今年の頭にですね、「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」をみたんですけども、まぁ、色々と不満な点はありました(^^;;
それは今作だけではなく、このシリーズ全体を通して、と言ってもいいかもしれません。
とはいえ、ですね。そうは言いつつも何だかんだでスターウォーズ全9話の最終回である今作は、不満な点もありつつも、面白かったです。
微妙だった点
ま、色々と腑に落ちない点やよくわからないところは多かったですねー。
今回のシリーズ全体の話なんですけど、なんでカイロ・レンは空間を飛び越えてレイと会えるのか(^^;; ちょっとチートすぎやしませんかねw 正直、能力としてやりすぎ感は半端ないなぁ。
また、これはスターウォーズ全体でもそうだと思うんですけど、今回のシリーズで「これ顕著だったよなぁ」って思うことがありまして。
普通に幽霊が出てきて、主人公たちを導く。
これ、どうなんですかね(^^;; 割とポップに幽霊が出てくるんですよね。そんで、普通に会話している。
今回の映画に限ってい言えば、古くからのファンには嬉しい(この映画でもルークとハン・ソロを見れた)面でもあるんですけどね、とはいえ、これまたチートな感じがするんですよ。
ただまぁ、歌舞伎とか観てるとですね、割と幽霊が主人公を導いてく、てのはよくあると思うんですよね。確か。スターウォーズって、結構日本の映画とかアニメとかを下敷きにして(平たく言えばパクッて)作ってるじゃないですか。
だから、こういった、幽霊がよく出てくるってのも、歌舞伎とかを参考にしてると考えると、まぁ、それはそれで納得できるんですけどね。
あとはですねー、C-3POの記憶がなくなるところとか、今回泣かせるポイントも多く用意されているんですけど、もう一つあっさりしているというか、泣けない(^^;;
ちょっと演出が下手かなぁ、とは思いましたね。
役者陣は概ね良かったかも
また演技面で言うと、やっぱですねー、主役の女の子が下手(^^;;
ただまぁ、カッコよくはあるんですよね。見た目のビジュアルはめちゃめちゃカッコいい。
そういう主役の見た目のカッコ良さはルークの時から、アナキンも含めて、この映画を支えている大きな柱のようにも思います。やっぱエスエフの主人公は見た目がカッコよくなくちゃね!
アダム・ドライバーの方はですね、なぜこういうお祭り的な映画に出てるのか不思議なくらいの役者さんで、他の映画でも大活躍しておりまして。こちらは安定して良かったですね。
ただ、今回カイロ・レンが背中に手を回して敵の剣を受けるシーンがあるんですけど、あれ見てイチローの背面キャッチを思い出したの、僕だけですかね? あれ、すげえカッコ良かったなぁ。
また、ドーナル・グリーソンもですね、こういう映画に出るのが不思議な役者なんですけど、こちらは残念ながらそれほどの出番はなし。ちなみに僕は彼の出演作では「アバウト・タイム」が大好きです!
でもやっぱり何と言ってもポーがカッコ良かった! オスカー・アイザックはこのシリーズでの男のヴィジュアル担当であり、ハン・ソロ的な男の魅力担当でもあり、彼が相当効いていたように思います。ちなみに、ドーナル・グリーソンとは「エクス・マキナ」で共演してるんですね! その時の社長役とは全然違って驚きです。
「スターウォーズブランド」と呼ぶべきメカやアクション!
また、メカやアクションはやっぱりカッコ良かったですね。
メカやアクションのカッコ良さがスターウォーズの最大の魅力で、他のSFにはない、言ってみれば「スターウォーズブランド」とでも言うべき独特のカッコ良さがあって、ここをちゃんと受け継いでくれているのは嬉しい限りです。
それと、男同士の粋なセリフ回しや、窮地のところを助ける演出などは、これまたスターウォーズっぽくて良かったと思います。
エンドクレジット最高!
ただ、一番感動したのは最後のエンドクレジットでの音楽でした(笑)
音楽は今作もジョン・ウィリアムズで、彼の名前自体、久々に見て嬉しくもありました。それでですね、このエンドロールの曲が、まさに「スターウォーズアンセム」といった感じで非常に感慨深かったですね。
スターウォーズと言えば、その音楽もまた主役だったと思うんです。
子供の頃、もちろん、その当時としては抜群に宇宙的で未来的な映像も大好きだったんですけど、音楽が殊の外大好きだったんです。
その音楽がですね、今回のエンドクレジットのアレンジでは第一作(第4話)オープニングの編曲の後にエンディングの編曲を繋げていたんですねー。
僕が一番好きなアレンジを二つ続けたのだからたまらない。なんだか子供の頃を思い出してしまいました。いやぁ、良かった。