azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

高橋幸宏「NEUROMANTIC」はテクノポップの象徴!?


ポップでロマンティック!


高橋幸宏 の「ニウロマンティック 」を買ってきたんですけど、いや、めちゃめちゃYMO ですね! 一曲目のイントロ聴いた時に、「あ、"BGM "!」って思ったくらい。時期的にも丁度「BGM」の頃で、ライナーノーツ読んだら「BGMで突き詰めた世界から自分の部分だけ引っ張ってくる」というようなことをインタビューで言っていました。でも、「BGM」どころじゃないです。「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー 」の頃のYMOの感じまで入ってるし、YMOがアイドルとかに楽曲を提供した時のテイストすらある感じ。だから、もうYMOです。実際、細野さんと教授も参加してるし。そんな感じで、僕的にはすごく良かったんですけど、大学の時に聴いていたら、もっとハマッてたのかなぁって思います。聴くのが遅かったかな(^^;;


幸宏はシンセの使い方が細野さん教授 に比べてポップですね。わかりやすい。音作りとかも。まぁ、そういった所が逆に細野さんや教授に比べて物足りないって思う人も多いかと思います。打ち込みの感じも16分音符でピコピコやってる感じとか、結構ベタなテクノポップという感じもあったりして(^^;; でもその幸宏の分かりやすさがあったからこそYMOはあれだけの支持を得たのかなとも思います。実際一番有名な「ライディーン」は幸宏の作曲だし。


それに、音色の選び方、作り方はすごくいいと思います。そして何と言ってもドラムですね。ドラムパターンがすごくカッコいい。普通にエイト叩いてるのかなぁ、と思ってもよく聴いてみるとハイハットが跳ねてたり、とにかくドラムがカッコいい。特徴的なのはほとんど(というか、全く?!)シンバルを叩いてないんですよね。その感じがねー、いいっていうか。よりタイトに聴こえる感じがカッコいいと思います。もちろん幸宏の場合は声の良さもありますね。このアルバムでも素晴らしいボーカルを聴かせてくれています。


発売当初はまだCDがなくてレコードで発売されたのですが、前半4曲目までがA面(この響き懐かしい!)で、5曲目以降がB面です。A面は割にアヴァンギャルドな感じで、それこそ「BGM」に繋がるような曲が多いのに対し、B面はポップですね。僕はB面のポップさが好きかも。


あと、ジャケットの幸宏の絵なのですが、去年発売された「BLUE MOON BLUE 」のジャケットも幸宏を描いた絵で、何かちょっと繋がってるなぁと、思ってしまいました。


そんなわけで、これはなかなかの名盤だと思います。YMOが好きでポップな曲が好きという方には特にお勧めなのではないでしょうか。