azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

2019年オールスターゲームを振り返って思ったセ・リーグ右打者の不思議な傾向

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いよいよ明日からプロ野球が開幕ですね! 色々あるとは思いますが、ファンとしては見守り、応援していきたいと思います!

そして仕方がないながらも残念ながら、今年はオールスターもCSもなし(まぁ、CSは制度改革しない限りは基本反対なのですが)。

というわけで、去年観に行ったオールスターを振り返りつつ、不思議に思ったセ・リーグのバッターの傾向について、ちょっと話していきたいと思います。

華やか!

実は、去年初めてオールスター観に行ったんですけどね、いやー、華やかですねー!

それまでも、「オールスター的」な試合は観に行ったことはあったんですよ。まぁ、日本代表戦なんですけど。WBCの練習試合とか、日米野球とか。

azzurri.hatenablog.com
もちろん、チーム自体はセとかパとか関係なく「日本代表」なので一チームとしてのオールスター度、ドリームチーム度は高いのですが、両チームとも日本を代表する選手、言ってみればセとパに分かれたオールスター、ドリームチーム同士の対戦というは初めて。

そんなんだから、球場全体の雰囲気も「対決ムード」というよりは、ホントお祭り! 通常のリーグ戦にある、ちょっとピリッしたと空気、ややもすると殺気だったところは皆無。どちらかというと、和気あいあいといった雰囲気。

そもそも、当り前だけど、メンバーはスター選手しかいないから、とにかく華やか! 試合前のホームラン競争からして、非常にショーアップされ、お祭り感は俄然盛り上がります。しかも、オリックス吉田正尚が四連発で第二戦の決勝に駒を進めたんですよね~。これは圧巻でした。

残念ながら一番好きな選手である柳田悠岐ソフトバンク)は怪我で選ばれませんでしたが、千賀滉大(ソフトバンク)の160km/h近いストレート、渡米前最後のオールスター出場となった筒香嘉智(横浜)と秋山将吾(西武)、打たれちゃったけど山崎康晃(横浜)を見れたのは嬉しかったですねー。

そんなわけで、盛り上がったオールスターだったのですが、改めて出場選手を見てみると、気になることがありました。

首位打者は右打者

セ・リーグの打者を見てみると、高打率を残す右バッターが多いのです。

山田哲人(ヤクルト)、坂本隼人(巨人)、鈴木誠也(広島)。

よく考えれば、オールスターに選ばれていない選手でも、宮崎敏郎(横浜)、ビシエド(中日)なんかも右打者でありながら首位打者を獲っています。

というより、よくよく調べてみたら、ここ最近の4年間では、セ・リーグでは連続して右打者が首位打者を獲っていました。更に調べてみると、21世紀に入ってからの19年間では、右打者が半数以上の実に10回、セ・リーグ首位打者を獲得しています。

このことがなぜ気になることかというと、一般的に左打者に比べて右打者は高打率を残すのが不利と言われています。球の出どころの見にくい右投手との対戦が多い上、そもそもバッターボックスが左打者よりも一塁から遠いです。これ、よくよく考えたら、実際ハンデですよね(^^;; それを思うと、野球って不完全なスポーツだなぁw まぁそこが野球の面白さでもあるんですけど。

その点、左打者は逆のことが言えるわけですから、右利きでも左で打つ選手、所謂右投げ左打ちの選手は年々増えています。

実際、パ・リーグでは21世紀に入ってから右打者が首位打者を獲ったのはわずかに3回で、一般論に合致しています。

ところが、セ・リーグでは一般論とは逆のことが起こっています。

なんでだろ?と、気になったわけです。

高打率にして強打者

そして、もう一つ気になったことがあります。先程挙げたセ・リーグの高打率の右打者たちは、軒並み「強打者」でもあるのです。

一般的に、右投げ左打ちのバッターは高打率ではあるものの、パンチ力に欠けている、と言われています。いわゆる「巧打者」ですね。

というのも、長打、つまりホームランを打つためには利き腕の「押し込み」が必要らしいのです。この「押し込み」を担当するのがピッチャーに向かって後ろ側の腕です。つまり右打者の場合は利き腕の右腕になります。ところが、右投げ左打ちの選手の場合は利き腕とは逆の左腕で押し込まなければなりません。だから、パンチ力に欠けてしまうわけです。

