドルド、冒険やアビスの謎を解くことに執着した挙句、自らを供物にしたというのです。だから、あの仮面を違う者に被せ変えれば、死ぬことはない。…らしい。まぁ、ここらへん、白笛と仮面の相関関係とか、ちょっとよくわかんなかったんですけど。

ただ、最後レグとの決戦では仮面を被って、最後ジンオウガみたいな姿になったのを倒したらやっつけることができたんですけど、あれはなんでだろう? ただ、最後に壊れた仮面を別の人が被ってて、復活してましたけどね。

プルシュカ

また今回、ボンドルドの娘のプルシュカという新キャラの女の子が出てきまして。

てっきり、新しい仲間に加わるのかなー、と思ったら、まぁちょっとここで言うのは憚られるようなことをされて、カートリッジと呼ばれるボンドルドの力になるようなトランクに変えられ……。それ、しかも父親にですよ!

いやもう、ホント、なんかね、このエピソード以降、観てる間ずーっとイライラしてました。

話を続けます。それで、そんな姿になってまでも、ボンドルドを思いやるプルシュカに、やるせない思いが広がります。

プルシュカは実はボンドルドとは血の繋がった子ではなく、謂わばボンドルドの実験体(!)の失敗作(!!)だったらしいんです。

生まれながらに生を憎み、呪う子は必ずや役に立つだろう(みたいなこと言ってました。ウロ覚え)、ということで娘として育てたのです。

この子のボンドルドに対する愛情は、生まれてきた子供は親を選べず、そこにすがるしかないことの象徴のようにも思えてならないです。

そしてプルシュカの最後を看取ったリコは、トランクの中から白い笛が出てきたのを見つけます。プルシュカは白笛になったんですね。なってしまった、というべきか…。

その白笛はリコのものとなり、リコにしか吹くことはできません。こんな形ではあるものの、プルシュカは願い通り、リコと冒険の旅に出ることができるようになったのです。やるせない。

ちくしょう

冒険といえば、ナナチは二人との旅を「楽しい」と感じます。

ただその際「ちくしょう」と言います。

それはやはり、ミーティも一緒に連れてきたかったから、だと思います。その悔しさと、自分だけ楽しんでいるという罪の意識が「ちくしょう」というセリフになったのだと思います。

この作品の、そういう言葉の選び方がすごいと思います。しかも簡潔なところがまたすごい。

またそんなナナチは、過去、ボンドルドに言われるがまま、子供を切り刻み、トランクに詰める作業をさせられていたことがわかります。

ナナチがリコの左手の手術ができたことは、そんなことが理由になっていたんですね。ナナチはボンドルドの最後を見た時、こいつの口車に乗せられなかったら…、と途中で言葉を飲みこみます。

ボンドルドの口車に乗せられなかったら、憧れのアビスには来られなかったし、こうして冒険をすることもできなかった。

ボンドルドの手足となって働かなかったら、リコを助けることもできなかった。

それを思うと、よくわからなくなってきます。

ボンドルドは悪、でいい

この映画にはボンドルドという奴が出てきます。(|)←こんな顔(というか仮面)した奴なんですけどね。

なんつーか、ダースベイダー崩れというか、ウォーズマン気取りというか、そんな風貌、出で立ちで登場してきやがります。いかにも、俺悪役だゼ、ってツラして。

それでいて、ボクチン正常ですけど何か?みたいな態度を常に取ってくる奴でもあります。頭のおかしい奴に限ってそういう態度取りたがりますよね。やっぱり後ろめたさはあるのかな?w

ちなみに登場自体はTVシリーズ最終盤で既に出てきてるんですけどね、本格的に物語に登場したのは、この映画からと言っていいと思います。

いやもうね、ホンット、俺このボンドルドって奴が嫌いで。

よくこの映画を称して、鬱アニメという評価があるのですが、個人的には怒りですね。怒りアニメでしたね。途中から、つーか、言っちゃうとプルシュカが、まぁここでは言うのが憚られるようなことをされるシーンから、ずーっと、イライラしっ放しでした。

もう、ホントにボンドルドに対する怒りが収まらなくて。

僕は基本的には映画とかアニメとか小説、マンガを読む時、頭で分析的に観るよりかは、登場人物(主に主人公寄り)に感情移入して、物語の中に入っていく、っていう風に観たり読んだりしてます。

だもんだから、本当にもう、怒りが止まらなかった感じでしたねー。

もうね、ボンドルドは悪だと思うし、悪ということでいいと思うし、悪ということにしなくちゃいけないと思います。

もちろん、正義と悪は相対的なものでしかない、という論もありますが、僕はやっぱり正義とか悪とかいうものは存在すると思う。

じゃあ、そういった正義とか悪とかは何か、と言ったら、やはり社会に反する、公共の福祉に反しているか否か、だと思います。

なぜ社会が大事かというと、人間は社会的動物であり、高度な社会を作ることによって、ここまで生き残ってこれたからです。人間は社会、文明、文化がなければ、多分生物界でも最弱の部類に入ると思います。そんな最弱である人間がここまで発展したのは、ひとえに強力な社会を形成したからだと思います。

