先日、「サマータイムマシーンブルース」を観に行ったんですけど、すごい良かった。楽しかった。
この映画は何も書くことがない、つーか、書く必要がないくらい、意味なく面白いと思います。そう! この映画、全く意味がないんですよ! まさにタイムマシーン無駄使い! 何か深い感動があるとか、感銘を受けるとかないし、メッセージ性すらないですからね。でも、そこがいいと思うんです。何も考えずにただただ楽しい映画。今まであるようでなかったと思います。小難しい話とか、ちょっと泣いちゃうような話もいいけど、とにかく笑って、楽しんで映画館を後にするっていうのもいいですよね。
あと、やっぱり僕は日常に片足を突っ込みながら、非日常が展開するという話が好きなんです。例えば「ドラえもん」みたいな。タイムマシーンの使い方も基本的には昨日と今日を行ったり来たりだし。歴史的な出来事に首を突っ込むこともないし。言ってみれば「等身大のSF」というか、「日常的SF」というか。今時の普通の大学生にタイムマシーンを与えたらどうなるだろう、っていう感じがすっごく良かったです。まさに「ドラえもん」ですよね。今時の子供(のび太)に未来の道具を渡したらどうなるかっていう。だから、この映画は自分の好みにすごく合ってましたね。この映画、まだやってるのかな? 楽しい映画が好きな人にはお勧めです。