バンドでキーボードやってまして、61鍵のTRITON を使ってるんですけど、如何せん重いので、スタジオ練習の時は作った音源をFDに入れてレンタルしてたんですけど(使い終わった後はデフォルトの状態に戻しておきます)、最近貸しスタジオからTRITONがどんどん消えつつあって、この手が使えなくなってきてたんです。かといって、あのクソ重いTRITONを毎回スタジオに持っていくのは嫌だ。
で、他のバンドでキーボードやってる人たちを見ると結構軽くて、しかも安いキーボードを使ってたんですね。いや最近のキーボードスゲエなーと思って。主にKORG のだったんですけど。でも、鍵盤の感じが軽すぎて、特にピアノの曲を弾く時はかなりキツいなーっていう感じで。それからちょっと、見た目があんまりカッコ良くない(^^;; で、そのクラスで他に何かいいのないかなーって色々とネットで調べていたら、Roland のJUNO-Dというのがありまして、5kgと軽いし、お値段も安い。しかも見た目も結構カッコいい。で、頻繁に製品ページ見てたらすごく欲しくなっちゃって、楽器屋さんで実物を見てみたくなりました。で、行ったらですねー、鍵盤の感じも結構いいんですね。おお、これくらいなら結構いいんじゃねーかと、いうわけで買って参りましたー!
僕が買ったのはJUNO-D Limited Edition というやつで、元のよりも音色が増えています。で、色々いじってみたんですけど、使い勝手は良くないですねー。音色の作り方とか、今ひとつ直感的にわかんない感じだし、音色の切り替えも曲毎に使う音色を順番に並べ替える、という風にできないし。やはりKORGの使い勝手の良さは素晴らしいですね。Combinationモードは偉大です! KORGのキーボードの完成度の高さを再確認させられた感じですね。
ただ、音色自体はいいですねー。KORGに比べてインパクトあるというか、全体的に派手目に作ってあります。特にシンセ系の音が良くて、エディットしないでもプリセットのまま使える感じです。KORGは良くも悪くもエディットが必要で、ユーザーにいじってもらうことを前提に作ってある感じですね。だから音色も割にフラットな感じだし、操作性も高い。一方、Rolandの場合はもう、買ってそのまんま使える感じに作ってあるように思います。そういった意味では初心者向けと言えなくもないかも。とはいえ、さっきも言ったように音自体はすごくいいし、セカンドキーボードとしては素晴らしいと思います。それに、何と言っても軽い! これはこのキーボード最大の長所と言えるかもしれません。専用の背負えるソフトケースも付いてて、「これがキーボードの重さ?!」と、驚いてしまいます。
この音でこの軽さ、しかも安い。これはなかなかのお勧めキーボードです。