azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「月とキャベツ」の映画から山崎まさよしは飛び出してきたかのよう!!

キャベツがうまそう

 

最近、「秒速5センチメートル 」の主題歌にもなった「one more time, one more chance」ですが、やはり僕の中では「月とキャベツ 」の主題歌ですね。と言うのも、僕はこの映画で山崎まさよし の存在を知ったし、この曲はこの映画の中で作られた、という設定だし、映画とリンクするかのように山崎まさよし自身もこの曲で一気にスターダムにのし上がりました。だから最初山崎まさよしをテレビで観た時、「ハナビだ」と思ったものでした。まぁ、映画の中では既に絶頂期のアーティスト役なんですけどね。

 

で、映画の方なんですけど、ベタだったり甘かったりするところはあるのですが、「映画は旅であり、覗きである」と仮定すると(つーか僕はそういうもんだと思っている)、正しい映画だと思います。場の設定とかホントにいいですもんねー。スコーンと芝生の広がった広場があったりとか、廃校とか、キャベツ畑とか。あと絵もすごくいいですね。塀の上で月を見上げる女の子とか。場にしろ、絵にしろちょっと反則技くらいの良さですね。

 

まぁ、この映画は僕の中では「夢の映画」ですね。様々な人の夢を映画にしたかのようです。先ず、20代後半にして悠々自適の隠遁生活を送っているアーティストってのがいい。廃校を改造して住んでキャベツ作って。羨ましい限りですなぁ(^^;; そこに白いワンピ着た可愛い女の子が尋ねてくるなんて…。これは夢でしょう! まぁ、ハナビはどことなくイライラしていて全然夢の生活じゃないんだけど。あと好きなアーティストと一緒に同居するっていうのもファンにしてみれば夢の生活ですよね。物語自体は実は切ない話なんですけど、画面全体はすごく綺麗な感じで進んでいくんですよね。ひと夏の夢という感じで。あと、月が満月になるまでこの世にいられるっていう設定(だと思う)も割にベタだと思うけどツボ。全体的にはどことなく少女漫画っぽい感じはあるかなぁと思います。大島弓子 みたいな感じかなーと、思うんですけどね。

 

それから登場人物がすごく少ないんですよね。5、6人くらいだと思う。しかもほとんどがハナビとヒバナのシーン。これが実はいいと思う。他の余計なことは描かずに二人の話にだけ集中できてると思うんですよね。

 

それからまぁ、何つっても山崎まさよしですよね。この人は演技もいい。多分そんなに上手くはないと思うんだけど、やっぱり存在感があると思います。風貌も映画的ですよね。あとやっぱり曲がいいですね。最後に「one more time, one more chance」がなければこんなにいい映画になってなかったんじゃないですかね。僕は最初この映画のために作った曲なのかなぁと思ったら、映画製作以前に既にファンの間では名曲として知られていたらしいです。それくらい映画の内容と歌の内容(歌詞、曲全て)が合ってますね。でも、「桜木町」はこの作品には違うよな、と思いました(^^;;

 

まぁ、そんな訳で、映画の時間軸ではそれ程大きな事件は起こらず(むしろ起こった後と言えるかもしれない)、それ程ドラマティックな急展開みたいなものはないのですが、淡々と物語が進んでいく綺麗な映画で、すごく好きな映画です。

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