azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「LENNONYC」は空気感が伝わる!!


azzurriのショッピングレビュー-LENNONYC


 「LENNONYC」を観てきました。ジョンがニューヨークに渡ってからの約十年を追ったドキュメントです。我々ビートルマニアからすれば、それほど目新しい内容ではないのですが、スタイリッシュな映像で、時にはラジオ音源なども駆使して、ジョンのインタビューや友人たちの証言が綴られており、文献ではなく、目で見、耳で聞くと、意外なほどに新鮮でした。事細かにわかるというか、空気感が伝わってくるようでした。

 

 また、それらを非常に上手く、わかりやすくまとめていました。ジョンの人生全体を俯瞰するのではなく、アメリカに渡ってからの約十年間、要はソロになってからのジョンに絞ったのが良かったと思います。テーマがはっきりしていて、「ジョンとニューヨークの関係」というのが根底にあり、ジョンがいかにニューヨークという街を愛していたか、そしてそのニューヨークに住むため、いかに時の政府と市民権取得のため戦ったか。そこにスポットを当てています。

 

 やはりニューヨークという街は特別だったらしく、その当時のジョンと言えば、世界一の有名人、と言っても過言ではなかったと思うのですが、そのジョンに対して、「近所のちょっと有名な兄ちゃん」くらいの勢いで接してくれたのがニューヨークだったらしいのです。ロサンゼルスですら、ジョンが居るとわかったらファンが押し寄せて暴動寸前になっていました。ジョンが安らげる街。それがニューヨークだったのでしょう。

 

 また、この映画を通して、「人間」としてのジョン・レノンが改めてよくわかると思います。豪放磊落でありながら繊細。これも有名な話なのですが、意外に世間の評価を気にしていたようです。ニクソンが再選した時、その落ち込み方は非常に半端なく、そうなってしまった理由は様々あると思いますが、その一つに「自分の影響力が思ったほど少ないのでは」と思ったのでは…、とちょっと思ってしまいました。ところで、思うのですが、ジョンって「歌が上手く、才能のあるジャイアン」って感じだったのではないでしょうか。歌うのが好きで乱暴者…(^^;; 実際ものすごい力持ちだったそうです。

 

 あと、ヨーコさんってホント、強気というか、日本人であんまりこういう人いないから、カッコいいなぁ、と思いました。ちなみにこの映画はヨーコさんの全面的な協力があったそうです。かなり突っ込んだところまでインタビューしてました。それはヨーコさんにとっても相当辛かったんだと思いますが、ヨーコさんはちゃんと答えていました。ヨーコさんなくして、この映画はありえなかったと思います。

 

 素晴らしいドキュメンタリーでした。