azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「ムーンライト」ネタバレ有り感想。アカデミー賞作品賞受賞の純愛映画!

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「ムーンライト」という映画を観まして。確か、いとうせいこうかな? 激賞しておりまして(違ったらごめんなさい。調べるのはめんどくさいので、しません)。

僕は割と「この人スゲエな」って人にあからさまに影響を受ける派ですので、行ってきたんです。

それにアカデミー賞も獲ってますし。やっぱ、なんだかんだでアカデミー賞、特に作品賞を受賞するような映画って、控えめに言ってもハズレはない印象。

ちなみに製作総指揮はブラッド・ピット

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冒頭の視点は?

冒頭、先ずはカメラアングルで驚いてしまいました。

なかなか焦点が合わないんですね。あれは主人公目線で過去を思い出していることを表しているのでしょうか? よくわからないんですけど、とにかく印象的ではありました。

あと、接写するカメラワーク。

最早対象物を抱きしめている感じですね。これもおそらく主人公目線だと思います。

以上のカメラワークは前半部に集中していて、主人公が大人になってからは、確かなかったと思うんですよね。

これが一体どういう意図なのかは全くわからないのですが、とにかく印象には残りました。

誰しもの心の問題?

映画全体としては、なんというか、マイノリティのほとんどを叩き込んでいる感じというか、そういう印象を受けたんですけども。

でも、観ていて思ったのは、ここに起こる出来事の根本にあるものは、誰しもが似たような経験をしているのではないか、ということです。

誰しもが持っている心の問題を非常に極端な形で表したというか。

歳取ると弱くなる?

麻薬の売人のおっさん・フアンが、麻薬のことや母親のことについて、主人公・シャロンに、言ってみれば、問い詰められて、言葉に窮するシーンがあります。

また、フアンが自分の縄張りで薬をやっているシャロンの母親を見つけ、愕然とするシーンがあります。

また、大人になったシャロンが初恋の人であり、親友だったケヴィンと心躍らせながら再会した時、ケヴィンは既に離婚して子供までいることを知った挙句、ケヴィンに、今は何をしているの?と問われ、言葉に窮するシーンがあります。

何も言えなくなる、というのは、ある意味、最も弱さを見せてしまった瞬間かもしれません。

歳を重ねていく毎に色々なことが起こります。そして、人は歳を重ねる毎に弱くなっていくのかもしれません。強くなんてならない。

麻薬の売人のおっさんは父親になりたかったのか?

フアンはシャロンに子供の頃の自分を見つけ、小さくて弱いシャロンに、ある意味自分のようになって欲しいし、逆に自分のようにはなって欲しくなかったのかもしれません。

そして、シャロンはフアンのようになります。色々と。

強くもなったが、弱くもなった。麻薬の売人にまでなってしまった。

シャロンの父親になることを欲したフアンは結果、そのような存在にはなったのかもしれません。なんせ、フアンはシャロンにそっくりなのですから。

ただ、フアンが、今のシャロンの姿を望んだかどうかはわかりません。

ちなみに、この麻薬の売人・フアンを演じているのは「グリーンブック」ではピアニスト・シャーリーを演じたマハーシャラ・アリ

最初「グリーンブック」を観た時は、この二つの役の振れ幅にめちゃくちゃ驚いたんですよね。まぁ、役者だから当り前っちゃあ当り前だけど、そういうところを楽しみも、映画やドラマならではですよね。

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響く一言

シャロンがカウンセラーの人に言った「何も知らないくせに」という一言は、世界に対して放った一言だったような気がします。痛切に響きました。

最後のシャロンの一言も響きました。「ケヴィンの他に自分に触れた人間はいない」。ゲイだからじゃない。「ケヴィンが」好きだったのでしょう。

少年院でゼロから自分を鍛え直し、麻薬の売人としてのし上がった後も、その精神性は変わらなかったというか。

本当に純愛だったと思います。

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