「蟲師 」という素晴らしいアニメがありまして、これはTVアニメなんだけど、そのクオリティの高さはハンパない！ 僕はアニメとか好きでよく観るのですが、やっぱりTVのアニメだと作画とかが粗い回があったりして、すごく残念に思うことがよくあります。それはものすごい劣悪な制作条件の中でやっているらしく、仕方のないことであり、むしろ毎週放送していること自体よくやっているということなのです。でも、この「蟲師」は人物、背景などそのクオリティはホントに素晴らしいです。他のアニメのクオリティと比べると、制作している方たちの努力は推して量れます。
このアニメの魅力はいっぱいあるのですが、僕はやっぱりその「場」というか、その「世界」ですね。「蟲」という新しい概念というか、設定、また「明治維新前の日本らしいけど、ちょっと違う」国、文化。まさに現実と似て非なる異世界を構築しています。僕は原作は読んだことはないのですが、そういった原作の素晴らしい設定を動き、色、音のある映像作品として非常に高いクオリティで映像化したところが、やはりすごいと思います。映像化された蟲はより生き生きと存在しているように思えます。
で今回、初回限定特装版が発売されるということで買ってきたのですが、先ずその装丁がかっこいいですね。化粧箱ケースがまた非常に良くて。設定資料集やポストカードのおまけも付いてきました。あと特装版の第一集だけにはスペシャルDVDも付いてきました。それにはCM集や監督のインタビューも収録されてて、なかなか面白かったです。
あと、監督との対談も毎回DVDを出す毎に付いてくるのですが、第一回は主役のギンコ役の中野裕斗 さんがゲスト。すんごい渋くてカッコいい人で、ちょっと長渕入ってるんですけど、思ってた以上にギンコっぽい！ そっくりではないんだけど、髪伸ばしたらギンコ入ってるかも。普段の声はギンコの声とはちょっと違いました。やはりアニメの時は声作ってるんですね。ギンコの声、いいです。ちなみにこの中野裕斗さん、あのリキプロジェクト所属です。
それからこの作品は人間の「業」みたいのを描いているとも思うので、アニメ全然好きじゃない人にも是非お勧めです。
