azzurriのショッピングレビュー

azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

Paul McCartneyは70歳を超えてまた不良になった?!


outthere

11年振り! Paul McCartneyのコンサートに言って参りました! ポールのコンサートは通算3回目! その全てが東京ドーム。デカい! ちなみにポールの日本公演は今回で4回目。僕は最初のだけ行ってないんだよなぁ~。高校生の時、その当時の自分はライヴに行くという概念がなかったからなぁ。今思うと行っとけばよかった。

 

さて、今回のポールなのですが、やはり強く思ったのは前回のライヴよりも荒々しくなっていたことですね。それは歌い方もそうだし、アレンジ、選曲、全てにわたって荒々しかったです。前回までのポールは「音楽コンサート」というべき印象があったのですが、今回のポールは「ロック」でしたね~。71歳でもROCK! いや、71歳とは思えない! 老いて尚暴力的、いや老いて更に暴力的というか、70超えてから再びグレる感じが何ともたまらないです!

 

そう、選曲がまた絶妙だったんですよね~。一曲目はいきなりのビートルズナンバー「Eight Days a Week」! いきなり一緒に歌いました。今回は特にビートルズナンバーが多かったと思います。びっくりしたのはサージェントペパーの一曲「Being for the Benefit of Mr.Kite!」を歌ったんです。これはジョンの曲なんですけど、ポール、歌いましたねぇ。ジョージの「Something」も歌ったのですが、全編ジョージからもらったというウクレレの弾き語りだった前回と違い、今回は曲の途中からオリジナルバージョンでの演奏! これにはシビれました。シビれた、と言えば、やはりビートルズナンバーは違いますね。高校三年間はずーっとビートルズばっかり聴いて育ちましたから、ビートルズの曲になると背中から疼きますね。こう、グッ、とこう、来る感じ(笑)

 

「Obradi Obrada」では一緒に超合唱したし、「Hey, Jude」も歌いましたねぇ。「All My Loving」では同名の小説好きだったなあ、なんて感慨深くなって、「Brack Bird」を弾き語りで聴けたのも嬉しかったし、弾き語りと言えばやっぱ「Yesterday」ですよねー! ブッたまげたのはそのすぐ後の曲が「Helter Skelter」ですよ! 世界初のヘヴィメタル楽曲と呼ばれたあの曲! この緩急はすごすぎます! まさに世界最大の緩急と言っても過言ではありません! とりわけ楽しみにしていた「Let It Be」はやはりいい曲でしたねぇ…。この曲子供の頃超好きで、それを作曲した人の生歌を聴けるなんて、これはやっぱり幸せだと思うのです。本当、いろんな意味でやっぱり歴史的瞬間だったと思います。

 

で、ビートルズ以外でも名曲いっぱいで、超楽しみにしていた「Live and Let Die」ではその火薬の量にも盛り上がったし、正直Wings時代やソロ時代の曲は知らない曲多いんだけど、やっぱりいい曲多くて、そこはやっぱポールだなぁと。やっぱりこの人は当代一のメロディメイカーなんですね。その才能はマジで群を抜きすぎている。あと、それまではそんなに大して好きでもなかった曲がやっぱりいい曲だったんだ、と改めて再発見したり、それも良かったですね。

 

で、多分それは今回のポールのスピリットがものすごいロックで、それに引っ張られたところはあると思います。元々力のある楽曲を作曲者自ら、ロックスピリッツバリバリで演奏しまくるというのはやはりすごいことなのだなと。

 

それに新作が良かった! 新しいアルバム、その名も「NEW」! これはそんな70歳を超えてまたグレてしまった(笑)ポールのスピリットがもたらした名盤なのだと思います。その中の表題曲「NEW」は実は僕はビートルズナンバーと同じくらい楽しみにしていました。そのくらいこの曲、好きなんですよね~。

 

そして、大団円の最後はななな、何とォ!!! Abbey Road B面メドレー!!! これにはホント、ド胆抜かれた! まさかこれを生で聴けるとはねぇ…。ラストの曲が「The END」なんてニクすぎる。

 

そんな感じで、ホント、超満足なコンサートだったんですけど、それでもまだまだ聴きたい曲があったという(^^;; 「Magical Mystery Tour」とか「I'm Down」とか、ソロで僕が大好きな「This One」とか。あれだけの選曲でもまだ物足りなさが残る、って、そのこと自体、ポールの突き抜けすぎたすごさが実感できるというものです(^^)

 

それから、コンサート中、一切水を飲まなかったんですよね。昨今の若いバンドはライヴ中やたら水を飲みますが、それとは対照的。そこもなんか、すごくカッコよかったですね。

azzurri.hatenablog.com