ワタクシは和菓子が好きです。そしてまた日本茶が好きです。しかし、世間はコーヒーを出す喫茶店はあっても日本茶を出すような心意気のある喫茶店はほとんどないという世知辛さ。おいおいここはどこの国だ。珈琲紅茶もいいけどよ、日本人(にっぽんじん)なら日本茶じゃねーのかオイ! そんな不満を常日頃持っているワタクシですが、あるとこにはあるもんですね。神田はいい町だな~おい。竹むらという素晴らしい甘味処があるのですよ。
昭和五年創業という歴史のある店なのですが、何がいいってまず建物。素晴らしいね! 「千ちひ 」を彷彿とさせる外観! 素晴らしいじゃないですか、今こういう建築は出来ないんじゃないですかね。なんか変な西洋風の建築ばっかです。リメンバー日本! たまに日本風な建築があっても「洋風を意識して、ちょっとお洒落にしてみました」っていう風なものだったりしますからね。竹を植えりゃいいってもんじゃねーぞコノヤロー! そう言いたくなるようなものが多い中、この建物はしっかりと地に足がついた日本の木造家屋です。何でも都の重要文化財にも指定されてるとか(詳しくは知りませんが)。
で、この竹むら、雑誌で見て知って、行きたい行きたいと思っていたんですけど、先日、遂に行って参りました! 先ずはやはりその外観を見て堪能し、いざ店内へ。店の人にお座敷席へ案内されて、早速お茶が出されます。見ると、薄桃色のお湯には櫻が! 何とも風流じゃござんせんか。そして僕は黒砂糖のお汁粉を頼んだのですが、これがまた美味い! 絶品! 餅がね、すんげー柔らかくて歯ごたえがすごくいいの。黒砂糖の味も利いててホント、美味い! 内装もやっぱり良くて、古き良き昭和を感じましたね。お汁粉食って、お茶飲んで、建物堪能して、ホントに素晴らしいお店でした。この時は一階のお座敷だったけど、二階にも席はあるみたいなんですよ。だから、この次は是非二階に行きたいですね。
こういう老舗のお店にありがちな敷居の高い感じもないし、ここはマジお勧め。