azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

METAFIVEはメタメタカッコいい!!

meta


METAFIVEがまさかのアルバムリリースということで、生まれて初めてフラゲをしてみました。家帰って早速聴いてみたら、あんまりにもカッコ良すぎてド肝抜かれました! いやー、びっくりした。音楽聴いてびっくりしたのは久しぶりですねー。なんでこんなカッコいい曲が作れるんだろ?って不思議に思ったくらいです。


そしてその二日後、正式リリース日の翌日。恵比寿リキッドルームでリリースパーティがあったのですが、それにも行ってきました。いやー、これがまたとんでもなくすごかった。今年一発目のライブがこれか! 早くも今年最高のライヴになる危険性アリ! 以前にもこんなことを感じたことがあるのですが、それは二年前のMETAFIVEのライヴだったんですねー。あれも確か一月で、その年最初に観たライヴでした。そんなわけで、このライブを超えるのは丁度一週間後のEXシアターくらいしかないのではないか?と思ってしましました。


場所は後ろの一段高くなってるところのほぼど真ん中、前から三番目くらいを確保したのでめちゃくちゃよく見えました。音もPA近くなのでバランス最高。加えて、あのクラスのアーティストがやるには狭いハコなので、迫力満点。それにしてもLEO今井がメタメタカッコ良かったです! 特に「Don't move」は圧巻! LEOが「Don't move!」と叫んだ途端、みんな動くは叫ぶは。会場のボルテージはこの日最高。そして、LEOをよく見たら体全体めちゃめちゃ力入れて歌ってた。やはり歌は肉体運動なのだ。


あと、やはり小山田のギターが効果的な上にカッコ良かったのが印象的でしたねー。ついでに小山田関連で言うと、テイ・トウワがこのバンドはスーパーピッチャーが二人いる、って言ってたんですね。それは幸宏とLEO今井のことなんですけど、確かにこの二人もすごいのですが、個人的には小山田の声も好きで、小山田圭吾にも歌わせるわけにはいかなかったのかなー、とそこはちょっと残念。


メンツや音などを考えると、やっぱり音楽的なジャンルでいうとテクノなのかもしれませんが、生で聴くと『ロックバンド』といった感じを強く受けました。幸宏が生ドラム叩いてるし、曲によってはギターが二本。シンセベースのロックバンドという感じでした。まぁ編成としてはバンドですよね。そういや昔、幸宏が「YMOはただのロックバンドですから」と言っていたのを思い出しました。良いプレイヤーやコンポーザーが揃うと、ジャンルを飛び越えてロックバンドになるのかなぁと。


そしてそれから丁度一週間後。今度はEXシアターでのライヴ。元々はここEXシアターのこけら落としのために結成されたのがMETAFIVE。その時は幸宏のバックバンド的な色合いが強く、ツイッターで最初に紹介された時は「高橋幸宏とクールファイブ」でした。その後、そのネーミングじゃちょっとあれなので、METAFIVEとなったのです。それが現在はすっかりバンドとして進化したように感じます。そんな感じなので、METAFIVEは6人でも『FIVE』なのです(笑) ちなみにこのMETAというのは、おそらく初期YMOのジャンルのことを幸宏が『メタポップ』と呼んでいたところから取られたと思われます。


そんなわけでEXシアターの『凱旋』ライヴ、今回は整理券1000番代だったので、ハナから良い位置は望めず、PA近くで良い音で聴こうと思っていたら、PA前の柵をギリ確保。しかもほぼ中央。しかし、やはり前に人がいっぱいいて、あんまりよく見えなかったですね~。しかし、柵に爪先立ちで寄っかかったら、ぐっと視界が良くなりました。まぁ、それでも先週ほどはよく見えなかったですが(^^;;


とはいえ、やはり音はバランス良く、よく聴けたと思います。そして、やはりMETAFIVEはロックバンドなのだと再認識。しかも野蛮な。もちろん、カッチリ演奏はしているんですけど、音のひとつひとつが、荒い。野蛮。そしてそれがいいんですね~。あとこの日は、テイトウワがかなり面白い音を出している、ということをようやくわかったのでした。


まぁでも、EXシアターということで、ある程度の広さのハコなので、先週のリキッドルームに比べると、どうしても音を遠くに感じてしまいました。やはりリキッドルームは所謂ライヴハウスだと思うので、そういうところでやること自体が貴重だったんですねぇ。


今回、二回のライヴでYMOの曲や幸宏の曲、テイトウワの曲もやって、それも嬉しかったけどオリジナル曲がすごく良かったです。このメンバーで曲作ったなんて、まさに夢のレコーディング。しかも、これだけアクの強いメンツが集まって、それぞれの力が同じ方向に向かって、ブレずに一直線に進んでいる。まさに奇跡!しかし、その奇跡も高橋幸宏という旗印があったからこそ、というのは言うまでもないことですね。