azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」ネタバレ有り感想。色々とカッコいい、等身大ヒーロー!

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脚本家の中島かずきが大好きです。

基本的には劇団☆新感線の座付作家だと思うのですが、アニメの脚本も多数書いてます。「天元突破グレンラガン」「キルラキル」「プロメア」などなど。どれもホント大好きです。

で、ツイッターもフォローしてるのですが、そのツイッター中島かずきが絶賛お勧めしてたのが「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」。

鋼鉄ジーグ

それだけでも食いつくのに、しかもイタリア映画だといいます。

イタリアと言えば言わずと知れたお洒落総番長国家。そのイタリアと鋼鉄ジーグという、異種格闘技戦のようなタッグに思わず胸が熱くなったのですが、実はお洒落国家イタリアでは鋼鉄ジーグが大人気だったんだそうです。

最近、巷のマニアの間ではフィリピン版実写版「ボルテスV」が話題ですが、「ボルテスV」はフィリピンの人なら誰でも知ってるくらい大人気だったんだそうです。

いやー、日本のロボットアニメはどこで人気があるかわかりませんね。素晴らしい。

あ、そういや、一頃のイタリア代表のほとんどのメンバーが「キャプテン翼」読んでたみたいですね。デル・ピエーロは翼くんのイラスト入りスニーカーを履いてました。

うーんお洒落。イタリア人にはアニメ好きマンガ好きの素養があるのかも。

さて、そんな感じで当然のことながら観に行った「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」なのですが、全体的にはついていけなかったり、よくわからなかったりと残念感はあったのですが、やはりイタリアフィルターはすごくて、カッコ良かったです。

でも、全体的にはグロくて下品で汚くて血生臭い(^^;; ここらへんはイタリア人の感覚なのでしょうか。

ちなみにこの映画、イタリアのアカデミー賞を総ナメにしています。

ローマかっけぇ

冒頭の追跡シーンがカッコ良くてですねぇ、非常に丁寧に時間をかけて作られている感じがしました。

大掛かりなロケができないであろう中、カメラワークと編集でスピード感のある画面になっていましたね。

あと、やっぱりローマの街はカッコいい!

このロケーションだけでも勝ったも同然ですね。

役者かっけぇ

役者がそれぞれ魅力的でした。特に悪役の狂気のイケメンがニューロマンティック入ってて良かったですねぇ。

主役の男も、うだつが上がらないながらも朴訥とした渋さがありました。

クレイジーな女の子もすごく綺麗! アホみたいなドレスがカッコ良く似合うのはやはりイタリア人ならではですね。

なんでイタリアの人って、あんなカッコ良かったり綺麗だったりするんでしょうね?

歌かっけぇ

あとEDの歌が超絶カッコ良かったです!

鋼鉄ジーグの主題歌なんですが、なんとイタリア語! やっぱイタリア語ってカッコいいよなぁ。

歌声も渋くて、すげえ良い声で、ひょっとしたらイタリアの国民的歌手が歌ってるのか?!と思い調べてみたら、なんと主役のうだつの上がらない男性役の人でした!

すげえなぁ。向こうの役者は歌も上手いのか!

そういやあ、ハリウッド版のレミゼ観た時も、ヒュー・ジャックマンとかラッセル・クロウとか、みんなめちゃ歌上手かったもんなー。

等身大ヒーロー

鋼鉄ジーグと言えば、巨大ロボットアニメです。僕も子供の頃、大好きで観ていました。

しかも、変身ロボットアニメなんですよね。主人公の男が、こう、クルクルクルクルッ!って前宙を何回転もして(!)、いつの間にやらそれが鋼鉄ジーグの「頭」になるという。どういう原理だ?

で、その超合金も流行りましたねー。磁石で手足がくっつく、というかなり凝ったオモチャだったんですけど、そんな感じで各パーツが分離可能だもんだから、失くしやすいんですよね。

で、案の定、俺の友達が、よりによって頭のパーツを失くしやがってですね、どうしよう、ってんで代わりになるもの探したら、パチンコの玉があったそうなんです。で、試しにそれをジーグの頭のパーツに付けたら、これがまた妙に収まりが良かったらしかったんですけども。

ジーグの頭をパチンコ玉にすんぢゃねーよ!www

一番大事なパーツだろ、頭部パーツ! 主人公が前宙して変身するんだぞ! いわば主人公そのものだ。

その、物語の主役、ヒーローを、あのツルッツルのパチンコ玉にするとは、なんたる……面白い!

そんな感じでですね、えーっと、何でしたっけ? あ、そうそう。鋼鉄ジーグって巨大ロボットなんですよ。でも、この「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のヒーローは巨大でもロボットでもありません。

等身大の、冴えないあんちゃんです。変身もしません。ただ、強くなっただけです。

基本的にはマフィア(というよりはイタリアンチンピラ)映画で、その世界の一人に超人パワーを授けたって感じですね。

その力もスーパーマン的な極端なものではなく、普通の人より大分強い、といった感じ。ショッカーの戦闘員よりちょっと強いくらいか。

しかも、さっき言ったみたいに、主役の男は全然ヒーロー然としてなくて、むしろうだつの上がらない男なんです。

そういった意味で、極めて「等身大」的なヒーローだと思います。

で、その感じが、イタリアフィルターも相まって、すごく良い感じでした。

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