azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「メイドインアビス 烈日の黄金郷」第1~3話ネタバレ有り感想。リコ、脱糞ヒロインになるの巻!!


各所で話題沸騰、物議を醸している名作問題作アニメ「メイドインアビス」、そのTVアニメ版シーズン2が今年の秋に放送されました。

その名も、「烈日の黄金郷」!

TV版シーズン1、映画版を観ての満を持してのシーズン2です。いやぁ、楽しさ半分怖さ半分で楽しみにしていましたw

そしてね、遂に観てみたんですけど、いきなり意表を突きすぎる展開に参った。

PV

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第1話

よォーし! 早速第一話観てみるぞー! リコたちはどーなったかなー?!って観てみたんですけど…。

…誰?

いきなり馴染みのないキャラ(ヴエコ)が出てきたので、少々焦りました。しかも、そこそこの長尺。

で、その人物の一人称でしばらく進んでいくわけですが、この人物、子供の頃、どうも虐待を受けていたようです。しかも性的ですらある。おそらく、焼きごてみたいのを体に押し付けられたようですらあるんです。

なんというか、このアニメは、こういう、幼児に対する扱いが、虐待だったり、孤児だったり、労働だったり、被験体だったり、かなりひどいですね。そこは正直、すごく気になります。

この子はリコの持っていたのと同じ、もしくは同型の羅針盤を持っています。しかも、被っている帽子みたいなのにはレグが被っているのと同じような丸いガラスのようなものが付いていたと思います。しかも新しい感じ。何か繋がりがあるのでしょうか。気になります。

やがて時は流れたらしく、この子は成長し、とある船団(多分冒険家のグループ)に入っていました。目指すは、どうもアビスらしい。例の羅針盤も一役買っているようです。

この冒険グループのリーダーのおっさんの声が、平田広明! こういう、ちょっとくだけたおっさんをやらせたら右に出るものはいないですね。そして。やっぱカッコいい。

そして、ラピュタのような嵐を抜けると、そこには視聴者的には見慣れたアビスの島が。でも、空撮のショットではいつもの町はなく、穴は森に囲まれています。ここから、この時代はやはりリコたちの時代よりもかなり前、下手したら何百年という単位で前だということがわかります。

最初にこの島に辿り着いた時は、おそらく島の存在も不確かなものだったのでしょう。あるのかどうかすらわからない。そんな島だったように思います。

現在(リコの時代)は、普通に船舶が来てる(キウイの病気の回)し、航海術や、安全に行ける航路は確立されているのでしょう。

そしてこの時代の島には原住民がいました。どういうわけか子供を産めないので、捨てられそうになっていた現地人の女の子を案内役にして、一同はアビスを降りていきます。しかも第六層まで辿り着いたようです。

そこからシーンは現代(リコの時代)に戻ります。映画の続き、エレベーターのような潜水艇のようなものに入って第六層を一行は目指します。

が、そこでまさかのリコの脱糞が展開されます。いきなりの意表を突いた展開に焦りました。

脱糞ヒロインは「コップクラフト」以来です。しかもあれはティアナの体と猫の体が入れ替わってしまったので、正確にいうと猫です。ヒロインではありません。

しかしこっちはヒロインの意思で脱糞。しかも仲間の前です。立て板すらありません。直です。

テレビで自らの意思で視聴者に向かって脱糞したのは、自分の知っている範囲では、大泉洋以来です。さすがリコと言うべきか。

しかも、シーズン2とはいえ、第1話です。しかも「あの映画のラストシーン」の流れから、です。まさかボンドルドもあの後、このエレベーターの中でいきなりとんでもないお土産を置いていくとは思わなかったでしょうねー。シーズン1、映画と、長きに渡った両者のこの勝負、リコの完勝です。

そして、リコたちが第六層に辿り着いたラストで、またしても時代は過去へ戻ります。過去の冒険者たちが第六層へ辿り着き、そして二度と戻ることはなかったことが冒頭の女性のモノローグで明らかにされるという、不気味なラスト。

いずれ、この過去と現代が出会う時が来るのでしょう。まさかこういう展開になるとは思わなかったので、意表を突かれたし、先が気になりますね。

第2話

OPで、画面がリコさん隊と昔の探検家の二つに分かれて、それぞれが同じルートを辿る、という演出。

また、EDの曲がカッコ良かったですね。シーズン1のEDは童謡のようなキャラソンで、そちらは可愛らしい感じの曲調で、しかも良いメロディーだったと思います。思うに、メイドインアビスはEDが良い。

第六層に辿り着いたリコの頭の上には新しくペットとなった鳥みたいな動物が乗っていました。さっき、リコ同様エレベーターの中でウンコをしていた動物です。それを頭に乗っけるということは、高確率でウンコを拭いていない肛門が頭と接着しているはずです。ウンコ仲間ということでしょうか。

第六層は古代の遺跡のようなところでした。そこに植物が繁茂し、危険そうな動物が跋扈する、そんな世界観です。食料になりそうな動物を見つけるのですが、そこは火山帯のような危険な場所でした。弱い動物は危険な場所を住処とする、というのは実にありそうな設定。そういうところもよく作り込まれていると思います。

