azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

BUMP OF CHICKEN初の武道館はあッという間!!


willpolis


ひっさびさにBUMPのライヴに行ってきました。もう、ね、最っ高! BUMPのライヴは全部で3回行ったんだけど、その中でも一番良かったかもしれない。ちなみに初の武道館ということだそうです。


武道館と言えば、初めて武道館でライヴを行ったのはかのThe Beatlesなのですが、BUMPは学祭でのThe Beatlesコピーバンドが出発点ということで、そんな彼らの初めての武道館コンサート、しかも初日に行ったから、まさに記念すべき一番最初の武道館を観たことになるわけで、その場に立ち会えたのは嬉しいことでした。


やっぱねー、BUMPはねー、全楽曲の八割くらいが好きな曲で五割くらいが大好きな曲なので、もうホント盛り上がる盛り上がる! ほとんどの曲を口ずさめますからねー。しかも「プラネタリウム」とか地味ながらも個人的に大好きな曲を多く演ってくれたもんだから、本当に最高! しかも、何年ぶりかわからないくらい久々にやった、ファンの間では名曲中の名曲として名高い「リリィ」を演奏! これには涙しましたねぇ~。その一方で制作中のアルバムの一曲も初披露。う~ん、得した感じ。


加えてこの日は特に藤くんの調子が良かったらしく、素晴らしいボーカルを聴かせてくれました。BUMPの魅力の根底を支えていると言っても過言ではない藤くんの声、しかも絶好調の藤くんを堪能できて、ホント、ファン冥利に尽きるというもんです。特に高音が伸びてたなぁー。「ゼロ」や「花の名」などミドルテンポの聴かせる曲では特に威力を発揮していました。生で絶好調の藤くんが歌うと、楽曲の真価がよくわかりますねー。「あー、ホントいい曲だなぁ」としみじみ思うくらいいい曲。藤くんはその歌詞の内容の方が注目されがちだと思うけど、実は稀代のメロディメイカーでもあると思うんですよね。


それから、秀ちゃんのドラム良かったなぁ。なんかすごく安定してた。特に「メーデー」の中盤のドラムソロは注目してたんだけど、カッコ良かったですねぇ。多分、秀ちゃんはプロのドラマーとしてはそんなにテクニックある方じゃないと思うけど、フィルとか音とか、そういう癖みたいなもの、個性と言い換えてもいいと思うけど、そういうのが俺はすごく好きなんだと思う。大抵の場合、「このバンドが好き」というのは「このバンドのドラムが好き」とほぼ同義である、という俺の持論をまたも再確認する場でもあった今回のライヴでした。


一方、チャマは割と淡々と弾いてたな。以前は藤くんに「ギタリストみたいなベーシスト」と称され、Paul McCartneyばりのリードベースを聴かせてくれてて、それが大好きだったんだけど、最近は特に淡々と弾くよう心がけてるらしく、そこはちょっと個人的には残念かな。そういや今回チャマはMCの途中で感極まって泣いちゃって、それを藤くんが元気づけるといういかにもBUMP的なシーンが見れて、そこは図らずも、なんか、嬉しかったですね。


あと、今回のライヴで思ったのがBUMPとファンとの関係性というか、距離感というか。普通、アンコールの時って、こう、手拍子をずーっと打ち鳴らしてるじゃないですか。でもBUMPファンの場合は歌うんですよね。本編最後の曲が「fire sign」だったんだけど、その大サビの「ラーラ、ララ、ララララ~」っていうところ。「ミーレ、ドレ、ミレドラ~」ってところ(多分)。それを延々歌うんですよね。その感じがねー、また良くてね。それでもちょっと感動してたくらいだもん、俺。


あと、最後の「ガラスのブルース」が終わった後も、なかなかメンバーは帰らない。バーッとステージ降りて、最前列のお客さんと端から端までハイタッチして回ってました。そしてそれぞれにファンに向けて一言、感謝の言葉。本編中もそうだったんだけど、BUMPはホント、ファンを大切にしてるなぁ、って思いますね。ファンとメンバーの距離感が近い。とても幸福な関係だと思います。


その、ファンに感謝する感じって誰かに似てるなーって思ったら、Perfumeでした。あの子らも下積み長かったからなのか、ファンをすごく大切にしてる感じ、伝わりますからね。ファンをここまで大切にしてる感が伝わるアーティストって僕の知ってる限り、その二組だけですね。


そんなわけで、今回のライヴはホント「え、もう終わり?」ってくらいあッという間に時間が過ぎてしまう、最高のライヴでした。