sketch show 初のライヴを収めたDVD「ワ(マ)イドゥド・スケッチ・ショウ 」。実際のライヴでは「WILD SKETCH SHOW」だったのですが、このDVDでは「ワイルド」のワがマと中間のものになっています。だからここでは表記できません(^^;; WILDとMILDの中間ということで、その感じもまたsketch showっぽくていいですね。このライヴはサポートとして小山田圭吾 が参加、そしてスペシャルゲストに坂本龍一 ということで、その後のsketch showのライヴやレコーディング、果てはYMO 再結成?の動きの大元となったライヴ、と位置づけることができると思います。そう、今となってはsketch showのライヴにはお馴染みとなりましたが、最初小山田圭吾が出てた時はびっくりしました。それにゲストが教授でしょ。確かこのお三方が一緒にライヴに出たのはYMO再生ライヴ以来だったと思うんですよね。だから教授が出てきた時、すっごく嬉しかったのを覚えています。まさかこのお三方をもう一度同じステージ上で見られるとは…、という感激があって、非常に魅入ってしまいました。
で、このライヴなんですけど、sketch show関連のライヴの中では一番好きかもしれません。基本的にはバンドだったからです。だから、全曲収録して欲しかったんですけど、最初のYMOメドレーがなかったのはちょっと残念でしたね。編成も良くて、ドラム、ベース、ギター二本、キーボード、アコーディオン、ユーフォニウム という大所帯でした。アコーディオンとユーフォニウムってのがいいですよね。ただ、そういうバンド編成は前半とアンコールだけで、後半はDJブースでのパフォーマンスでした。これはあんまり面白くなかったかな(^^;; ただ、DJブースでも振り付けがあったりとか(スゲエ盛り上がった)、YMOの曲もやってくれたりしたので、全然楽しめなかったわけじゃないんですけどね。でも、やっぱり幸宏のドラムと細野さんのベースをもっと聴きたかったかな。あと、曲的には「ekot」の歌詞がまだ出来てなくて、ハミングで歌っていたのがちょっと貴重でした(^^;; 時期的に「tronika 」出す前だったんですよね。
それでですね、このDVD、特典映像が外せません。お二方のオーディオコメンタリー付きレコーディング風景、「中国女」のアウトテイク、ライヴ前に流れたイメージヴィデオ風映像やライヴオープニングのお二方のコミックショースタイル(?)風コントなども収録されています。そうなんです。このライヴ、行った人はわかると思うけど、すごく楽しく、サービス満点のライヴだったんです。オープニングでのコント(コント風MCもありました)や豪華なバンド編成、DJブースでの振り付け、教授のゲスト出演なんてのもYMOファンにしてみれば最大のサービスですよね。この特典映像にはそういったライヴの「楽しい」雰囲気があるように思います。この「楽しさ」があるのとないのとでは、このライヴの魅力が大きく変わってきたように思います。
あー、またこういうライヴやってくれないかなー。つーか、その前に公約の三枚目のアルバムを作って欲しいです(^^;;