azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

Ringo Starr and His All Starr Bandは豪華すぎてぶったまげる!!


 

遂にリンゴのライヴに行って来ましたー!

 

ポールは何回かあるんですけど、生リンゴは今回が初めてでした。残念ながら席は二階の一番後ろだったんですけど、最後列なだけに最初から後ろを気にせずスタンディングで楽しめました(^^)

 

もう、のっけから大盛り上がりでした! リンゴが出て来た時、会場はひっくり返ってしまいましたから。「リンゴ、こんな人気あるんだ?」という思いと「やっぱりリンゴ人気あるなあ」という思いが交錯してしまいました。リンゴのこんな言葉を思い出します。「『ビートルズで誰が一番好き?』と問われて僕と答える人はあまりいないだろう。でも、『二番目に誰が好き』って聞かれたら、大抵の人は僕だって答えると思うよ」(ウロ覚え)。

 

当たり前のことだけど、初めて聴く「本人が歌うビートルズの曲」がたくさんありました(ポールのは結構聴き倒した(笑))! 今回のライヴの予習のために初めて聴いたリンゴのソロ、「Ringo」からの曲もたくさんありました(各メンバーのソロアルバムはあまり聴いてないんです。でもこのアルバムはさすがに名盤ですねぇー)。「Yellow Submarine」や「With a Little Help From My Friend」を聴けた時はもう、ホント感激でした! これを聴くために行った、と言ったら過言でしょうか。「I Wanna Be Your Man」ではTVで観た武道館公演を思い出しました(もちろん本放送ではないですw)。また「Don't Pass Me By」では冒頭だけだったけどピアノも弾いて、「リンゴ弾けるんだ!」とちょっと意外、そしてびっくり、そしてちょっと感動。

 

それにしてもリンゴは歌上手い! 若い頃と全然変わっていないボーカル! 深くていい声だったぁー。最初はハンドマイクで歌ってて、ボーカルに専念してたけど、それもまた妙に似合ってるんですよねー。そしてリンゴがドラムの前に腰を下ろし、叩く時、遂に「来た!」と思いました。リンゴがドラム叩いてる姿を見てる時、「うおー、リンゴ叩いてる…」と、ビートルズを目撃するかのごとく感じてしまいました。やはりバンドの音を決定づけてるのはドラムだと思いますからね。

 

ロックやポップスという音楽を暗然と支配してるのはやはりリズム。その意味で、地味ながらも実はドラムこそがバンドの支配者だと思います。だから「ビートルズの音」はリンゴこそが出していたのだと、思います。結局、どこそこのバンドが好き!ってことは多分大抵の場合、突き詰めて考えていくと、どこそこのバンドのドラムが好き!ってことになるのではないかと。だから、リンゴこそがビートルズというバンドの音なのではないかと、リンゴのドラムこそがビートルズサウンドなのではないかと、思います。

 

しかし、残念だったのはツインドラムだったので、リンゴのドラムをそれほど感じることはできなかったという…。リンゴ単独のドラムも聴きたかったなぁ。ただ、やはりフィル回しとかはリンゴ独特のもので、そこは堪能できたと思います。

 

しかし、リンゴもすごかったんですけど、バンドが豪華すぎて焦りました。トッド・ラングレンは事前に知っていたのですが(それでもビビッたけど)、Mr.Misterボーカル、リチャード・ペイジTOTOギタリスト、スティーブ・ルカサー。サンタナバンド、Journey、キーボーディスト、グレッグ・ローリーなどなど、80年代のスターが目白押し! ワーハピでも幸宏がカバーしていた「I Saw the Light」をトッドの歌で聴けるとは思わなかった(そしてトッドはステージでいたずらっ子のようにウロウロ動き回っていた。楽しかった)。他にも「kyrie」、「Africa」、「Black Magic Woman」などなどそれぞれの持ちヒット曲を惜しげもなく披露。やはり80年代の洋楽はいいなぁ。そして、みんな歌上手い! 若い頃と全然変わってない。あの声量であの高い音! ポールやミックもそうだったし、西洋人ってみんなあんないつまでも変わらないのか?!

 

あと、あまり著名ではなかいもしれないけど、パーカッション担当のウォーレン・ハムという人が実はすごかった。管楽器も吹くし、ピアノも弾く、そして歌がめちゃめちゃうまい! マッカートニーバンドや幸宏バンドなど、ビッグネームバンドにはこういう音楽職人が必ずいる印象があります。悪く言えば便利屋ですが、ひとつひとつのクォリティが高いです! だから音に広がりが出る。しかも一人の功績なですよね。バンドに対する貢献度は一番高いかもしれません。

そんな感じでさすがはAll Starr Bandと思わせるバンドで、もはや誰が主役かわからないすごいステージでしたが、やはり一番の声援はリンゴだったし、色んな意味でさすがリンゴだなぁー、と思いました。

 

ビートルズ曲もソロの佳曲も80年代のヒット曲も楽しめた、超ウルトラ贅沢なライヴ。
ぶったまげた。

 

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