azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

『BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark』は俺が行ったBUMP LIVE過去最高!!

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今月の頭にBUMP OF CHICKENのドームコンサート行って参りましたー! BUMPのチケットは苦節七連敗! いやもっとか? とにかくそれくらい取れないプラチナチケットなので、この日をどれだけ楽しみにしていたことか…。思うに、多分BUMPのライヴってある程度の年齢制限敷いてるんじゃないか、って思うんですけどねー。やはり、まだまだBUMPは若いファンが多いと思いますからね。チケット応募する時点で高齢者だと「あれ? こいつ転売ヤーじゃね?」ってなことで撥ねられてるのやもしれません。いやでもやっぱりBUMPとはいえ、俺みたいな高齢ファンもいるので、そこは何とかしてほしいものです。
 
ちなみに席は三塁側の一階スタンド。ステージまでかなり遠くはあったが、下手にアリーナよりも俯瞰なので見やすい。照明の柱もなく、花道も見切れることはなし。かなりの良席でありました。席は一番通路側。めちゃ見やすい! 右隣は熟年夫婦の奥様。意外にもこの日は高齢のファンも多かった印象ですねー。ホラ見ろォー! BUMPにだって高齢者ファンはいるんだよ! なんだかこの数日前に行った『細野観光』とは逆の印象。やはり良い音楽は世代を越えるのだ。
 
ライヴの方はもう最高! 過去一番良かったかもしれない。藤くんの歌は更に上手く、感動的になってたし、ヒロのギターも上手くなった(いや、ホント上手くなった!)。チャマのベースは相変わらず華がある。今回同期が多かったからか、秀ちゃんはあんまり目立たなかった印象だけど、ラストの「メーデー」のドラムソロの秀ちゃんは超絶カッコ良かった。もう、フロントマンのようだったw
 
また、ドームということで音は期待していなかったんですけど、意外にも良かったですね。少なくとも不満に思ったシーンは一切なかった。むしろ良かったんじゃないですかね。
 
あと、この日は巨大スクリーンがステージ後方にドカーンと配され、これが非常に良かった。ドームライヴは基本的に巨大スクリーンが付き物なのですが、これほどまでに巨大なスクリーンを見たのはあの再生YMO以来かも。しかも技術が上がっている分、再生YMOに比べて画面が非常にクリア。流される映像もカッコ良く、「butterfly」の近未来SF的な映像はメチャカッコ良かったです。
 
しかしなんと言っても「記念撮影」ですね。おそらくはこの日発表されたMVなんだろうけど、それをあんな大画面で、しかも生演奏で観たのは俺らあの日の観客が初めてだったはず! これはそれこそ記念になるし、またこのMVがめちゃ良かった。ワンピースの名シーンが甦るし、やはりBUMPはワンピースに合ってると思う。これは本当に泣きそうになりましたねぇ~…。
 
巨大スクリーンで他には「スピカ」の時の巨大な木と、「新世界」のロッテのCMアニメもまた非常に強く印象に残りましたねー。
 
また「記念撮影」の次の曲が「話がしたいよ」。これはやはり大名曲だと思う。それを生演奏で聴けたのは最高だったし、やはりレコーディングの時よりも気持ちが入っていると思う。もう、本当にね、グッと、感動して聴きましたねー。
 
そこから、一旦メンバー全員がステージを降り、アリーナ後方のステージに行ってライヴ再開! ここで一気に形勢逆転。我々スタンド勢が前方アリーナ勢よりも見やすくなるという素晴らしい企画。これには我々スタンド組は燃えた。まだまだ遠いが、それでも近い! しかしステージは一塁側の方により近いが、藤くんが歌う向きはこっちだった。もう最高だ。しかも一曲目は「ダイヤモンド」!
 
