「ALWAYS 続・三丁目の夕日 」を観てきましたー! やっぱり面白かったです。よくよく考えたらパート2もので、そういうのって大抵つまらないじゃないですか。でも、これは良かったですね。最初のと同じくらい良かったです。
トップシーンがいきなり意表を突かれて良かったですね。ゴジラ。さすが東宝。やはり昭和にはゴジラが似合う! ゴジラもCGで作ってたんですけど、これがなかなか良かった! ゴジラ本編も山崎貴に撮らせたいですねー。
今回は吉岡秀隆 とその養子の男の子の親権を巡る話が大きな柱になっていて、その周りに短いエピソードが幾つも散りばめられてます。だから、一つ一つのエピソードは当然のことながら、それ程時間はかけられてないんですけど、それでも非常に泣けるんですよね。あと、やっぱり前作同様、ベタな展開が多いです。それでもやっぱり泣けてしまうんですよね。不思議なんですけどね。多分、描いている時代に拠るのかなと思います。古き良き昭和というか。それだけで、色々とフィルターがかかって、多少ベタでも泣けてしまうというのもあると思うし、その設定が故に色々と観てる方でそのバックボーンとかを想像してしまうというのもあるかもしれません。多分そこらへんも計算に入ってるかもしれないし、もしそうだとしたら、そこまで含めてこの作品だとも思います。
あと、そういう、昭和三十四年という時代をよく描いているとも思います。今からすれば羨ましい程の未来に向かう活力に満ち溢れた時代でもあったし、今よりもはるかに戦争の傷跡が色濃く残ってる時代でもあって(今でも戦争の傷跡は残ってるけど)、そこらへんをきっちり描いていると思います。あと良かったのが、嫌な人が基本的に出てこないこと。もちろん当時だって近所に嫌な奴多かったりしたとも思うんだけど、そういう細かい嫌らしいところは描いていないのがいいですね。そんなリアリティは観たくないですから。
CGはですねー、前回よりも進歩してるとは思うのですが、やっぱりまだまだですね。セットだけの絵になると、ちょっとホッとしてしまいます(^^;; 今ある技術の中では精一杯だと思うんですけど、これは作り手の腕というよりは、全体的な「CGという技術そのもの」の成熟度ですね。
それから、思ったのは小日向文世なんですけど、この人は演技上手いですねー。色んな演技できますね。しかも自然に。僕の勝手な憶測なんですけど、茶川の小説読んだ後、甘いとか言ってボロクソ言ってましたが、それは彼の「負けちゃいけない」っていう意識から出た言葉であって、本心ではないと思います。ここで茶川の力量を認めてしまったら、淳之介を手放すことになってしまいますから。やはり生みの親として淳之介を愛してるから、そういう行動に出たのでしょう。だって、小日向文世、そういう表情してたんだもん。
で、これも楽しみにしていたんですけど、BUMP OF CHICKEN が主題歌を担当してるんですねー。でも、最初聴いた時、そんなでもないかなー、と思ったんですけど、結構サビのところを口ずさんでいたりして、何回か聴いてるうちにジワジワ良さがわかる、そんな曲なのかなーって思います。