今年の日米野球は日本の5勝1敗という圧倒的な成績で幕を閉じましたが、まぁ今年はスーパーメジャー、というわけではなかったし、日本の方がえらい意気込んでいたので、こういう結果にもなるかなぁ、といった感じです。しかし今回ボロ負けしたということで、次に日米野球やる時はスーパースター軍団で来てくれそうですね(笑)
とはいえ今回も野手陣はなかなかでしたけどね。ほとんどの選手が今年20本以上を打っていたし、打率も3割近くて打点も多い。二年連続の盗塁王(ウィット・メリフィールド)も来てたし、日米野球中にブレーブスのロナルド・アクーナJrが新人王を受賞したり、あとなんと言ってもヤディア・モリーナですよね! このメジャー史上に残る名捕手を見れたんだから、これはすごいことです。
対して投手陣はもうちょっとだったかな(^^;; 今回日本チームが終盤で大逆転勝ちする試合が目立ったけど、これもMLBチームの投手力があまり良くなかったからだと思いうのですが、どうでしょうか。
対して投手陣はもうちょっとだったかな(^^;; 今回日本チームが終盤で大逆転勝ちする試合が目立ったけど、これもMLBチームの投手力があまり良くなかったからだと思いうのですが、どうでしょうか。
というわけで僕も日米野球を観に行きました。僕が行ったのは第三戦。唯一日本チームが負けた試合ですね(^^;;とはいえ、個人的には一番「日米野球」的には見所のあった試合だったと思うので一番良い試合に行ったなぁ、と思っております。
ただ、試合自体はMLBが唯一快勝した試合故、流れ的には凡戦だったんですけどね(^^;; 第一、二戦と非常に盛り上がったので、第三戦は凡戦になりそう、と試合前に予測してたら、ホントにそんな展開になった(笑)
せっかくだらか練習から観よう、と思い開場から行きました。いきなり柳田と秋山が打撃練習をしていたんですが、まー柳田のパワーはホントすごい! 左に流した当たりがポンポンとスタンドに飛び込んでましたからねぇ。流し打ちであれだけ飛ばすんだから、マジで日本人離れしてますよね!
で、日本の練習が終わると、いよいよMLBのメンバーがグラウンドに現れたのですが、甲斐がいそいそとMLBチームの方へ小走りに来たので何かと思ったら、モリーナと対談をしていました。あとは、前田が話していたマリナーズのユニフォームを着たコーチは多分エドガー・マルチネスだと思います。試合前のこういう豪華な交流が観れるのも日米野球の練習ならではですね! ちなみにMLBチームの練習はあまり大きな当たりはなく、流し打ちが多かったです。これは全然イメージと違って意外でしたね。
試合は日本打線がMLB投手陣を打ちあぐね、8回までわずかに一点。ヒットは出るものの単発で要所を締められる展開。対してMLBの方はイチローの元同僚のリアルミュートと、今回の主役であるヤディア・モリーナの、二人の捕手(ちなみに一番はDHのリアルミュート、二番は捕手のモリーナという珍しい捕手の一二番コンビ)の一発はあったものの、全体的に当てに来ている印象で、ヒットを積み重ね、タイムリーを数多く打ってリードを広げていきます。
さすがに前二試合が悔しい敗戦(一試合目は柳田のセンター越え逆転サヨナラツーラン、二試合目は日本が17安打12得点)だったので、この日は完全に勝ちに来ていましたね。無理に振り回すことはしなかったのかもしれない。
さすがに前二試合が悔しい敗戦(一試合目は柳田のセンター越え逆転サヨナラツーラン、二試合目は日本が17安打12得点)だったので、この日は完全に勝ちに来ていましたね。無理に振り回すことはしなかったのかもしれない。
そんな感じで試合展開としては、ぶっちゃけつまらなかったのですが(笑)、日米野球ならではの見所は随所にありました。まずMLBでは今回の主役・モリーナのホームランと、「ロケット・ランチャー」とも呼ばれる肩で一塁へのけん制で上林を刺したのを観れたのは一生の記念になりました(^^)
あと、惜しくも新人王にはなれませんでしたが、十月に二十歳になったばかりのソトの天井直撃のライトフライはびっくりでした。打球がライトに上がった時は、これ天井に着くんじゃねぇか?!って思ったのですが、僕の席からは天井に「当たりそう」に見えたんですね。あれだけ上がったので「上がり過ぎか」とは思ったからライトフライという結果は「まぁそんなもんかなぁ」とは思ったのですが、実際当たってたんですよね。あれが当たっていなかったらどれだけ飛ばしていたのか。この打撃を見れたのも良い記念になりました。これぞメジャーです!
また、この日は投手陣の出来も良く、特に中継ぎのレイズの左ピッチャー、ヌノが良かったです。スピードは140キロ台の前半なんですけど、コントロールが良い。ほぼストライクから始めるので、打者に対して優位に立てていましたね。今年の防御率1.6台はダテじゃない! 他の投手も全体的にコントロールが良かったように思いました。打者は難しいコースをヒットにしていたし、ピッチャーはコントロールが良い。MLBと言えばとかくパワーが注目されがちだし、実際そこもすごいのですが、実はメジャーで活躍できる人たちは細かいテクニックがすごいんですね。パワーもそうですけど、メジャーリーガーは野球が上手いんです。細かい野球は日本の方が上、とういような風潮がありますが、実際は逆なんじゃないかと思いました。