2010年もいよいよ今日で最後。というわけで、今年一番の贅沢ライヴについて書きたいと思います。
今年も幾つかライヴ行って、すごく面白かったんだけど、『贅沢』という点ではこのライヴが一番でしょう。『TAEKO ONUKI & RYUICHI SAKAMOTO UTAU TOUR 2010』!! 新譜のCDと限定DL音源が付いてる! 贅沢! しかもそんだけ付いて\8,400!! これは安いでしょ~。更に、席は前から5列目! これはもう、超贅沢でしょー!! 11/23の相模大野の公演を選んだんだけど、「相模大野なら人来なさそう」と思って、狙ってチケット取ったら、取れました(^^)
で、コンサートなんですけど、やはり、近い! 臨場感スゲエ! 僕の席はどちらかというと大貫妙子に近い席でした。歌う時の表情とかもばっちりです。教授のピアノの手元は見えない位置だったけど、こちらも表情はよく見えました。やはり大貫妙子のボーカルは素晴らしいですね。声も綺麗だし、個性もある。ちょっと掠れていながら透明感があるという二律背反な魅力はこの人ならでは。最近の子たちは上手いけど、その人独自の色がない。もう、こういうボーカリストは出てこないんでしょうね。ピアノの方もボーカルの邪魔をしないように控えめな感じではあるものの、そこは教授。そこらにあるようなピアノの伴奏、ってな感じじゃなく、なかなか効果的かつ、面白いピアノを弾いてたように思います。
曲順は最初に「TANGO」を持ってきて、真ん中に教授のピアノコーナーがある以外はCDと同じ曲順でした。ピアノコーナーでは久々に「Palorible」を演奏してくれたのが嬉しかった。この曲、すごくいい曲だと思う。他には「3びきのくま」がすごくいい曲だと思いました。この曲は教授のソロピアノ曲として、そもそも発表されたんだけど、その時はそんなにいい曲に思えなかった。でも、大貫妙子が詞を付けて、歌を歌うとここまでいい曲になるか、ってくらい大好きな曲になって、こういうケースは初めてなのでびっくりでした。で、またこの曲の時の映像が良くて、基本歌詞流すだけなんだけど、歌詞の内容にもある流砂をイメージしたシンプルなもので、それが曲を邪魔せず、丁度いい感じで流れてた。
あと、「鉄道員」を去年のコンサートで聴いた時、大貫妙子は高いところでは結構苦しそうだったんだけど、この日はすごく安定してた。歌いこんだんでしょうね。さすがです。で、アンコールでは「色彩都市」「戦メリ」をやってくれたのも最高でした。
席も近いし、ピアノと歌も最高。コンサートの間中、何度も「贅沢だなぁ」と思ってしまいました。