だから、社会とは人間にとって最も重要なものであり、それを脅かす者は悪なんです。で、「社会を脅かす」とは何ぞやという話になると、長くなると思いますので、それは割愛させていただきます。

とにかく、人様に迷惑をかける奴は悪なんですよ。

身寄りがないからといって、子供を騙して実験体にし、資源にするなどということは、これはもう、悪ということにしなくてはいけないと思う。

ボンドルドはもう一人のリコ

その一方で、ボンドルドをそうさせてしまったのは、前述したように、冒険と探究心が行きすぎてしまったからだと思うんです。

結局、ボンドルドの過去は語られなかったのですが、なぜ彼はああなってしまったのか、そこにも非常な興味はあります。

なぜなら、彼は多分、元はリコやナナチと同じような冒険心と探究心のある男の子だったと思うからです。不思議な穴であるアビスに純粋な好奇心をもって憧れる、そんな素朴な男の子だったのかもしれません。

それがだんだん行き過ぎて、突き詰め過ぎてしまって、ああなってしまったのかもしれません。なんとなく、科学者とか研究者など、物事を突き詰めて考えなくてはならない仕事に就いてる人にも通じるようなところがあるような気がします。

突き詰めるということは、そういった危うさと表裏一体なのかもしれません。もちろん、それによる功績というものも大きいとは思うし、恩恵も受けているとは思いますが…。だから、完全否定なんかはしないです。

そして、このボンドルドの冒険心や探究心は、今言ったようにリコとも共通するものです。

だから劇中、リコはプルシュカに対する所業に対しては怒りを顕わにしますが、ボンドルドの探究心については、何も言いません。実際、リコも明確にそのことを言葉にしていました。

ボンドルドは、リコが将来こうなる、という可能性の一つなんだと思います。もう一人のリコなんですね。

この先、リコがどうなるか、そういった意味でも注目であると思います。

また、リコの母親も白笛でした。ということは、当然供物となった人間がいるはずです。そこにも、今後注目だと思います。

しかし、この映画は、果たして完全なフィクションなのか、という懸念もあります。



 

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ディズニーリゾート、USJのハロウィンのお土産は缶入りお菓子&お茶で決まり!!



日本でもすっかりハロウィンが年間行事として定着しましたねー。

ちょっと前まではハロウィンといっても、名前は知ってるものの、それを楽しむという人はかなりな粋人であったと言えるでしょう。

一説によると、ハロウィンが日本に定着したのは東京ディズニーリゾートがイベントを打ったかららしいです。

確かに、ディズニーは西洋社会の行事です。そして、西洋社会ではハロウィンは年間でも屈指の大盛り上がり大会イベントです。当然、ディズニーがそこをスルーすることはありえなく、むしろ積極的に盛り上げていくことは理の当然。

というわけで今回は、そんな本場(?)ディズニーリゾートのハロウィンおすすめのお土産をご紹介します!

ついでに、USJのお土産もご紹介! USJも元はアメリカのものですからね。御多分に洩れず、ハロウィンはワッショイワッショイやってます。

 

ディズニーリゾート編

Dヲタよくある会話。

十月も末になってきたある日。

「もうハロウィン終わっちゃうね。寂しいねー」

しかし、ハロウィンは10月31日が当日。

はい、そんな感じでですねー、日本にハロウィンを定着させた疑惑筆頭のディズニーリゾート。そのハロウィンのお土産なのですが、缶です。ええ、缶です。

どういったところがオススメかと言いますと、先ず、美味しい。缶が美味しいとはえらく酔狂な奴だな、とお思いの方もいらっしゃると思いますが、もちろん中身でございます。

キャンディーやクッキーが入っていて、しかもディズニーリゾートのお土産はどれも美味しいんですよね!

で、僕が買ったお土産はと申しますと、お茶です。紅茶と、ハーブティーですね。

中身を美味しくいただいた後、小物入れとして使えるのが超便利。見た目は言わずもがなで、大変に重宝しています。

随分前に買いましたが、未だに使ってますからね。

バンパイヤミッキー&ミニー(紅茶&ハーブティー


この年のキービジュアルはねー、特に好きでしたね! まぁ、僕が本格的に舞浜民(年パス購入の意)になって、確か初めてのハロティンだった、ってのも大きいかと思います。そこらへんのね、思い出調味料ってのは人間どうしても大きくなりますよね。

で、この年のキービジュは、定番のオールドスクールなミッキー&ミニーのアレンジスタイルであります。

このシンプルな感じがいいんですよねぇ!

