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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

アニメ版「時をかける少女」ネタバレ有り感想。知世を越えた!?

超切っつねー

 

この夏、見たいアニメ映画三本のうちの一本である「時をかける少女」を観てきました。いやー! 良かった! 出ましたね! 今年一番!! あの「花よりもなほ」と並ぶくらい、いい!! すっげー切ねー。どうでしょうねー、知世を越えたかもわかりませんよ! 何となくのイメージですけど、「耳をすませば」(これも名作)をもうちょっとやんちゃにした感じといいますか。

 

今回の「時かけ」は実写映画のアニメ化ではなく、その時代から20年くらい経った現代の話、という設定らしいです。実写映画が公開されてから今回の作品が公開されるまでと大体似たような時間が経っているわけです。で、知世が演じた役の和子も出てくるのですが、そういった意味では声も知世がやって欲しかったなー。ちなみに和子の感じがかなり変わっていて、昔はあんなに可愛かったけど「クールビューティー」みたくなってました(それもまた良かったけど)。

 

その他にも実写版との違いは結構あって、場所は実写が尾道だったのに対して、アニメは東京(だと思う)、主人公のキャラクターも和子は優等生的で非常に女の子っぽかったのに対して、真琴はちょっと落ちこぼれで、かなり男っぽい(つーか男)。でも、過ぎ去るものへの郷愁感というか、何もできない、ただ見送ることしかできない、そういう切なさみたいのは共通していたと思う。

 

あと、やっぱり主人公に魅力がすごくありました。すごく男っぽくて体張ってて、もう「生傷ヒロイン」とでも言うような、タイムリープする度にどっかしらに体ぶつけてますからね。それでいてすごい爽やかな感じもあるし。それから、男の子二人といつもつるんでるんですけど、その感じがまたいいんだな。普通に野球やったりしてますからね。で、特に千昭っていう男の子の感じがすごく良かった。かなりやんちゃな感じなんだけど、その感じがすごく良くて。声も良かったからね。最近の長編アニメの多くはそうなんだけど、この映画でもほとんど本職の声優じゃなくて、実写の役者を使ってました。でも、この映画の場合はそれが逆に当たってた。それぞれのキャラが声によって更に生きてる感じがして。名前で使ったんじゃなくて、しっかりオーディションして決めたんだなっていう感じです。

 

そんなわけで、この映画、アニメでは「雲の向こう、約束の場所」以来の大当たりですね。