azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

Paul McCartneyドーム&武道館コンサートは日本でのロックライヴ最高の夜!!


paul2015


ポールのライヴ、2年振りですね、行ってきました! まさかこんなに早く『再会』できるとは思わなかったですねー。ファンとしてはホントに嬉しい!


今回は東京ドーム、そして、ポール個人としてはあの伝説のビートルズ来日公演以来二度目の武道館コンサートという超・超スペシャルなツアーとなりました。僕はドーム最終日と武道館に行ったので、なんと二日連続でポールライヴというとんでもない2daysとなったわけです。


しかし、今回チケットに関しては微妙に超個人的に思うところがありまして、先ずはドーム。最速先行で一番お高いS席買ったのに席はなんと2階席…。アリーナ合わせると実質4階席…。係りの人に席尋ねたら「あー4階ですね」って言われた公認の4階席…。どーなってんだァ!一体? そして武道館は最高10万最低4万(C席除く)…ってどんだけ高けぇんだーッ! ま、行ったけどね。一番安いやつで(B席¥4万)。


でまぁ、結果的に座席に関してはドームは4階席(くっ…)だったけど前から3列目だし俯瞰だしで「見やすく」はありました。また、武道館に至っては前が柵になってて、謂わばそのエリアでは最前列(前に通路席はあったものの)。中央寄りで比較的正面に近かったし、多分B席ではかなり良い部類の席を引き当てた(座席はくじ引きだったので)ように思えます。加えて、今回ドーム・武道館とも向かって右斜め側の席だったのですが、ステージ向かって右側にピアノが設置されていたこともあり、断然右側の方が熱かったですね。ポールは左利きだからなのか、ステージから見て左側に行くことの方が多かった気もするし…(^^) 今回、そこはラッキーでしたね。


あと、やっぱり武道館はドームに比べると狭いですね。人はいっぱい入るけど、座席が急なので、ステージが近く感じる。ドームは遠すぎちゃってちょっと「観察」する感すらありますからね(^^;; ああいう狭いハコでポールがライヴしてくれたのはホント貴重なことのように思います。でも、ビートルズが演った時は「広いから」武道館使ったことを考えると、ライヴの進歩というか発展というか、時の流れを感じますねー。

で、まずはドーム。セトリは前回来日時とさして変わらず、でも良いセトリなので変わる必要もなし。前半はビートルズ以後の曲中心で、後半はビートルズ曲のオンパレード。ただ、今回の発見としてはビートルズ以後の曲でも名曲が多いということ。僕の知らない良い曲、かっこいい曲が目白押し。やはりこの人の楽曲制作能力はもう、他の人とは全然違うことを改めて痛感しました。


ポールのパフォーマンスとしては最初の何曲かは高音が出てなかったけど、徐々にパフォーマンスも向上。そして演奏も上手い! よくよく考えたらメンバーは全部で5人なのにあれだけ厚い音を出してたのは見事。オーケストラが組み込まれているくらいの印象すらありました。その最大の功労者はキーボードの人だと思います。そもそも鍵盤が上手い上、便利屋的なキーボード技術も持っている(キーボードって大変なんスよ)。しかもアコーディオンを弾くのはあるとしても、バンジョーまで弾ける。時にはパーカッションも叩く。この人がいるのといないのとでは全然違ったでしょう。しかも、他のメンバーも複数の楽器が弾ける。おまけに、皆コーラスもうまい! 更に言ってしまえばサイド二人のフロントマンは超イケメン! だからこれだけ分厚く、バラエティーに富んだ曲をプレイできるのでしょうねー。(イケメンであることは関係ないけど)


そういえばこのポールバンドはこのメンバーになってから14年経ってるらしいです。ポールのバンド歴ではひょっとしたら一番長いかもしれない。あと、ドームなのに意外に音も良かったですね。


そして、武道館! どういうわけか開場が遅れ倒し、それもあったからなのか、開演は1時間半近く遅れました。しかし、ライヴ自体は前日よりも熱かったですねー! やはりドームに比べてハコが狭く観客が近いせいか、最高10万円最低でも4万円払うくらい意識の高い客しかいなかったせいか、バンドメンバーのパフォーマンスも熱かったように思います。当然のことながら会場の盛り上がりは超最高潮! ノリノリでした(^^)


この日のセトリはビートルズ武道館公演のものを下敷きにすることはなく(ビートルズ公演と被ったのは『Yesterday』と『Paperback Writer』のみ。『I'm Down』は演ると思ったのになぁ…。聴きたかった…。)前日とほぼ同じ。というより時間が押したため、9曲ほどさっぴかれたらしい(^^;; でも、厳選された全ての曲は素晴らしく、本邦初披露の曲もあったり、特に『Another Girl』は世界初ライヴだったらしいです。

ただ、ポールの熱量を一番感じたのはリンダに捧げた曲『Maybe I'm Amazed』でした。これは聴いてて素直に感動しました。メンバーの気合いの入り方も違う印象がありましたねー。本当に良い演奏だったと思います。


また、今回のライブで思ったのはポールの声ですね。これがねー、枯れてていいんですよねー。それを思ったのは『Black Bird』の時でした。何か同じ曲でもレコーディングされているものよりも良かったり味があったり、というのを感じていたのですが、あのちょっと、年齢からくるであろう枯れた声が要因なのではないかと。もちろん、72歳ということを思うと断然みずみずしいボーカルだし、時には若い頃よりも荒々しく乱暴になってさえいるのですが、やはりどうしたって肉体的な衰えはあるはず(なきゃおかしい)。でも、そこにこそ年輪を重ねた深みが現れているように思います。アップテンポの曲は荒々しく、ビートのゆるやかな曲はより深く。倍音が多くなったように思えるその歌声はより魅力を増しているような気がします。


そんな感じで今回の武道館で感じたことなんですけど、やはり今回の武道館コンサートは「ビートルズのメンバーのライヴ」ではなく、あくまで「ポールのソロライヴ」なんだなぁということです。やはりビートルズとポールは違う。今回「ビートルズの再来」を期待した人は大勢いたと思うけど(僕もちょっとありましたよ、もちろん)、それはやっぱり違って、今回はやはりポール・マッカートニーという超歴史的大物アーティストが武道館という狭いハコでライヴを行った、ということがトピックだったのかな、と思います。


ポールとの距離が近かった(それでも遠かったが)からかステージが身近に感じられ、「ライブに参加してる」感が今まで観たポールライヴの中で一番あったように思います。全てが名曲で、ライヴアレンジで曲は進化し、昔と変わらないキーで、より深みが増した枯れた声で、初めて披露される曲もあり、何より会場と演奏が熱かった。マジで日本で行われたロックライヴでは最高の夜だったように思う。