また、その動物の卵をいくつか拝借し、例によって調理するのですが、煮てもまだ動いているという…。口に入れても動いている…。活け造りのようなものでしょうか。で、それを今度は唐揚げにして、皆で食べます。このアニメ、異世界グルメアニメの要素もあって、そういうところも魅力だと思います。

しかし、寝ている間に何者かが「アジト」に侵入し、リコの白笛が盗まれてしまいます。後を追った三人が辿り着いたのは怪しげな塔のような建物。人工物であるらしい。おそらくは遺跡の類でしょう。

そこに入るには怪しげなバリアー状のものを突破しなければならないのですが、危険物担当のレグ(強いからだろう)は、しかしビビりでありました。目を瞑って恐る恐る手を伸ばすが、なかなか手が触れられません。そこをリコのペットが躊躇なくダイブ。安全であることが確認されます。でも、まだレグはビビってる。レグはいざという時は勇猛に戦うけど、普段は一番ビビりなのが可愛い。また、食に関してはナナチが一番ビビりというのも可愛い。リコはいつでも強い。

そして、塔の中に入ると、そこは異形たちの村、つまり成れ果ての村でした。おそらくは昔の探検隊なのだろうと予測されます。昔の探検隊の、第一話の狂言回し的なポジションの女の子のモノローグで、第六層まで辿り着いた者は人の形を保ったまま戻ることはできない、とありました。おそらくで人は成れ果てとなってしまうのでしょう。だとすると、将来的にはリコもそうなってしまうのかもしれない。

第3話

前回のラストに現れた、成り果て村の案内人みたいな人物に村を案内してもらうリコ一行。しかし、地面がところどころ赤いのが不気味。何かあるのだろうか。

案内された先で、盗まれた白笛が見つかるが、職人みたいな奴に削られていました。しかし、リコ曰く「嫌がっていない」。話を聞くと、要は楽器の形に直しているらしい。それが本来あるべき姿だ、と職人は言います。よく考えれば白笛だから笛なんですよね。確かに今までは加工していなかった。

更に街を案内されますが、この案内人、名をマジカジャというんですが、「公用語」は使えるものの、今ひとつカタコトだし、言葉の概念も「公用語」のそれとも違う感じだし、何よりこの成り果て村の常識が独特なので、何を言ってるのか今ひとつわかりにくい。

しかもこのマジカジャ、実態は「臭い」であるらしく、体は後から色々くっつけたものらしい。臭い…。うーん、ちょっとよくわからないですね(^^;;

また今回のトピックスとしては、この村は「価値」という概念が通貨として使用されているらしいです。でも、その一方で価値に相当する物理的な硬貨もある。ざっくりお金と考えてもいいのかもしれない。またこの硬貨、何もない空中から現れる。よくわからない…。そして、この「価値」というものが、それこそ絶対の価値観念らしいです。

リコのペットが住人の慣れ果てに奪われて、その住人が興味深そうに弄び、腹と背中を強く押して潰してしまいます。片目が飛び出て、内臓も出てしまう。いやしかし、ホント、このアニメ、いちいちグロいですね(^^;; いきなりの展開に観てるこっちもびっくりしたんですけど、当然リコは怒り心頭です。

リコがペットのことを、世界で一番大事なものだ!と叫びます。すると、どこからともなく黒い、影のような触手が現れ、ペットを潰した成れ果てを捕まえ、身ぐるみはがしてしまいます。壊した価値と同等のものを差し出させている、らしいです。平等といえば平等だけど、容赦がないですね。

しかも、この世界の住民がそういうものかもしれないんですけど、ものをバッグとかではなく、体の中に入れているらしいんです。だから、触手はこの住人のケツの穴から色んな、人形とか持ち物を取り出し、ぶっ壊したり、ばら撒いたりする。なんかスゲエ世界観だな…。

そして、その様を見ていることしかできずに泣き始める住人の姿は、自業自得とはいえ、見てて、なんか憐れみを誘います。更には、「価値」が足りなかったからか、腕とか、体の一部を引き千切られ、周りの観衆に与えられます…。なんというか、この作品はとことんグロいですね。

そうして取り立てられた「価値」はリコにも与えられます。しかし、その様を一部始終見ていたリコは、さすがに躊躇します。でも、マジカジャに「それほどの価値はなかった?」と問い詰められると、今更そんなことは言えないし、否定するわけにもいかなくなってしまいます。しかも、大切なペットであったことは間違いない。

なんというか、全てを価値の交換で決めるのは、それこそ大切なものが抜け落ちてしまうように思うんですけど、どうなんでしょう。

また、この村は体の売買もしているらしい(!)。店先でリコの母親の書き残しを見つける場面があるんですね。それで当然、リコはそれを買おうとするんですけど、まだ価値の硬貨を持たないリコは、体の一部を差し出せば何でも買える、とマジカジャに言われます。そしてマジカジャもまた、リコの体を欲しがっているらしい…。

この時のカジャが、それまでの人の良さそうな感じとは一転、極めて不気味な感じになるんです。人には良い面も悪い面もあるけど、その人にとっては良い面でも悪い面でもなく、単なる自分でしかないのかもしれない。

そしてリコは泊まったホテルの食事に当たり、腹を下します。今シリーズのリコはウンコに見舞われている。

 

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