azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

Montreux Jass Festival 2016はジャズと言いつつテクノDay?!

 

おそらくMETAFIVEのフェス出演は今年はこれで最後、ということで行って参りましたMontreux Jazz Festival! ジャズですよ、JAZZ。ジャズは僕自身、エヴァンスを何枚か持ってるくらいだし、METAFIVEの面々自体もジャズの素養とか、あんまり想像つかないです。でも、それだけにこの異色のコラボレーションは興味をそそられ、楽しみでもありました。

 

で、その日はかなり早く会場に着くことができたし、整理番号も割かし前の方だったこともあり、なんと最前の柵ポジをゲットすることができました! ラブシャに続いて二回目!

しかし、ここから1時間待つのは辛かった~(^^;; ぼっち参加の柵ってポジションを死守するのが辛いもんなんですねェ~。まぁ、日本だからジャケットとかタオルとかかけておけば大抵は大丈夫なんだろうけど、やっぱり心配ですからね。

 

しかし、待った甲斐あったー! ラヴシャの時も柵取ったけど、あの時は柵からステージまでかなりの距離があったんですね。でも今回はステージまで2mくらい? メンバーまでの距離がめちゃめちゃ近かったんです(^^) あそこまで近くで幸宏が歌うのを観るのは初めてでした。足元まで、もう全身見れましたからね! 普段のオールスタンディングのフェスでは普通は人の頭で下半身見切れるでしょ?w 足でリズム取ってる幸宏を見て「おぉっ!」って思ってしまいました(笑) 幸宏はかなり細くてスタイル良くて、やはり所作がお洒落で綺麗だったように思います。まりんに関しては近すぎて何だか恥ずかしくなるくらいだったので、あんまり観れなかったw まぁ、LEOや小山田のプレイが観たかったというのもあるんですけどね。そっちばっか観ていたようにも思います。

 

角度的に幸宏のドラムもよく見えたし、音も生音がよく聞こえました。かなりパワフルだったなぁ。また、権藤知彦の管楽器がめっちゃ聴こえたんですね。めちゃくちゃカッコ良かった(^^) やはり管楽器はパワフルだなぁ。こういう打ち込み系のバンドで生ドラムや生管があるのは珍しいし、パワフルで野蛮な要素が加味されるので、よくよく考えたらこの編成は音色のバランス的には絶妙と言えるかもしれません。ホントに色んな意味で権ちゃんの存在は大きいですねー。

 

音的には、最前だったこともあってか、めちゃめちゃ爆音でした。サマソニの頃から思っていたんでうけど、かなりパワフルな爆音バンドになってしまいましたね。いや、めっちゃカッコいいですけど。元々メンバーの中にそういう血が入っていたのだとも思います。

観てて思ったのはLEOのボーカルスタイルや幸宏のドラム、小山田のギターなど、伝統的なロックバンド、というのがこのバンドの根幹の要素なんだと思いました。思えば幸宏はYMOを「ただのロックバンドですから」と称していて、そういった意味でもこのバンドはモロ直系のYMOチルドレンなバンドなんですねー(つーかメンバーがいるしw)。

 

持ち時間はフェスなのに1時間ということで、これまでのフェスよりは長かったんですけど、終わった時には「もう終わっちゃうの?」とやはり物足りなさが残ってしまいました。「Radio Junk」もなかったし、「Luv Pandemic」もなかった。「Radio」なんて、とんと演っていない。しかし、今まで観た中で最高の位置で、最高の近さで観れて、本当に最高でした(^^) 爆音だったけど、一番手だからかリハもしっかりできてたようで、トラブルもなく、バランスもしっかりしていたように思います。それに久々に「CUE」もやってくれたし。もう、こんな位置でMETAFIVEを観れることはないかもしれないなぁ。本当に最高のライヴでした。

 

次のユニットはHenrik Schwarz feat.板橋文夫&Kuniyuki。この日のために組んだ三人らしく、ジャズピアノ、DeskTop、笛・コンガ・キーボードなどなど、という構成。かなり『野蛮』、そしてプレイヤーは上手かったです。Henrik Schwarzが基本はPCでリズムトラック作ってるのに荒々しさを感じる音を出していたのは「すげえなー」と思いました。この人はドイツ出身なんですけど、やはり西洋の人は基本的には荒々しいのかもしれない。おそらく即興のやり取りだったのでしょう。機械を使いつつも、それぞれの身体性が出て、かなりパワフル、そして時には美しい音を出してて、なかなか良かったです。

 

最後はFrancesco Tristao presents p:anorig feat.Derrick May。かなり高名なピアニストでベルリンフィルでもソリストを務めたことがある人らしいのですが、正直……、僕にはあまり面白くはなかったですね(^^;; 共演した人もデトロイトテクノ創始者で超スゴ腕DJらしいんですけど、上手いなぁ、とは思ったものの、やっぱりあんまり面白くはなかったです。んー、ちょっとこういうドラムんベース的なのはよくわかんないです。

 

まぁ、そんな感じでジャズフェスとは言いつつ、この日は言ってみればテクノ色が非常に強くて、なんでMETAFIVEが呼ばれたのかも納得でした。テクノDayだったみたいですねw 全体的にはなかなか面白いイベントだったと思います。まぁ僕が言ったのは一日目だけでしたけど……。