azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

『JAPAMYU HALL TOUR 2018 星屑のチェリーマティーニ』は大人の階段昇るきゃりーぱみゅぱみゅ?!

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ひっさびさ、きゃりーちゃんのコンサートに行って参りました。
今回のライヴは『キャバレー』をモチーフにしてて、これまでの原宿系のキャラっぽさは払拭されていましたねー。それまでのきゃりーちゃんのコンセプトはキャラ的なものもあったり、まぁ言うても実際若かったし、「子供っぽさ」というのがあったと思う。増田セバスチャンのセットや衣装はカラフルな独特の「かわいい」世界観があったし、ダンサーも大人数の子供で構成されていました。
でも今回はセットはもちろんキャバレー風で、それまでのテーマパークを彷彿とさせるような舞台セットとは一線を画して、グッと大人っぽくなっていました。とはいえ、オープニングでは超巨大なカクテルグラスの「風呂」につかりながらのきゃりーちゃん登場ということで、そういったちょっと非常識的な極端さみたいなものは健在でしたね。
そしてダンサーは全員男性! もちろんオ・ト・ナ(笑) で、人数も五人と少なかったです。今までとは真逆ですね。でもこれが効いていたと思う。やはり鍛えられた大人のダンサーは子供に比べてやはりしっかり踊れるし、しかも男性だからキレとパワーがあって見ごたえがありました。
思うに、きゃりーちゃんも今年で25歳。女性アーティストとしては決して若いとは言えない年頃に入ってきました。そういった年齢に関しては他ならぬ本人が一番敏感であることは想像に難くありません。そこで心機一転、今までのイメージからの脱却の第一歩を考えたのかもしれません。今までと違うことをする、ということはなかなかの覚悟のいる決断だと思うけど、紅白からも声がかからなって久しく、そんな感じで年齢も重ねてくる中で焦りもあったと思います。しかしながら、その決断は功を奏したのか今回の演出は非常に効果的だった、と個人的には思いますねー。見ごたえがあった、という点では今までで一番だったように思います。
そんな感じで今までとはイメージが変わったのですが、とはいえ、「かわいい」というテーマは一貫していたように思います。今回は、大人の中のかわいさ、とでもいうような新しい「かわいい」を提出した感じかな。
きゃりーちゃんの「かわいい」は何かこう新しいイメージがあります。今までもただ単に「かわいい」だけではなく、その中に「グロ」を混ぜ、真逆の概念を入れることで「かわいさ」を引き立てていたし、他との差別化も図れていた。今回は大人っぽい雰囲気の中にある「かわいさ」を見つけたのではないでしょうか。方法論は逆だけど、真逆の概念を混ぜるということでは同じだと思います。
あとは曲はやはり良い楽曲が多いですね。ここらへんはさすが中田ヤスタカプロデュース。アルバムツアーということで『じゃぱみゅ』からの曲を全曲歌ったのですが、超代表曲「つけまつける」を歌わなかったのは意外でした。このことも、過去の自分と決別しよう、という意思の表れなのかもしれません。
というわけで、久々のコンサートは大人のアーティストへの変貌の第一歩を見た思いですが、ツアーライトはやはり買った方が良かったか、とそこだけが悔いが残り気味のコンサートでした。

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