azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「ぱみゅぱみゅレボリューション」付録DVDはかわいいジョルジュ・メリエス?!


azzurriのショッピングレビュー-ぱみゅぱみゅレボリューション

きゃりーぱみゅぱみゅ1st.フルアルバム「ぱみゅぱみゅレボリューション」を聴いてみました! 素晴らしい! 捨て曲なし! さすがわ中田ヤスタカ。今、もっともキテる音楽家ではないでしょうか。


最初のミニアルバム「もしもし原宿」が前半が可愛く、後半がカッコ良く、の二面性を打ち出したのに比べて、こちらは全編可愛いで押しまくり! なんでもコンセプトが遊園地らしく、開園から閉園まで、という流れを意識したそうです。「もしもし原宿」同様、オープニングは「It's a Small World」を彷彿とさせる曲から始まり、可愛く、ポップなきゃりーぱみゅぱみゅの世界観が続き、最後はしっとりと寂しさを感じるような曲で終わり…と思いきや、「また待ってるよ」というようなアップテンポの楽しい曲(シンセのフレーズで3曲のシングルをメドレー的に弾いてるあたりは気が利いています)で終了、といった感じ。ちなみに最後のこの流れはマイケル・ジャクソンのスリラーと同じだと思いました。マイケル自身「最後、悲しく終わるのは嫌だ。楽しく締めたい」みたいなことを自著で語っていました。


それにしても、さすがわヤスタカです。きゃりーぱみゅぱみゅというアーティストイメージをそのままに見事な「カワイイポップス」に仕上げるあたり、職人と芸術を感じます。Perfumeとはまた違ったystkポップスを作り上げたなぁ、と。また、こういう曲を作らせたのは、やっぱりきゃりーちゃんの持ってる独自の世界観ということは言うまでもありません(←じゃあ、言うなよ)。ちょっと思ったのは、ファスト系のアナログシンセっぽい音が多い印象のPerfumeに比べて、木琴とか鉄琴系の音が多いなぁということです。そういや、それらの音色ってなんか可愛いよなぁ。意識的に使ってるのかもしれませんね。ただ、「すきすぎてキレそう」だけは木琴系の音が少なく、ちょっとPerfumeみたいです。なんでもこの曲はデビューしたての頃、ライヴをやる時に曲が少なく、「とりあへずこれ歌ってて」的な曲として作られたらしく、アルバムにも入る予定はなかったらしいです。ライヴで観客の反応が良かったので、急遽入れることが決まったそうです。この曲、すごく好きなのに、あやうく日の目をみないところだったようです(^^;; まぁ、そこら辺の事情もあって、まだきゃりーぱみゅぱみゅとしての曲のイメージが固まってない頃の曲なので、Perfumeの流れで作られた曲なのかもしれないですね。何となくこの曲だけ「Perfumeの曲」って言われても違和感ないし。逆に他の曲はPerfumeとはやはり違い、そこらへんの作り分けはちゃんとできているように思います。まぁ、言うても似てますが。


で、初回限定についていたDVDのMVを見たのですが、僕の勝手なイメージとして、きゃりーぱみゅぱみゅって「かわいいジョルジュ・メリエス」っていうコンセプトがあるのかなぁってちょっと思った。ビジュアルイメージを主に担当しているのが増田セバスチャンという人らしく、ひょっとしたらこの人、ジュルジュ・メリエス好きなのかもしれないですね。…全然違うかもしれないけど(^^;;