azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」ネタバレ有り感想。なんか重かった!!

この間、ようやく「スターウォーズ エピソード3」を観てきました。いやー、やはり予想通りアンハッピーエンドでしたね。まぁ、そりゃあそうですよね。アナキンがいかにしてダース・ベイダーになったか、という話ですもんね。いやー、それにしても、なんか重かったなー。


全席指定の映画館でした

まぁ、結局ね、アナキンはダース・ベイダーになってしまうわけなんですけども、なんか、幾らでも止めようはあったろーっていう感じはありました。最後、あれアミダラが何とかできたんじゃねーか。アミダラが気の利いた一言を言えば、ダークサイドから戻せたかもしれませんね。でも、そこで戻したら第一作に続いていかないからダメなんだけど。ここで終わる作品だったら、ここでアミダラとアナキンの見せ場みたいなのがあるのかもしれませんね。

 

でも、ダース・ベイダーが「あの」出で立ちになってしまったのは大怪我をした所為ということは観てて察しがついたんですけど、普通にオビワンに負けたからってのはちょっと…って感じでした。なんか、アミダラを溶岩から救うために自分が火傷を負ってしまった、っていうことになるのかなって観てたんですけど。その方がダース・ベイダーにもっと感情移入ができたかなっていう感じはありました。ベタですけど。

 

あと、アナキンがダークサイドに堕ちるシーンは結構あっさりしてたなって感じました。あそこはもっと芝居をさせた方が良かったように思います。だって、あそこが後のシリーズに繋がる全てのはじまりと言えなくもないじゃないですか。そのシーンはもっと時間を割いて欲しかったですね。

 

あと、今回なんか生々しい映像が多かったような気もします。皇帝がジェダイのウインドと対決するシーンで力を使い尽くす(本性を現す?)シーンとか、ダース・ベイダーがオビワンとの対決に負けて大火傷を負うシーンとか、ちょっと生々しいような気もします。子供もたくさん見るんだから、もうちょっと、そういうシーンはオブラートに包んで欲しかったような気もします。

 

最後まで観て思ったのは、このシリーズで描かれたアナキン・スカイウォーカーという人は精神的にはどこにでもいる思春期の青年なのではないかということでした。ジェダイという「父」に反抗心を持つ、ある意味マザコン(言い方悪いですが)で、自分のことを認めてもらいたくて仕方がない、そんなどこにでもいる青年だったように思います。それは、最後にダース・ベイダーとなったアナキンがアミダラと会話を交わすシーンで「母と同じように君まで失いたくない」という台詞を言いますが、その時、アナキンはアミダラを母のように思っていたのかなと思ったからです。アミダラもまだ若いですし、そんなアナキンを支えきれなかったのかもしれませんね。だから、最後にアミダラは「あなたが理解できない」と突き放す台詞しか言えなかったのではないでしょうか。それで、アナキンはこの作品では最後までダース・ベイダーとなってしまったのかもしれません。そういう思春期の青年を誰も救えない、しかも救われることはないこともわかっているので、後半は観ててちょっと辛かったですね。

 

そうは言っても、最後にまだ赤ちゃんのルークとレイアが出て来たりして、「ルーク・スカイウォーカーの冒険編」へと続く希望の光も見えたりして、そこはちゃんと救いがあるように作ってて、良かったと思います。全体的にはある種のカタルシスもあると思ったし、次のシリーズへの繋がり方もきれいだったと思うし、なかなか良かったと思います。

 

あと、映像的にはこの作品が「エピソード」シリーズの中では一番良かったと思います。特にオープニングのあの浮遊感はすごいと思いました。まさに映画館の大画面を意識している作りだったと思います。でも、やっぱり最初の三作の映像の方が好きだなぁ~。

 

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