もう、ホント燃えたぎったが、Aメロ途中で突然藤くんが演奏を止める。どうした?間違えたか?と思ったら、急に思い付いたことがあってそれを言いたいと言う。自由だな。「ダイヤモンド」を作ったのは今から20年前、今メンバーがいる小さいステージよりも小さい世田谷の四畳半だか六畳だかの狭い、寝転がりながらワンピースの3巻が届くような狭い部屋に住んでいた頃、百人くらいの前で、嵐の日は友達十人くらいの前で歌っていたんだけど、今はこれだけ大勢の人の前で歌っていることに感慨深い、と言いつつ、いや人数の問題じゃなくて、一人に対して歌ってるんだけど、とすぐ自己反省。藤くんのすごいとこは自分の発言に対して、それでいいのか、と疑問を持ち、すぐに自己反省できるところだ。やはり頭の回転が早く、頭の良い、思慮深い人なのだと思う。で、あの頃はこんなに大勢の前で歌うとは思っていなかったけど、こうして大勢の前で歌ってみると、あの時からこの日の大勢に歌っていたんだな、って思う、と言っていたと思う(うろ覚え)。
 
そして「ダイヤモンド」を再開して、そこでひとしきり燃えて、次のMCで秀ちゃんは花道行けないから今が花道にいるようなもので、フロント三人with秀ちゃん、とか言ったり、ヒロのあやふやな自信なさげなMCに、ヒロが「引き出し幾つも開けたんだけど紙みたいのしかなかった」と言い訳したら、藤くんに「お前の引き出しは一つしかないから、開ければいい」とツッコミ食らったりした後の「リボン」。ぐあ! なんだこの緩急は! この曲はBUMPのここまでの歴史を歌ったもの(だと思う)で、この曲を、狭いライヴハウスのようなステージで、しかも俺らスタンド組の近くで、四人の生演奏で聴けるのは非常に感慨深かった。この曲で四人はまたデカいステージに戻ってしまうのだが、この「記念写真」からの4曲の流れは最高だった。
 
セトリ的には実質3曲めに「天体観測」を持ってきたのは意外だったし、「プラネタリウム」を演ってくれたのも嬉しかった。また、最後の一曲が「メーデー」なのも意外で、この曲は特に好きな曲なので嬉しかった。ただその代わり、「ガラスのブルース」は演らなかったし、BUMPのライヴも随分様変わりしたな、という印象もあった。打ち込みを多用するようになったこともあり、すっかりスタジアムが似合うバンドになったと思う。あとは、「アリア」の冒頭、藤くんが武田鉄矢が作ったドラえもんの「のび太の小宇宙戦争」の主題歌を即興で歌ったのにはビビった。なぜ知ってる?! 俺もこの頃まではドラえもんの映画を毎年観に行っていて、すごく良い曲だと思うし、なんだか非常に俺得な一夜だったなぁ、と改めて思います。
 
そしてこの日は本当に藤くんの歌が炸裂していた。「話がしたいよ」「supernova」「流れ星の正体」「同じドアをくぐれたら」と重厚なバラードが特に良かった。やはり人前で、生で歌うと、全然違うのだ。CDももちろん良いんだけど、生の方が迫力というか、気持ちというか、想いが、より曲に乗って、我々に届く気がするのだ。全ての曲が終わった後、藤くんの5分10分に及ぶ大演説が始まったのだが、その中で、この日は非常に感極まっていた、と言っていたが、歌にもその影響が強く出たのだと思う。まるでこの日がツアーラストのようだ、と言っていた。それくらい、この20年の思い、観客一人一人に向かって歌ってるんだ、という思いを激白していた。それが、藤くんのあのバラードのボーカルの力に繋がっていたのだと思う。
 
しかしながら、最後の最後、「水ぶっかけてえんだけど、いいか?」と言いつつ、自分のペットボトルを2本、客席に放り投げ、「もう十一月だから全力で風邪ひかないようにしてね」という無茶苦茶ぶりをかましていた。この緩急が実に藤くんっぽい。思うにこの日は実に藤くんデーだったのだなぁ、と思う。とにかく、こんなエモーショナルな藤くんをライヴで見たのは初めてだったと思うし、セトリも演出も映像も演奏も全てが過去最高だったように思う。

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