実際、右投げ左打ちのホームラン王は日本人バッターに限れば、過去わずかに4人しかいません。

逆を言うと、利き腕の打席に立つバッターはホームランを打てる可能性を秘めている、ということになると思います。

更に、極論を言うと、利き手で打つバッター、つまりほとんどの人は右利きですから、右バッターはホームランを狙い、右投げ左打ちのバッターは高打率を狙う、というのが理に適っているように思います。

もっと言ってしまうと、右打者は打率を捨て、右投げ左打ちはホームランを捨てて、それぞれの長所に特化するのが良かろう、ということが戦略としては言って言えないこともないと思います。

これもパ・リーグの打者については当てはまり、中村剛也(西武)、山川穂高(西武)、松田信宣(ソフトバンク)、中田翔(日ハム)などは、打率は高くないものの、パンチ力は折り紙付きです。いやむしろ、臆することなくフルスイングしていく様は、意図して、ある程度は打率を犠牲にしているようにすら見えます。

ところが、先程挙げたセ・リーグの高打率の右打者たちは、皆パンチ力も兼ね備えているのです。山田はホームラン王、坂本は巨人の生え抜き右打者としては初の40本、鈴木誠也も毎年30本前後打っています。

良いバッター、と言ってしまえがそれまでなんですけど、セ・リーグではことごとく一般論とは異なる傾向があるんですよね。

なんでだ?と。

球場の大きさとドラフト

なんでかなー?と思っていたら、あることに気が付きました。

セリーグの球場はパ・リーグに比べて狭いんですね。

ナゴヤドームマツダスタジアムはかなり広いですが、東京ドーム、神宮球場、甲子園、横浜スタジアムは狭いです。6つのうち、4つが狭い。結構な割合ですよね。

一方、パ・リーグの球場は、福岡ドームはホームランテラスの設置により、実質東京ドームと同じになってしまいましたが、それ以外の球場は皆広いです。6つのうち、5つが広い。これもまた結構な割合です。

また、パ・リーグのピッチャーはパワーピッチャーが多い印象です。千賀、則本昂大楽天)、過去には松坂大輔ダルビッシュ有田中将大大谷翔平などなど伝統的にストレートで押しまくるピッチャーが多かったように思います。

一方のセ・リーグは150km/hを軽く越えるようなピッチャーって、そう多くはない印象。

思うに、パ・リーグの方がドラフトで勝ちまくってるからだと思います(^^;; ここらへんの引きの強さがパ・リーグにはありますよね。特に日ハムがすごい強い印象です。そういや、今年は163km/h高校生の佐々木朗希をロッテが獲りましたねぇ。

広い球場、バワーピッチャー。ここから導き出せるのは、フルスイングしないとスタンドには持って行けない、ということです。

つまり、パ・リーグのバッターは打率も残してホームランも打って、という贅沢な考えでは、どちらも中途半端になってしまい、二兎を追う者は一兎をも得ず、という状態に陥ってしまうということです。

勝負に勝つには、ホームランを狙うか、打率を残すか。二つに一つです。

だから、パ・リーグの右打者にはホームランバッターになることを求められ、右投げ左打ちのバッターには高打率を残すことを求められているのではないでしょうか。或いは、熾烈なレギュラー争いを勝ち抜くためには、何かを捨てて何かに特化するしかないのではないでしょうか。

一方、セ・リーグは球場が狭く、パワーピッチャーも多くない。才能豊かな選手なら、当てるだけでもスタンドに届いてくれる可能性もある。

逆に言うと、無理をして飛ばす前に、先ずは当てることの方が重要なのではないでしょうか。打率を残せば、ホームランも付いてくる。そういう思想がないわけではないように思います。

元々パワーを秘めた右の強打者たちが、柵越えにこだわらず、当てること、高打率を残すことを重視するから、右の首位打者が多いのではないか。もちろん、元々パワーもあるから、狭いセ・リーグの球場ならホームランも多い。

セ・リーグに高打率でパワーのある右打者が多い、という現象は、球場の狭さとパワーピッチャーの少なさ、という環境が大きな要因なのではないかな、と思いました。

そんな妄想を想像しつつも、やはり一塁ベースから遠いという「ハンデキャップ」を強いられながらも高打率を維持するセの右打者は、やはりすごいな、と思ってしまうのは紛れもない事実。

そういった意味で我々現代のプロ野球ファンは、そういう変わった、稀有な時代を観ることができているのかもしれませんね。

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