azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

Playing the Orchestra 2013は坂本龍一のベスト的なコンサート!!


azzurriのショッピングレビュー-Playing the Orchestra 2013


坂本龍一のオーケストラコンサートへ行ってきましたー。オーケストラコンサートは何年ぶりですかね? 16年ぶりだそうです。もうそんなに経つかぁ…。


前回は「DISCORD」というアルバムを発売するタイミングでオーケストラコンサートが行われたのですが、今回はなぜこのタイミングなんだろう?と思っていたら、「八重の桜」でした(^^;;


席は二階席のいっち番後ろ(T_T) でも、音はそんなに悪くなかったです。割に真ん中の方だったので、ちゃんと一塊の音としてバランス良く聞けました。前の方でも変に端っこの方というよりは良かったかもしれません。えぇ。負け惜しみです。


最初の一曲目から教授がいきなりチェンバロ(!)を弾き出したので期待したのですが、正直最初の2、3曲はあまり面白くありませんでした(^^;; 最近、教授はこういうまったりした曲調を好みますね。僕にはちょっと退屈です。


しかし、4曲目の「美貌の青空」あたりから馴染みの曲且つ僕の好きな曲が増えていきます。ここからの展開は素晴らしかったですねぇ~(^^) 懐かしい曲、しかもオーケストラはもちろん、コンサートで演奏するのも初めての曲もありました。


特に驚いたのが「Castalia」!! 原曲はシンセの音が気持ち良いYMOの曲なのですが、フルオケで演奏したらメチャクチャカッコいい!! あと、「Amore」ですね。これは懐かしい! ビールのCM曲だったんですけど、原曲はラテンっぽいエキゾチシズム溢れる、どちらかと言ったらポップでビートの効いた曲なんですけど、特に違和感なくフルオケ用にアレンジされてました。


教授の楽曲って、やっぱりクラシックが基本となっているんでしょうね。シンセで作ったポップな曲でも初めからそのために書かれた曲のように自然にオーケストラ曲やピアノ曲になりますね。で、そういうポップスとして作られた曲って大体、僕の勝手なイメージなんですけど、「フランスの映画音楽」とか、ジョビンの書くオーケストラ曲みたいに聞こえます。もちろん、そこらへんを意識してアレンジしているのかもしれないけど、元々の和声なりがそうなのかもしれませんね。詳しいことはもちろんわかりませんが。


そして、やはり何と言っても嬉しかったのが「Merry Christmas Mr.Lawrence」「The Last Emperor」「Sheltering Sky」の映画音楽、それから「Happy End」を演奏してくれたことです。これを聴けたのは本当に嬉しかったですね。この楽曲を聴くために行ったと言っても過言ではないかもしれません。


ただ、惜しむらくは、映画音楽もっといっぱい演って欲しかったかな。「嵐が丘」とか「Silk」なんかも好きなんですよね。あと「星になった少年」とか。他にもバルセロナオリンピック開会式の曲とか。まぁ、贅沢言ったらキリがないんですけどね。


そんな感じで、聴きたい曲や意外性のある曲、しかもそれらをカッコ良くアレンジしてくれたので、もう超大満足のコンサートでした!