結構前の話なんですけど、HASYMOのセカンドシングルを買いました。いや、やっぱり良かったですねー！ 今回はNEWS23 のテーマ曲の「The City of Light」と映画「TOKYO! 」のテーマ曲の「Tokyo Town Pages」の両A面扱い（だと思う）。やはりYMOらしく、「東京」という都市がテーマになっています。今回はレコーディング前に「生楽器でやろう」という取り決めがなされたようで、「バンドか？！」とすごく期待したんですけど、そこはやはりYMO、全体的にはやはり打ち込みな印象です(^^;; まぁ、生楽器っちゃあ生楽器なんですけどねぇ。ドラム（幸宏 ）とベース（細野さん ）は人力でやってるのですが、ピアノ（教授 ）はスケッチを刻んでる感じです。できればNHK-BSの特番の時のライディーン みたいな感じでやって欲しかったな～。まぁ、ただ「テクノピアノトリオ」といった印象で、それはそれでカッコいいです。
そうは言っても曲自体はすごく良く、特に「The City of Light」はすっげぇ好きです！ やっぱりニュース番組のテーマ曲ということもあってか、こっちの曲の方が力入れてる感じはありますね。ボーカル曲だし。メロは幸宏が作ったみたいです。歌詞の感じもなんかいいんですよねぇ～。基本的な編成的にはピアノトリオだけあって、音色をすごく抑えてる感じもいいし、上下動のあまりないメロディもナイスで、すごくストイックな印象のある曲ですね。歌詞の感じがそうだからかもしれないけど、郷愁感を感じる曲でもあります。ライディーンをセルフカバーした 時も感じたけど、ここしばらく続いているYMO再結成的な動きには郷愁感というのも一つのテーマになってる気がします。多分意図的ではないと思いますが。
で、「Tokyo Town Pages」の方なのですが、こちらはハッキリしたメロディもないし、あまりパッとしない印象。でもなかなかカッコ良くはあって、それは多分幸宏のドラムがカッコいいからなのだと思います。「The City of Light」もそうだけど、幸宏のタイトで且つ捻りのあるドラムが曲全体を支えていると思います。で、まぁ、こちらは映画のタイアップなんですけど、映画自体はなかなかしょっぱかったです(^^;; かなり塩味効いてましたね。蒼井優 とか加瀬亮 とか、いい役者揃えてんのに微妙。ただ、竹中直人 と香川照之 の絡みは面白かったなぁ。この二人の共演はもっと観てみたいですね。ちなみに映画でこの曲が流れた時は若干ミックスを変えてあるみたいでした。コンビニの音とか駅のアナウンスがもっと大きな音でハッキリ聴こえてました。そっちのミックスも結構好きでした。
