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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「ランペイジ 巨獣大乱闘」ネタバレ有り感想。ロック様と白いキングコングのアイコンタッグ怪獣映画!


ランペイジ 巨獣大乱闘」という映画をご存知でしょうか?

WWEのスーパースター、ロック様ことドウェイン・ジョンソンと、白いキングコングがタッグを組んで怪獣と一戦交える、という強力胸熱な内容の映画です!

と、言いつつ、実は観る前はそこまでの期待はしていなかったんですけどもね(^^;; 観る前は巨大生物モノかなー、と思ってたんです。

それが、実際観てみたら、それはもうガッツリ怪獣映画でした!

 

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三大怪獣ご紹介

先ず、造形が既に既存の生物じゃないです。

なんでそうなったか、というと、ゲノム編集の宇宙での実験中(なぜに宇宙?)、事故が起こってしまい、遺伝子サンプルが地球上に落下。ゴリラ、狼、ワニに影響を与えた、という次第です。

ゴリラは見た目まんまでも、12メートルにもなればキングコングになります。しかも、白いんですよ。白いキングコングですよ! これもうカッコいいでしょ!

ちなみにこの白いゴリラ、動物学者であるところのロック様が保護しており、両者の間では意思疎通ができるということ。まさにタッグパートナー!

他の怪獣はどうかというと、先ず狼はゴリラの倍くらいあります! その時点で既に怪獣! 加えてムササビのような膜があって、滑空します。ほぼほぼバランです!

そしてワニ。一番原型を留めていません。尻尾はアンキロサウルスのようだし、背中には一面棘がある。そして顔はほぼほぼビオランテ! つーかそっくりだ! そして三大怪獣の中では圧倒的にデカい! 体長68.5メートル、体重150トン!

なぜ怪獣と断言できるか?

そして、出てくる生物が最早怪獣だ、という理由についてなのですが、以下の3点に当てはまるからです。

1、デカい
2、強い
3、カッコいい

先ず1のデカい。やはりデカい生物にはロマンがあります。だから、クジラや恐竜は人気があるのです。ゾウも陸上哺乳類としては限界値の大きさを誇りますが、如何せん全長7メートルです。最低でも二桁メートルには乗ってくれないとロマンを感じません。この「ロマン」というのが重要です。

その点、「ランペイジ」の三大怪獣は一番小さい白いキングコングでも12メートルもあります。ロマンがあります。先ずこの点で怪獣の第一条件クリアです。

次に2、強い。これも絶対条件ですね。デカくても弱かったらロマンも何もあったもんじゃありません。アンドレが圧倒的存在感を放ちまくってたのも、その大きさだけではなく、強かったからです。

そして、この「ランペイジ」に出てくる三大怪獣は米軍の兵器がまるで通用しません。これはハリウッド映画には珍しく、脈々と連なる歴代ゴジラ映画に汚点を残した最初のハリウッド版ゴジラも米軍に普通に退治されてしまいます。おそらく、アメリカにとって米軍とは最強でなければならないのでしょう。

ところが、です。最強であるはずの米軍が誇る数々の兵器が「ランペイジ」の三大怪獣、ワニ、ゴリラ、狼にはまるで歯が立ちません。この強さは怪獣と言って全く差し支えないでしょう。ひょっとしたら、自衛隊や科特隊などの攻撃を涼しい顔で受け切った日本の歴代怪獣よりも強いかもしれません。

そして最後の3です。この要素がひょっとしたら一番重要かもしれません。アメリカの巨大生物映画、或いは未知の生物パニック映画に登場するのは、ほぼほぼ「クリーチャー」でした。

向こうの人のモンスター観として、やっぱり「怖い」というのがあると思うんです。そして、その「怖さ」を徹底的に突き詰めた先に辿り着いたのは「気持ち悪い」なのではないかと。だから、ハリウッド映画のモンスターでカッコいい、ってのは基本なかったように思います。少なくとも、子供に「カッコいい!」と言ってもらえるものは。

ところが、「ランペイジ」の三大怪獣は、アメリカの映画には珍しく、造形もカッコいいのです。アメリカ映画特有の「クリーチャー」の気持ち悪さがないんです。ビオランテに似たワニ、バランのような狼、そして白いキングコングには神々しさすらあります。これなら子供たちも憧れてくれるというもの(確認はしていませんが、憧れてくれるに違いない)。

以上のことから、「ランペイジ」の三大怪獣は間違いなく怪獣なのであります!

プロレス界のスーパースターと怪獣のタッグマッチ

そんな怪獣たちを相手に真っ向勝負するのがロック様です。

これらの怪獣を向こうに回して一歩も負けてないあたり、さすがはWWEのNo.1スーパースター!

そもそも怪獣映画とプロレスはどこかシンクロしたものがあると常々思っています。理由としては、怪獣の「デカい強いカッコいい」の三大条件を満たしているのがまさにプロレスラーだからではないでしょうか。

その怪獣映画にプロレス界のナンバー1スターが殴り込みをかけた上、タッグパートナーに選ばれたのは怪獣の元祖、アイコンと言ってもいいキングコング。怪獣界とプロレス界の二大スーパースターの、アイコン同士のタッグと言っても過言ではないと思います。そしてこのタッグに全く違和感がないのは、怪獣とプロレスの親和性からすれば、当り前のことなのかもしれません。

設定なんざどうでもいい!

ちなみに、映画の設定とか展開はもう全くデタラメでめちゃくちゃですw SF映画としては穴だらけです。

でもそんなものはどうでもいいんです!(←言っちまった)

ロック様と怪獣の対決をハリウッドが映画化するための契機でしかないんです。肝心なのは対戦です。

そしてその対戦はと言えば、素晴らしい名勝負となりました。もう、怪獣映画として、最初のハリウッド版ゴジラは元より、パシリム2なんかも軽く超えています。

とにかくめちゃくちゃで、すごく楽しい最高の怪獣映画でした。

 

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