azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

Playing the Orchestra 2014はもう泣きそう!!


playingtheorchestra2014


昨日、坂本龍一のオーケストラコンサートに行ってきました。昨年に続いて二年連続で教授のオーケストラコンサートを観れるというのはファンにとってはとても嬉しいことですね。


今回のコンサートは一部と二部に分かれてまして、一部は静かな音作り、二部は「これぞオーケストラ」というような内容でした。そんな感じだからか、二部の方が明らかにオーディエンスの反応が良かったですね(^^;; かく言う僕も二部の方が楽しめました(笑) というより、燃えましたね! 最後の方は僕が大好きな教授の映画音楽の怒涛のラッシュで、最後の戦メリではマジで泣きそうになってしまいました。


一部で印象に残ったのはやはり「キャスタリア」ですね。去年演ってくれた時はマジでド肝を抜かれたんですけど、改めて今年聞いてみたら、やはり違和感なくオーケストラの曲になっていました。めちゃくちゃカッコ良かったですね。


そして、二部では「The Last Emperor」「Happy End」「Ballet Mechanique」(!)「The Sheltering Sky」「Merry Christmas Mr.Lawrence」が特に感銘を受けた曲です。「The Last Emperor」はオスカーを獲った曲だし、「これぞオーケストラ」というスコアだと思うので、やはり聴いてて迫力あったし、グッと来るものがありました。観客の反応も一気に熱くなりました。この曲で教授はこの日初めて指揮棒手にして、やはり教授も燃えたのかな(笑)


それに何と言っても「Ballet Mechanique」ですよ! これは去年の「キャスタリア」に匹敵する衝撃度でしたね。編曲は現代音楽家藤倉大さん。マジで超カッコよくて、特にバイオリンのソロになるところがあるんですけど、そこがめちゃくちゃカッコ良かった。


それで、今回席がめちゃくちゃ前の方で、もう最高でした(^^) 去年は本当に一番後ろで、僕の後ろには壁しかないんですから(笑) だから、去年は音がひと塊になってクリアに聴こえはしたんだけど、やはり遠くなんですね。だけど、今回はオーケストラという音の中で、音に包まれてたような印象でした。


思ったのは、あれだけ近くで聴くんだから、バイオリンの音とか音のひとつひとつがよく聴こえるのかな、って思ったら、複数のバイオリンは音がひとつに聴こえて、所謂シンセサイザーの「Strings」のように聴こえました。それはどんなに近くで聴いてもそう聞こえる。バイオリン一台と複数とではかなり違って聞こえるんだけど、僕の中ではそれはもう違う楽器。だからバイオリンは音がすごく混ざりやすいのかな。

まぁ、そんな感じで教授が作った音の中で聴いたような感じだから、すごく感銘を受けましたね。やはりオーケストラは前の方で聴かないとね。


でもやはり不満というものはあって(贅沢ですが)、「嵐が丘」やってくれないなぁ。あれ実はめちゃくちゃ名曲だと思うんですけどね。他にも教授のオーケストラ曲ではもっとすごい名曲いっぱいあると思うんだけど、そういうのはなかなかやってくれないですね(^^;; 例えば、バルセロナ五輪の曲とか。そっちの曲はそんなに聞きたくなくて、こっちのが聴きたいんだよ、ってのが結構ありました。


だから、僕の好きな曲を聴くためにはより多くの機会が必要だと思うので、そのためには毎年やって欲しいです(笑)