azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「歩いても 歩いても」は人生の縮図!!

ロケーションも良かったと思います。

歩いても 歩いても 」を観に行きましたー! いやー、いい映画だった。流石、是枝裕和 。人生の縮図を見た思いですよ。


やはりこの人も映像美というか、そういうことにキッチリ意識がいってる人で、ポイントポイントですごく綺麗な絵を挿入してきますね。特に建物の撮り方がかっこいい。影から光を映す感じというか。


それからやっぱり生々しいですね(笑) 会話してる感じとか、料理してる感じとか、すごく日常を感じさせる。是枝裕和特有の生々しさがありますね。それでグーッと映画の中に引き込まれちゃうというか。うまいですね。


で、親戚付き合いって、九割九分の人がしたくないと思ってると思うんですけど(^^;;、この映画の舞台は祖父母の家で親戚が集まるという(^^;; 親戚って仕事とか学校とか、ある目的のために人が集うとかいうのじゃなくて、血の繋がりを辿ってっての関係で、その意味で何のオブラートもない関係じゃないですか。だから、モロに人と向き合わなきゃいけない関係だと思うんですよ。親戚付き合いが煩わしいのはそこらへんもあると思います。だから、ある意味、プリミティブな「その人」がモロに出てくる場面も結構あると思うので、人間関係の縮図みたいな感じになるのかなーと。


人前では愛想良く、波風立たないように、寧ろ楽しげにしている風だけど、気の置けない人の前で出る本音は限りなく暗い(特に樹木希林 。あ、あとYOU )。基本的には笑える映画なので、逆にそういう所がすごく浮き彫りになって、ちょっと怖いです。でも、何となく、僕は観てて、そういう暗い部分を否定したくなる場面は少なかったです。否定したい時も「あ、こいつ勘違いしてるな」ってくらいだし。是枝裕和はそういうところ全てを肯定してるように見えるんですよね。暗さは明るさの裏返しとして描かれているように思えてならないんです。全面肯定というよりは「ま、そんなもんだよな」って感じで。「あーあー」と眉をひそめつつも微笑ましくもあり、仕方ないと、うな垂れたりもして。そんなわけで皆、心の内にドロドロとしたものを持ってるんだけど、さりとて悪人ではないと思う。少なくとも、そういう風には描かれていないと思う。


ただ、そんな中で阿部寛 の子ども(田中祥平 )だけが、やけに眩しく見えました。


この子の本音や、最後のシーンとか観ると、親戚付き合いはおっくうだけど、繋がってるんだなー、と思えて、何か、良かったですね。