2020-01-01から1年間の記事一覧
以前ノイタミナで放送していた「東のエデン」が大好きで、それ以来、神山健治にも注目するようになりました。で、その神山健治の監督作ということで、「ひるね姫~知らないワタシの物語~」を観ました。モロ俺好みの作品でしたねぇ。やはり神山健治の作風は…
酒見賢一の「周公旦」を読んだのですが、非常に面白かったです。周公旦とは、「孔子が夢にまで見た」というほどの中国きっての聖人らしいです。周という国の、まぁ、言ってみれば、王の代わりに国を治めた人、といったところでしょうか。あの、正直、僕全然…
ジム・ジャームッシュ監督作ということで、「パターソン」を観ました。主演のパターソンを演じるのはスター・ウォーズの最終シリーズでカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー。そして、その相手役である妻・ローラを演じるのは「バハールの涙」で主人公・…
そろそろクリスマスですね。僕はクリスマスファシズムに対しては敢然と異を唱える高邁の士であることを自認する者です。しかし、今回はそのクリスマスの時期を舞台とした児童文学の名著「飛ぶ教室」の感想を書きたいと思います。この作品の子供たちはクリス…
以前、「UN-GO」というアニメがノイタミナ枠で放送されていて大好きだったんですけども、その原作となったのが、なんとあの文豪、教科書にも載っていた坂口安吾の作品「明治開化 安吾捕物帳」でした。アニメの方はちょっと捻って近未来の日本を舞台に、原作…
今回感想書こうと思う映画は「スリー・ビルボード」なんですけども、これもまたなんかちょっとよくわかんない話だったですねー(^^;;アカデミー賞を獲った話題作(主演女優賞、助演男優賞受賞)ということで観に行ったんですけどね。やっぱり、事件の真相や犯…
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を観たんですけれどもね。良かったとは思うんです。良かったとは思うんですけれども、ちょいと俺には難しかったやもしれません。でも、感想書いちゃいます。ちなみに本作品はアカデミー賞で、主演男優賞と脚本賞を受賞し…
「エーミールと探偵たち」という、子供たちだけで犯罪者を追跡して捕まえる、というドイツの児童小説があるんですけど。過去何回か映画化もされた名作です。実は、この本の作者と「デミアン」の作者は同じだと思っていたんです。そしたら全然違ってましたね…
「ムーンライト」という映画を観まして。確か、いとうせいこうかな? 激賞しておりまして(違ったらごめんなさい。調べるのはめんどくさいので、しません)。僕は割と「この人スゲエな」って人にあからさまに影響を受ける派ですので、行ってきたんです。それ…
村上春樹のエッセイが好きです。また、村上春樹の短編も好きです。元々短編小説自体が好きなんですけど、村上春樹のものは特に小気味が良いというか、切れ味があるというか、読んていてサイズ感が丁度いいんですね。それは長さ的なものもそうなんですけど、…
ヘルマン・ヘッセの「デミアン」という本を読んだんですけども、なかなか面白かったですね。本を開いていきなり副題が「エーミール・シンクレールの青春の物語」とあって驚いてしまいました。なぜ驚いたかというと、「エーミールと探偵たち」という、僕が大…
以前、ノイタミナ枠で「いぬやしき」というアニメが放送されてたんですけども。冴えない老人(と言っても定年退職前)が正義のヒーローで、イケメン高校生が悪役というエキセントリックな内容のSFアニメなのですが、これがまためちゃくちゃ面白かったんです…
劇場で映画を観たり、岡田斗司夫チャンネルの解説を観たりして、改めてまた読みたくなったのが、サイバーパンク映画の金字塔「ブレードランナー」の原作小説である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。そこそこ前に読んだので、やはり結構忘れてま…
森見登美彦がすごく好きです。最初はテレビアニメの「四畳半神話大系」を観たのがきっかけだったと思うんですけど、それ観てすごく面白くて、原作小説も読んでみたい!と思ったのがきっかけで、これまで結構読んでいます。で、この「太陽の塔」で森見登美彦…
「ROMA/ローマ」という映画を観たんですけどね。舞台はメキシコなんですけど、なのに何故「ROMA」なのだろうか?と思ったら、メキシコシティのローマ地区ということらしいです。「ローマの休日」のローマ、中田英寿が一頃所属して優勝したローマではないそ…
