坂本真綾 新作「30minutes night flight 」を買って聴いてみたんですが、いい!これ、結構いい! ぶっちゃけ中には「どうだろう?」という曲もあるが、かなり気に入った曲もあったので、すごくいい! 「菅野よう子 と比べちゃうとどうもなー」とか言ってる人は聴く必要なし! 人との比較で良し悪し決めるんじゃなくて、自分の耳で聴いて判断して欲しいですね。いい曲はいい曲だっ!
で、何がいいかって、先ず、タイトルがいい! 「三十分の夜間飛行」って、いいじゃないですか! それから「僕たちが恋をする理由」っていう曲がすごく良かった。曲もいいけど、詞がいいね。これは坂本真綾の作詞なんだけど、すごく良かったですねー。塩谷哲 はいいピアノ弾きますね。ちなみにアルバム全体では椎名林檎 のプロデューサーの亀田誠治 が一曲ベースで参加してます。
それからやっぱり「ユニバース」ですね。この曲は凝ってますねぇ。映画のサントラみたいです。生オケ使ってますね。この曲はプラネタリウムの企画のために書き下ろしたそうです。アルバム全体も多分そんな感じのコンセプトで作られているみたいです。と、いうわけで以前買った雑誌の付録のプラネタリウムを見ながら、俺の部屋でアルバム聴いてみました。いい! これはなかなかハマりますねー。やっぱり特に今挙げた二曲はハマる。
ところで、鈴木祥子 はいい曲書きますねー。鈴木祥子と坂本真綾のコラボというのもなかなかいいと思います。あと、アルバム全体では森俊之 が大活躍です。彼のアレンジはなかなかいいですね。ポップもロックもいけるし、スコアも書ける。流石です。
それで、坂本真綾のボーカルなんですけど、素晴らしいですね。ホント、感動的な歌を歌うなぁと。ちょっと、今回思ったんですけど、彼女は歌う、というよりは演技をしているのに近いような気がします。元々の声の綺麗さは一級品だし、最近は歌そのものも上手くなった。でも、元々彼女は声優なわけで、しかも、子役の頃からやっているので、若くしてかなりのベテランらしい。多分演技力も確かなものがあるだろうと。だから、歌詞の世界の主役になって演じられるのではないかと。その演技力が本業の歌手の人たちに比べて半端ない、ということなのかもしれません。で、また多くの場合、俳優が歌手やったりすると、声は鍛えてあるから基本的にはうまいんだけど、「何か違う」ということがほとんどだと思う。でも、坂本真綾の場合はちゃんと「歌手」になってる。そこが彼女のすごいとこだと思います。そこらへんは16歳の頃から天才・菅野よう子と一緒に曲作ってたからかなぁ。でも、菅野よう子も才能があると思ったからこそ歌わせたんだと思うから、やっぱり元々の資質がすごいのかな?