もうね、あまりに好きで、缶はおろかTシャツ、果てはフィギュアまで買ってしまったほどです。

↑Tシャツ。特にTシャツはこの掠れた感じが良いんですよね。良いハロウィン演出。

↑そしてこちらがフィギュア。まぁ正確に言うと、ペットボトル用のストローなんですけどね。フィギュア目当てで買ったので、ストローは外してしまいました。

普段かわいいミッキーがちょっとワルっぽくなってるのが、逆にかわいさを浮き彫りにしているんですよねー。

それに、なんというか、バンパイヤコスと元々のデザインの相性が良いように思います。なんか妙にハマッてる。

しかも缶の大きさもですね、程良いんですよねー。僕はスマホの電源とか、コード類をしまうのに使っています。

ミニーちゃんとの並びがまた、良いんですよねー。二つ並んだ時のサイズ感がまたGOOD。

↑横はこんな感じ。

↑逆サイド

↑そして上から見たところ。このシルエットの感じもいいいなぁ。

バンパイヤミッキー(ハーブティー


こちらもお茶なのですが、ハーブティーオンリーとなっています。

しかしこちら、仕掛けがあって、基本的にはブラックベリー風味のブルーブレンドハーブティーなのですが、付属のハニーレモンシロップを入れると、なんと青から紫へと変化します。イッツぁマジック!

紫といえばハロウィンカラーですからね(多分)。そこらへんの演出が粋ですよね。

そして、缶は銀を貴重として、紫と青でのデザイン。お茶のカラーをあしらっている感じですね。

そして蓋部がのミッキーが半立体となっている凝った意匠。素晴らしい。

こちらのミッキーは、先ほどの定番クラシカルミッキーとは異なり、この商品のためのオリジナルデザインとなっております(多分)。

この感じ、カッコいいですよねー!

ワルっぽく振舞ってる悪役ミッキーといった感じで、普段と違う雰囲気。ミッキーもすっかりハロウィン仕様。

でも、その感じ、カッコいいんですけど、やっぱりかえって可愛らしさが引き立ってる感じです。

↑サイドその1

↑サイドその2

↑サイドその3。こういう細かい作りも丁寧なのがディズニーリゾートお土産の良いところ。

USJ

USJも元はアメリカのものですから、ハロウィンには力を入れています。こちらはディズニーリゾートと違い、「可愛い」よりもハロウィン本来の「怖い」に振ってますねー。夜になると、日没後かな、もう、園内中にゾンビの群れが!

キャー! 怖ーい! キモーい!

と、女子たち叫んでるのですが、何如せんおっさんは相手にしてもらえませんでした。

ただ、中には水を吐くゾンビも紛れており、首からぶら下げた一眼レフに当たったら一大事と、割と違う意味でリアルにゾンビは恐怖でしたね。

そんな感じで、なんだかパニック映画の中にでも紛れ込んだみたいで、テンション上がりましたねー。

ディズニーリゾートにしろ、USJにしろ、ホントにその世界、フィクションの世界に束の間入り込んだような気分に浸れるのが、一番の楽しみのように思います。

ウィザードスヌーピーフィギュア付き缶(プチカップケーキ)



スヌーピーが結構好きで、USJに行った時のお土産はほぼスヌーピー一択ですね。と言って、年パス持ってるわけでもないし、そんなに行ったことはないんですけど。

こちらの缶はオレンジを基調としたもので、スヌーピーが魔法使いに扮した、可愛らしいものとなっております。やはり日本では数々の魔法少女もの、近年ではハリー・ポッターの影響もあり、どことなく「可愛らしい」というイメージが、なきにしもあらずといった感があります。

このスヌーピーも、とても可愛らしく仕上がっているのですが、この缶、何と言ってもフィギュア付きというのが良いんですよねー。


↑正面から見たところ。

↑後ろから。マントの模様もちゃんと描かれています。

↑サイド。やはりスヌーピーといえば横顔ですよね。横からのショットはスヌーピー味が増します。

↑逆サイドの横。リボンのコウモリも細かく造形されています。

蓋部の真ん中に小さなウィザードスヌーピーのフィギュアが鎮座しております。やはり、これがあるのとないのとではえらい違いですからね。

ミッキーのコーヒー缶を彷彿とさせます。確か、買ったのはこっちの方が先でしたね。

そしてこの缶、そこそこの大きさがあるので、物入れとしても重宝しています。こちらもやはりコード類を入れています。

↑全体の後ろはこんな感じ。

モンスタースヌーピー



こちらのスヌーピーは打って変わって「怖い」を標榜した缶となっております。その感じが逆に可愛いんですけどね。

ちなみに、白い缶はミルククランチ、黒い缶はブラックココアクッキーとなっております。

バンパイヤミッキー同様、普段かわいいスヌーピーがワルっぽく振舞ってるのが可愛らしい、というパターンですね。

しかし、スヌーピーが扮しているのは魔法使いでもなく、バンパイヤでもなく、なんとゾンビw 割とガチで怖がらせてきているのですが、そこはスヌーピー、やっぱり可愛いです。

なんというんでしょうねぇ、可愛いキャラクターって、ワルを装うことで、かえってかわいさが引き立つものなんですね。ギャップ萌えの典型例かもしれません。

バケツ風になってる缶全体のデザインも、非常に良き。なんとなく、バケツもハロウィンのイメージがありますが、何ででしょう?

↑こちらはオオカミ男スヌーピー。オオカミ男と言っても、スヌーピーはそもそも犬ですからね。実はあんまり変わらないw

↑こちらは丸っと一周描かれていて、四種類のコス(?)を楽しめます。


 

 

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