村上春樹のエッセイ「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」という文庫本があるのですが、村上春樹の本の中では一番好きな本ですね。前回感想を書いた「やがて哀しき外国語」はアメリカでの生活を綴ったエッセイで、それも良かったのですが、こちらは…
「ジュラシック・パーク」の下巻なんですけど、いよいよパーク内サバイバルが始まった感じです。なんせ恐竜、脱走しちゃいましたからねぇ(^^;; しかもその中には当然の如く、最強との呼び声も高いティラノサウルスも含まれています。これはヤバいです。恐竜…
「ジュラシック・パーク」の小説を実に久々に読み直してみました。そしたら、これがまた面白い!読んだ当時も面白いと思ったのですが、改めて読むと更に面白かったような気がします。ある面では、この小説を原作とした、あの名作実写化映画よりも面白いかも…
ピース・又吉直樹の「火花」を読んだんですけどね。いやこれ、素晴らしかった! さすが芥川賞獲っただけのことはある!史上初の芸人の受賞は、ひょっとしたら史上初の「笑える純文学」なのかもしれません。ところで、綾部はいつ日本の芸能界に復帰するんでし…
僕の大好きなラノベ、「コップクラフト 2」を読んだのですが、いやー、やはり僕の性癖にザックリ刺さると言いますが、モロ俺好みって感じでした!ストーリー、キャラクター、世界観、そしてキャラクターデザイン!どれをとっても素晴らしく、最高のラノベで…
「やがて哀しき外国語」を読み直してみたんですけどね。村上春樹のエッセイは面白い。村上春樹が「精神的ナルシスト」のためか、ややハナにつくところは散見されるけど、それでいて、基本的にはユーモアに溢れていて面白い。全体として、大まかな価値観念が…
是枝裕和監督作品「三度目の殺人」を観たんですけど、すごい映画でした。人の根っこの部分を多面的に一つ一つ丁寧に掘り下げ、知ろうとしているように思いました。 予告編 裁判とは何か? 真実は闇のまま 母と娘のキャスト 予告編 youtu.be 裁判とは何か? …
傑作揃いの2019年アニメ映画の中、残念なアニメ映画シリーズ第三弾!wちなみに、第一弾は「バースデー・ワンダーランド」、第二弾は「二ノ国」でした(^^;;そして、第三弾はと申しますと、これです。「きみと、波にのれたら」!これはですねー、つまらなかっ…
「二ノ国」を観たんですけどね。前評判が壊滅的に低かったので全然期待してなかったんです。しかし、それがかなりなスパイスになっていたからか、意外にも結構楽しめましたですね。少なくとも退屈はしなかった。ただまぁ、じゃあ映画として手放しで褒められ…
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は前評判も悪くて、全然期待してなかったんですよね。しかも、岩井俊二原作だったし(^^;; 個人的に岩井俊二の映画で面白いと感じたことはなかったと思います。でも、僕の大好きな新海誠は岩井俊二大好きなん…
「聲の形」というアニメ映画を観たんですけど、この映画は人の心の、一番思い出したくないであろうところをグリッグリとエグってくるアニメでした(^^;;大抵の人は被害者と加害者の両方になって、一部の人は被害者で有り続け、そして一部の人は常に上手く立ち…
「レディ・プレイヤー1」はもう、予告の段階で絶対観に行かなくてはいけない、と思った類の映画でした。でも、制作は「どうしてもこれを撮らねばならん!」というスピルバーグの強い要望で、「ペンタゴン・ペーパーズ」が優先されてしまいます(^^;; とはいえ…
コーヒーが好きです。いや、『珈琲』が好きです。こう書いた方が瀟洒な感じがしますね。まぁ、とにかく年がら年中飲んでいる感じです。仕事中も、本読んでる時も、テレビ観ている時も、ネットサーフィンやYouTube観てる時も、そのお伴にコーヒーがあると楽し…
予告編を観て、「これは観に行かなければいけない」と思ったのが、「バハールの涙」でした。ISに夫を殺され、息子を奪われて少年兵の教育を受けさせられ、自らはISの女郎屋に売られた主人公の女性、バハールが、その女郎屋から逃げ出して女性部隊のリーダー…
いよいよ明日からプロ野球が開幕ですね! 色々あるとは思いますが、ファンとしては見守り、応援していきたいと思います!そして仕方がないながらも残念ながら、今年はオールスターもCSもなし(まぁ、CSは制度改革しない限りは基本反対なのですが)。というわ…