ゴジラ全集final がいよいよ出まして、遂にラストということで、満を持して登場という感があります、初代ゴジラです！ いやー、遂に来ましたねぇ～、初ゴジですよ。もうやっぱねー、ここからが全てのスタートですからね。
えー、この初ゴジ、「怖い」とか「迫力がある」という点では一番でしょう。子供の頃、最初に初ゴジを見た時「おっかないなぁ」と思ったような気がします。もう、とにかく強そうですね。他のどんな怪獣と戦っても負けるところが想像つきません。後にゴジラが苦戦するキングギドラとかへドラとかビオランテとかであっても、この初ゴジなら苦戦するところをイメージすることすらできません。全怪獣の中でも一番「強そう」なのではないでしょうか。それから、この初ゴジって「笑ってる」んですよね。口角が上がってるというか。それがまたねー、あの独特の迫力を生んでいるんだと思います。ある意味「笑顔」って怖いし、「笑う」って究極の感情表現なところもあると思います。人間本当に怒ると、先ず笑うでしょ？ あとやっぱり初代としての威厳みたいなものもある。やっぱりこの初ゴジだけは特別かなって思います。
それで、やっぱり今回のフィギュアはfinalと銘打っているだけあって、しかも初ゴジですから、気合の入り方が違うような気がします。何と言うか、こう、重厚感というか、そういうものがあります。初ゴジは他の怪獣と戦うことを想定されていないし、重量感を出すためか、気ぐるみが非常に重かったらしいですね。おそらくそういうところを再現するためもあってか、非常に重厚感があります。でも、重厚感と言っても高さ6cmくらいですからね。それでこれだけの重厚感を出すんだからやはり酒井ゆうじの手腕はすごいと思います。また、顔から肩にかけての造形、太い足、それからティラノザウルスをモデルにした名残が見受けられる細い腕など、全体の流れから細部まで非常によく再現されていると思います。
それから今回は国会議事堂をブッ壊す有名なシーンの再現なのですが、議事堂のジオラマがまた半端ない！ 300円（俺は中身だけ買ったからもうちょっとしたけど）の食玩にしては豪華すぎる！ ジオラマだけでも結構な目方があります。
まぁ、そんなわけで、ホントよくできていて、気合と心意気を感じる逸品ですね！
